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乃木希典が妻を晩餐会に同伴させなかった理由は?
先日「海は甦る」という山本権兵衛が主人公のドラマを見たのですが、ドラマの中で権兵衛が「妻を晩餐会に連れて行かないのはワシと乃木さんだけ」と言っていました。 権兵衛が妻を同伴させなかった理由は妻が嫌がっていたからというのは判るのですが、乃木の場合はどういう理由からなのでしょうか?
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- eroero4649
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伝え聞くエピソードは、感情を表にすることがない静かな性格のものばかりですから、人見知りで最近の言葉でいうならコミュ障タイプだったように思います。そういう人って飲み会とか絶対来ないでしょ? 乃木将軍の奥さんが書いた本というのがありまして、それが大正時代から戦前にかけて若い女性への啓蒙の書とされたのですが、その内容はひたすらに「夫に従え。夫に逆らうな。女は意見をいうな」というものですからね。閨房のことについて書かれた部分もあるのですが、それによると「女はただ夫がすることを受け入れ、男にしがみつくとか声をあげるなんて、芸者じゃねえんだからそんなはしたないことはしてはいけない」と、マグロの勧めをしているほどです。わたしゃそんな女は嫌だ・笑。
- hue2011
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当然嫌がっていたからでしょう。 そもそも晩餐会なんていうモノ自体もそうですけど、そこに夫人を同伴させるというのは西欧の社交界の習慣であり、日本の習慣ではありません。 外国がそうだから自分も連れて歩かねば、とおもった明治の元勲たちはこれだと困るんです。 だから、客が相手でも引かない、きっちりしたことができる訓練を受けているもの、つまり芸者なんかを正妻に迎えたのです。 芸者であれば鹿鳴館でダンスを踊れといっても大丈夫です。 しかし、全員が芸者に正妻をもちかけて成功するかどうかわかりませんし、そもそも芸者遊びなんかしない人間は、その発想もわきません。 あの乃木大将の風貌およびやった行動をみたらとてつもない堅物だというのがわかりますでしょう。 だから芸者の妻ではなかったのです。
お礼
ご回答ありがとうございました。
補足
「坂の上の雲」を読んでいるので、乃木の病的な形式主義、石部金吉ぶりは承知しています。 乃木の妻は芸者上がりではなかったのですね。 ただ、形式を重んじるからこそ西洋の形式に則った「夫人同伴」をする、と逆にも考えられますが・・・
お礼
ご回答ありがとうございました。
補足
乃木の妻の本が封建主義の時代の女のたしなみの書として受け入れられたというのは判るのですが・・・