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耐静電気性を向上させる方法
- 製品に約20KVの静電気を加えるとリセットしてしまう問題があります。耐静電気性を向上させるためには、基板の改善が必要です。
- 静電気によるリセット現象を防ぐためには、基板の設計や素材の選定が重要です。
- また、静電気を帯びる可能性のある部品や配線の配置にも注意が必要です。
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気中放電試験ということですので、直接基板が組まれている機器に静電気を印加するのではなく、近接する部位への放電になると思います。ノイズの伝搬経路を考えると、?電波として空中を伝わる。?放電を受けたものから、例えばGNDラインを通って伝播する。という事になります。 ??両方にいえますが、本当にリセット信号が入ってリセットしてしまうのであれば、リセットラインに入る静電気によるノイズの周波数成分をオシロ等で観測し、その周波数に見合ったコンデンサーを入れる(リセットラインにオシロのプローブをつけた時点で、プローブの容量によっては静電気の影響を受けなくなる事もありますので、プローブの選定には気をつけてください。逆に言うと、プローブの容量で改善される場合は、コンデンサーによる対策が有効な証拠です。) ?の空中を伝わった物の影響を受ける場合 ・GNDパターンの強化 ・基板に電磁波が届かないようにシールドを設ける。 (基板を覆うように導電性シートで囲うとか、筐体裏側に導電性加工をするとか) ?の場合、一般的にはGNDパターンの強化と対フレームに対して1点アース化(基板GNDとFGの接続部を1箇所だけにして1点アースにする。)等ありますが、以前行った方法で意外と効果があったのが、「アースラインに抵抗を設ける」です。 一般論ではアースへのインピーダンスは極力小さくして、静電気や他のノイズを速やかに逃がすというのが静電気やノイズに対する対策になると思いますが、抵抗分で、エネルギーを消費させてしまいましょうという発想です。 人体に溜まった静電気で考えると、どこか金属部分に触れた時に「パチ!!」と放電して痛い思いをする事があると思いますが、除電用のキーホルダー等を使用すると静電気を放電しても別に「パチ!!」というショックは来ないと思います。除電用のキーホルダー等は抵抗やそれに変わるエネルギーを消費できる物を組み込んで、放電のエネルギーを消費させてしまっているので人体にショックが来ません。これと同じ発想で、一点アースにしたFGラインに1MΩ程度の抵抗を直列に入れたところ、GNDを通してくる静電気ノイズの影響が少なくなったことがありました。その時の機器では、気中放電試験だけではなく、直接放電の時にも効果がありました。環境によって異なるとは思いますが、対策事例紹介まで
基板がむき出しになっている事はないでしょうから 避雷針から大地へ真っ直ぐ雷を逃がすように 製品への静電気も 受ける場所から何処にも寄り道せずに アースまで逃がしてやる事が基本です。 その際、基板のアースや電源のアース、ノイズフィルター等から 回り込む回路が出来ないように一点アースにする。 扉やケース等のヒンジ部やねじ止め部が 電気的に繋がっている構造か確認する事も必要です。 また、ノイズ対策との兼ね合いもありますが静電気に弱い 或いは、通り道になる装置のアースを浮かす事も検討する 必要もあります。 基板対策ではない回答をしたことに後で気がつきました。 申し訳ないです。
お礼
ご回答有難うございました。
大別すると 1.静電気が飛んでこないような構造、距離をとる。 2.飛んできたものは回路に影響を与えないように逃がす。 ということになります。 2について具体的に言うとコンデンサでGNDに逃がすなどの手法を取ります。 リセットがかかるのであればそのラインを強化します。(インピーダンスが低くなるように)
お礼
ご回答有難うございました。
お礼
早速アースラインに抵抗を加えてみます。貴重な対策事例の紹介有難うございました。