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単純寸法でのすきまばめについて
- 単純なすきまばめにおいて、JISで規定されている一般的なはめあいと丸めた単純な値の設計図面があります。
- 二つの差は、精度の違いとして考えるべきであり、使用目的に合わせて使い分けることが重要です。
- アドバイスにより、適切な設計図面の選択ができます。
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簡単に云えば誤差範囲、誤差率での使い分けです。 “丸めた…値”は、どこかで四捨五入します。 例が少し異なりますが、1000の解をどの桁で四捨五入するかで、以下のようになります。 3桁目を四捨五入し解が1000の場合は、500以上1500未満となり約±50%の誤差 2桁目を四捨五入し解が1000の場合は、950以上1050未満となり約±5%の誤差 1桁目を四捨五入し解が1000の場合は、995以上1005未満となり約±0.5%の誤差 小数点第1位を四捨五入し解が1000の場合、999.5以上1000.5未満となり約±0.05%の誤差 小数点第2位を四捨五入し解が1000.0の場合、999.95以上1000.05未満となり約±0.005%誤差 小数点第3位を四捨五入し解が1000.00の場合、999.995以上1000.005未満となり約±0.005%誤差 ・ ・ ・ (あえて、小数点第*位を四捨五入も記述しました) で、一般的に誤差は1%未満とするので、3桁記述とします。 その関連で、はめあい公差はμ台(1/1000mm)での記述としているのだろうと考えます。 (測定機器の絡みもありますが、この質問には関係がないので除外します) さて、使い分けは前述記述の誤差があっても機能上問題がないと判断した場合にします。 例えば、穴:+0.1/0 軸:-0.1/-0.2 なら 穴径=軸径であれば、単純に考えますと、 穴は +0.15未満 ~ -0.05以上 軸は -0.05未満 ~ -0.15以上 まで許され、穴の最小と軸の最大では隙間が殆どなく、潤滑油での高速回転であれば 焼く付きの原因になりますので、穴:+0.084/0 軸:-0.120/-0.207 の記入方法で 公差を入れます。 蛇足ですが、ゆとり教育にて円周率であるπの値を3.14から3に変更しました。 これにより、同じ円で内接する正六角形の外周計算方法と結果的に同じになります。 これは、さすがに拙いでしょう。 そのように、不都合にならない使用方法(使い分け)をしています。 経験上や論理的にです。 > その関連で、はめあい公差はμ台(1/1000mm)での記述としているのだろうと考えます は、バックボーン的な内容で、 * 基準寸法の大きさに対しての比率 と * 測定機器からの限界寸法値 にて制限が加わっていると聞き覚えています。 それに、ことわった内容記述をしてもいますし。
φ60H7/h7 +0.030_0/0_-0.03 で最大隙間0.06となる これが仰るような公差では、0.3~0.1という隙間になってしまう まぁ一般的な伝道軸ならば、話にならないくらいガタガタでしょう つまり+0.1/0と-0.1/-0.2のような公差は「はめ合い公差」では無く 常用公差と呼び、かなりラフなどうでも良い部品にしか使わない 私などは、ラフなスペーサーとかカラーくらいには稀に使います ×伝道軸→×伝導軸→◎伝動軸 JISB0903;円筒軸端・・・おまけ。軸端の参考面取りがあるのですが、 まぁ参考だがφ28~φ100までの、かなり広い範囲でC1っとなっているのですね
はめあいの公差は基準数列に基づいて論理的に決められています。したがって その組み合わせの経験値も多いので、はめあいのJIS規格に基づいて設定する のが、無難な選定だと思います。私ははめ合いの程度に対し、ラフな要求で よいと考えられるときのみ、少数以下1桁の公差寸法に選びます。
はめあいで決められた公差が必要か否かだけです。格好良さもあるかも はめあいも 穴:+0.1/0 → φ10 H11 → +0.09/0 公差値算出は寸法によらず公差域(H)と公差等級(11)で決まるから便利な面がある。JISでもこのような甘い公差をはめあいで規定する例も多いです。 桁の大小は問題にならないでしょう。少し覚えにくいだけ 設計者の考え方次第だから、こんな使い方はダメとかは無いはず。 逆の厳しいほうでも、はめあい公差を適用してない例があります(上二つはJIS規格) 金型用ダウエルピンには3種類 m6タイプ φ2 +0.008/+0.002 φ20 +0.021/+0.008 径によらず公差一定タイプ +0.010/+0.005 同 ミスミ高精度タイプ +0.002/0 モノが先で規格が後追いしたと推測。 それに 常用するはめあい公差 小さい方では ~3以下、3を越え6以下 と区分が広すぎて使いにくい問題もあります。 >回答(5) >一般的に誤差は1%未満とするので、3桁記述とします。 その関連で、はめあい公差はμ台(1/1000mm)での記述としているのだろうと考えます JISB0401-1 寸法公差及びはめあいの方式―第1部:公差,寸法差及びはめあいの基礎 が規格。考え方も詳しく書かれているが、そんな記述はありません。 常用するはめあい公差 と名付けられた表はたんに省略しているだけ。 上記規格中の表には、公差等級1 - 0~3? → 公差値0.8μ とかが存在する。 判りやすく書くとしても誤解、間違いはよくない。
まず、根本的に0.1と0.10の違いを理解してますか? 0.1は0.95~0.14までを範囲と捉えることが出来ますが、 0.10は0.995~0.104までが範囲になるのです。 表示されていないもう1つ下の桁の四捨五入で求められる精度に大きな違いが出ますね。 つまり、より厳しい精度を要求するしないで使い分けることが出来ます。 圧力などがかかる場合はこの違いは非常に大きくなりますよ。 πを3.14と捉えるか3と捉えるかにも似ていますね。
お礼
なるほど・・・・! 確かに仰る通りそのような違いがありますね。 これまでは単にそこまで必要がない物であっただけで、 精密機器や産業機器など一歩進んだところでは大きな違いになるようですね。 有難う御座いました!
お礼
ご回答有難う御座います。 確かに、細かな値よりも公差域と公差等級で考えると、とても楽な感じがします。 精度がゆるい場合が多いので、あまり使いませんでしたが、 少し勉強してみようと思います。 有難う御座いました。