アルミ溶接のシールドガスの理由と添加物の影響について

2009/01/28 13:47

このQ&Aのポイント

アルミ溶接におけるシールドガスは一般的にアルゴン１００％が使われます。その理由として、アルゴンは非反応性であり、アルミニウムに影響を与えることなく溶接が行えるからです。
一方、酸素や二酸化炭素を数％添加すると、溶接プロセスが大きく変化します。酸素の添加により、アルミニウムと酸素が反応し酸化被膜が生成されます。これにより溶接金属の強度が低下する可能性があります。
また、二酸化炭素の添加により、溶接プロセスが安定しやすくなりますが、酸化被膜が生成されるため、溶接金属の強度が低下する可能性があります。そのため、アルミ溶接ではアルゴン１００％のシールドガスが主に使用されます。

noname#230358

溶接・組立技術
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noname#230359

2009/01/29 12:00 回答No.1

使用する溶接機（溶接方法）で、シールドガスは変わります。とりあえず経験上から言わせてもらいます。アルゴン等の不活性ガス１００％ならば、熱によるアルミの劣化を防ぐ事ができます。ただし、気泡が内部に残る場合があります。酸素が入ると、アルミがガラス化します。溶融部分のアルミは硬化します。酸化反応によりアルミは溶け易くなり、気泡は残りにくいです。二酸化炭素は試した事がありませんが、特に変化があるとは思えません。