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部品加工と金型加工の違い
- 部品加工と金型加工は異なる加工方法であり、それぞれに特徴があります。部品加工では機械の設定や図面、手順などが重要であり、毎回異なる部品に対応する必要があります。一方、金型加工はミクロン単位の精度が求められる作業であり、形状加工機によって行われます。
- 質問の背景には、製品の加工精度に関して問題が発生したことがあります。製品の上面についている溝の加工精度が周囲と平行ではなかったため、問題が生じました。製品は金型加工機ではなく、部品加工機で加工されたことが判明しています。
- また、金型加工と部品加工の違いについては、話を聞いた中途採用の職人の例でも分かります。金型加工では繰り返しの作業が多く、図面を見れば作業内容がわかる一方、部品加工では毎回異なる部品に対応する必要があり、段取りや加工手順などが難しいと感じていました。金型加工には高度な技術と経験が求められる一方、部品加工には異なる課題が存在します。
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私なりの回答ですが、 はっきりと言えることは違いはありません。 というか、金型をばらすと部品になります。他の方も書かれていますが、部品加工も金型の加工も必要とされる精度や面粗さを満たすように作っているだけです。 実は、以前勤めていた会社で金型の組み立てをやってました。 その前の会社では機械組み立てをやってました。 どちらの会社も量産品より一品物(または、それに近い物)でした。 組み立てに関して言えば、機械組み立ては、毎回、図面とニラメッコしながらどの部品がどこに付くか、どのような手順で組んでいくか。と言うことに苦労していました。(一般的な内容なのでこの程度の話はご存知だと思います。) 金型の組み立ては、とは言っても私の場合、樹脂フィルムの抜き型(異形状のパンチ、ダイでの抜き)なのでチョット特殊な部類なんですが基本的には他の方の金型と同じだと思います。 金型の組み立ては他の方が書かれている通り、型の内容が変わっても、本体部分はほとんど共通の構造で組み立ての手順などは直ぐに覚えられました。 金型で苦労したのはやっぱり精度を出すことでした。(基本的にパンチとダイのクリアランスは0~3μ程度でした。社内加工だったので、エ~!?って顔をよくされました。笑) ただ、クリアランスはこの位の精度を必要としたのですが、製品を切断する形状(異形状部分)からの寸法公差は物差しで計測、または、原寸図面との目視程度なんです。 クリアランスに関しては、型の内部のしかも曲線部分なので直接は計測できないので、はっきり言ってカンに頼った仕事でした。(最終的には製品(型で抜いた物)がちゃんと切れているか(抜けいるか)が判断基準でした。 機械組み立ての時には部品の加工もやっていましたが、その時は、寸法に関しては全て図面に書かれていてその通り作る事が必要でしたが、金型の加工に付いては必要な部分の精度は0μの精度を要求していましたが、それ以外の部分に関しては図面指示から外れていてもOKな部分もありました。(1~2ミリ位OKな部分もありました。) 以上、ご参考にして頂ければと思い、私の経験を書かせていただきました。
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回答 2)です 金型加工機と一般機の違いについて一言 Xストロークの違い 金型 Xストロークが短い(オーバーハング小) 部品 Xストロークが長い(オーバーハング大) 制御装置(OP)の違い 金型 微小分割・先行制御・DNC が付く場合が多い 部品 仕事によってまちまち、メモリー運転が主 その他 金型 長時間の加工が多く熱対策やスケールの取付が多く 主軸も高速型が多い 部品 仕事によってまちまち ふた昔前は 牧野のフライス・MC は金型用の機械と言われていました。 最近は部品加工にも力を入れていますが。 V-33 のカタログも金型用と部品加工用が存在します。 ※単に仕様・オプションの違いですが。
お礼
ありがとうございます。 部品加工用といっても、スケールフィードバックや熱対策は必須だと思っていました。
職人の共通技能は多いのですが金型、部品加工ともどちらか一方を身に付けたからといっても両方を完全には出来ません。普通の品物加工に問題が起こるなら職人の経験不足という事です。 職場を変えるなら2~3年の修行が必要と思います。 金型は限りなく交差ゼロを目指す事が多いですが部品加工は交差範囲にいかに労力を少なくして到達するかです。金型材と違い部品材は変形しやすく柔らかい材も有るし難加工材も有ります。部品加工は精度だけではないです。 工作機械の精度が上がってきたので違いは少なくなって来ましたが。 五面、多面加工機は品物精度向上を保障するものでは有りませんよね。 平面なら平面研磨に劣るのが例です。
お礼
2~3年の修行ですか、難しいです。 採用する年代に制限がいりますねえ。 >五面、多面加工機は品物精度向上を保障するものでは有りませんよね ある程度の加工精度が出ないのであれば、工作機械じゃないような気がしますが。 ありがとうございました。
>>で、「金型加工ってそんな簡単なん?」と 追記です 基本的に金型の構造は、閉じています 金型の最終形状を見ればわかりますが最終的に四角です そして、そこには 上型 下型 があり スライドが合ったりしますが 基本構造は単純です 難しいのは モールドなら 割り面 プレスなら その抜き方 曲げ方の 工程です だから、図面がなかったり・一子相伝だったり・中国辺りに盗まれたりするんでしょう >>「金型はある程度、同じ作業の繰り返し。図面を見るとやることがわかるが、部品は毎回違うものなので分からない」 基本的な構造はいつも同じなので、何十年やってみても っで、こうゆう回答が来るんですね
お礼
ありがとうございました
回答(3)です。 「金型加工機?」 なんでしょうか?私も分かりません。NCやMCのことを言っているのでしょうか。 「金型はある程度、同じ作業の繰り返し。 図面を見るとやることがわかるが、部品は毎回違うものなので分からない」 これはその会社によって違います。 その中途採用した人が元いた会社はそこそこ大きい会社と思います。 会社が大きくなれば仕事は分担制になります。 つまり金型屋といえど単純作業の繰り返しという人も出てくると思います。 現在の金型加工はある程度はCADとMC、NCが綺麗にしてくれます。 ただし、最低限の知識は必要です。(部品加工とあまり変わらない) ですが、問題は設計です。 最終的に金型は製品を作るための道具です。 部品のようにそのものが必要ではありません。 部品の場合、その部品自身の精度が問われます。 金型の場合は金型全体が問われます。 どういうことかというと、金型の場合は極端の話、部品の精度は適当でいいです。(ガイド、ピアスは精度が必要です。) ですが、問題はその後にあってあまりに適当に作ると後でものすごい時間がかかります。 ウチでもよく古い金型をメンテしますが、よそで作られたそれも古い金型はびっくりするぐらい精度が悪いです。(ウチのやり方と比べると考え方が180度違います) でも、それでも生産は出来ます。(製品は出来ます) 長くなってきましたのでこの辺で終ろうと思いますが。最後に一言。 ウチでは金型屋にはすごい技術やウデが必要とは思いません。 最後は経験と予測(作る前にシュミレーションが出来る頭)でなんとかなります。 技術とか言っていっている型屋はおそらく現状に満足していて、進化せずに頑固になっているでしょうね。 (お話にならない) 後、金型屋には多くの違う機械が必要です。 こんなものでしょうか。 参考になれば幸いです。
お礼
「金型加工機」ですが、メーカー各社には門型MCで 「形状加工機」とか「金型仕様」とされているものがあり、 営業に問い合わせると、金型加工に特化した仕様の機械という回答でした。 (私も、何がどう違うのかよく分かりません) 最後は本人の姿勢ということですね。 ありがとうございました。
こんにちは。 プレスの金型を作っています。 部品加工と金型製作の違いですが、 皆さんが言っている事も確かだと思います。 僕が一番の違いと思う事は・・・ 部品加工は部品を作ればそこで終了。 組み付け等は他の会社でする等。 金型は部品作りで終了ではなく、プレスして製品が出来て、 何万個とトラブル無く効率的にプレス加工出来る様に作ってあるのが 当たり前の金型として流通していると思います。 その間に(金型完成)難しい製品形状や難条件の製品等色々と工夫、改良して、 苦労する事も多々あるので変にプライドが高い方も居ると思います。 大きな金型会社ですとこの人はMC専門、 ある人はワイヤーカット専門、またある人は組み付け専門、 と言った様に各々決められた仕事をしている所も有りますが・・ 僕の所の様な零細企業は全て自分でやらなくてはならない為 苦労する事も多いです(T_T) でも、苦労して綺麗な製品が出来た時にはうれしいもんです。 たまに部品加工も手伝いますが、僕は慣れてないって事もありますが 部品加工の方が気を使いますね。 部品加工はその加工した製品が評価される訳ですから。 精度はもちろん、外見のキズやエンドミルのカットマーク等も気を使います。 要は金型屋でも部品加工屋さんでも慣れている事をしているので 各自簡単に思っているのでは・・? 参考になれば幸いです。
お礼
ありがとうございました。 「慣れ」 なんですね。
前の人も言われているように、金型もバラしてしまえば 一つの部品になるわけですから部品加工と金型加工というのは ちょっと分かりずらいですね 製品の部品加工と金型の部品加工というふうに考えてみます 結局はみなさんおっしゃっているように、形状によっては 差をつけられない場合もあると思いますが ウチでやっている加工内容で非常に大雑把ですが考えてみますと、 一般的に金型部品の場合は、基準がしっかりしていて基準からの 精度の要求が高い場合が多いと思います 精度というのが一つのキーワードではないでしょうか? ただ、基準からの精度が重要ということは、ある意味 段取りやクランプは比較的簡単な場合が多いですね また、材料の種類も製品の部品加工ほど多くないと思います どちらかと言うと焼き入れ材など硬いものを削る方が多いですね 一方、製品の部品加工の場合は製品その物を作りだします 金型も製品を作り出す道具だと考えると、製品の部品加工のほうが 金型よりも精度は緩い場合が多いと思います ただ、無垢から全面を削り出したり、鋳造などの後加工など、 きちんとした基準がない場合が多く、段どりや治具やクランプ方法が ノウハウになる場合が多いように思います また材料も、金型にはあまり使われない、チタンやインコネル、SUSなどなど 難削材の加工技術も必要になってくるでしょうね 余談ですが最近、5軸機がかなり騒がれるよになってきましたが 製品の部品加工分野のほうが多軸での加工が進んでいるのは そのような背景も考えられるのではないでしょうか
お礼
ありがとうございます。 どちらも変りはないと言うことですね。
部品加工もいろいろ有りますからなんとも言えませんが 金型屋は、 ・へんにプライドが高い ・一子相伝 ← 北斗じゃないんだから ・図面が存在しない場合もある 特に縄張り意識が高いです 部品屋は千差万別です 公差が粗いところもあれば 細かいところも有ります 金型屋は、はっきり要って付き合いにくいですよ
お礼
ありがとうございます。 金型屋さんは確かに、言い出せばけんかになりそうなプライドをお持ちの方もいらっしゃいますね。 「俺は、1/1000の仕事をしてるんやー。」 と、 「まあ、皆さん必要に応じてやってるんやけど。(内心)」
自動車で例を上げるならば、 車一台を作り上げるところが金型屋。 改造部品(交換部品、HKSとかオリジナル製品を作るショップ)を作るところが加工屋。 こんな感じでしょうか。 どういいったことで、何を聞いているのでしょうか? もう少し質問を絞ってください。
お礼
ありがとうございます、詳細を追記しました。
大雑把な答えです。 金型 →ほぼ単品の加工の場合が多い。 部品加工→繰返しの加工が多い ※部品加工でも単品加工(試作を含む)の場合もありますし、 金型でも数物もあります。 ※精度も部品加工で1ミクロンの加工もあります。 金型でも千差万別です。もう少し的を絞った御質問を御願いします。
お礼
早速、ありがとうございます。 経緯を追記しました。
質問に至った状況、動機を出来るだけ具体的に書いていただいた方がよいです。 金型といっても、千差万別です。数ミクロン以下の公差でないとダメなものから、製品の一般公差のコンマ数mmまて許されるものもあります。とても金型の一言では括れません。
お礼
早速、有難うございます。 追記しました。
お礼
ありがとうございます。 これが聞きたかったんです。 同じように図面見て、必要とされるものを作っていると思っていたのですが、 どうも違うような現象が発生していたので、質問しました。 ありがとうございます。 よく 「1ミクロンの仕事」 と聞きますが、こういうことなのですね。 (正直、どうやって計測しているのと、思っていました。) 我々のやっている 「嵌め合」や「ねじれ」 のレベルと同じことが分かりました。