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溶接前に加工することを表す「表面粗さ記号」について
- 溶接前にキリ穴加工や面切削を行う場合の図面指示について説明します。
- 溶接前加工と溶接後の加工を一つの図面に書く手順について説明します。
- 形状が複雑で加工個所が多い場合、表面粗さ記号で加工を表現することができます。
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前出のように加工工程図で指示される方法が良いと思いますが、製作図で指示 する場合は注記することになるでしょう。ただし、溶接前加工の場合、溶接ひ ずみで加工時の精度が確保できなくなりますから、外注業者との事前協議が 必要です。加工時の表面粗さは表面性状で示します。表面性状に関しては JISがかなり大幅に変更されていますので、要注意です。
小生も、回答(1)さんの内容で図面指示をしています。 >> そのまま注記に溶接前加工可とかいておく >> ただスパッタの取り扱いをどうするかは決めておくこと に関しては、小生は“表面粗さ記号”や“公差”は、そのまま記入する解釈です。 そして、“溶接前加工可”は、溶接前の加工も可との内容です。 実際に、加工屋さんはコストを意識しているために、設計部署に確認しながら加工工程を 考えて対応しています。 LMガイドのレール取り付け部分の▽▽に関しては、只動けば良い仕様の場合は、▽▽で加工 したフラットバーを角パイプフレーム等に溶接してから、レール取り付けねじ加工や平行目安 ピン穴加工をしたりしています。 加工屋さんの経験や持っている設備によっても変わるので、“溶接前加工可”にて図面指示し 各社に見積を取るのがベターと考えます。 そして、その情報が入るようにして、貴殿の経験値やノウハウとすればよいと考えます。
お礼
御回答いただきありがとうございます。 >“表面粗さ記号”や“公差”は、そのまま記入する解釈です。 溶接前加工を指示する表面粗さ記号は無いと言うことですね。 >“溶接前加工可”は、溶接前の加工も可との内容です。 実際に、加工屋さんはコストを意識しているために、設計部署に確認しながら加工工程を考えて対応しています。 確認してくだされば私も助かるのですが・・・。 でも、溶接前加工可と書いて図面どおりの物が出来てこなければ、外注先の判断ミスとして処理できるので、外注先に一任するのが良さそうですね。 >加工屋さんの経験や持っている設備によっても変わるので、“溶接前加工可”にて図面指示し各社に見積を取るのがベターと考えます。 そして、その情報が入るようにして、貴殿の経験値やノウハウとすればよいと考えます。 ありがとうございます。 注記に「溶接前加工可」と指示していくようにしたいと思います。 弊社の分かりにくい図面を少しでも改善できたらと思います。
>溶接前加工と、溶接後の加工を一つの図面に書 <- かない。 略図でよいから加工工程図として分かち書きをする。 しかし、<手順>のようなモノなら、3)の公差を守るため、最後にするのが加工の常識であり指示が必須とは思えません。 1)、2)を逆にするのは問題ないはず(加工難易度の増減は一任になる)。 回答(1)にある<スパッタの取り扱い>は面粗さだけでは表現しにくく、 此処は可不可、または限度を示す文章追記は必要かと。 図面は特に指示しない限り、工程順を問わない完成図です。 要求する公差、性状が書かれておれば必要充分だが、記号だけでは書ききれない場合もあり、その時は加工順を書くことも勿論差し支えない。 >下手に溶接前と溶接後に分けると、外注先もやりずらいのかもしれません まったくその通りです。 溶接後の加工と決めつけた精度穴も、この公差なら溶接前でも出来る自信をもってるプロがいたりして、、、、 寸法、外見で判るものは文章指示を使いすぎないのが良いと思います。 昔はよく書いた旋盤品の『ココからココまで同芯加工』という文章は幾何公差を省けるが、海外生産を前提にすると検査項目としなければならず、寧ろ幾何公差をキッチリ書くのが良い図面となってます。
お礼
御回答いただきありがとうございます。 他社の図面を拝見したことが無いので気がつきませんでした。 加工工程図を出図されるのですね。 誤解を招きにくく、外注先にも説明しやすく、親切な図面ですね。 手順を逆にした方が、寸法精度もよくてありがたいのですが、 一任にすると、溶接後に加工とは図面に書いてないという外注先が出てきたり、段取り時間が多くなりコストが上がると加工担当者から言われます。 スパッタは全個所不可と指示は出ています。 面粗さの記号だけでは、色々と誤解を招き易いのかもしれません。 主に単品物を製作するのですが、工程順を問わない完成図を出図し、 一任で一社に外注するほうが、いい物が出来上がる気がしてきました。 下手に溶接前と溶接後に分けると、外注先もやりずらいのかもしれません。 ありがとうございました。 追記いただきありがとうございます。 >溶接後の加工と決めつけた精度穴も、この公差なら溶接前でも出来る自信をもってるプロがいたりして、、、、 溶接未経験の私が手順を考えて図面指示しないほうが、良いものが安く出来上がりそうですね。 外注先の腕にもよりますが・・・。 >昔はよく書いた旋盤品の『ココからココまで同芯加工』という文章は幾何公差を省けるが、海外生産を前提にすると検査項目としなければならず、寧ろ幾何公差をキッチリ書くのが良い図面となってます。 弊社は単品物が多く海外生産はいたしませんが、幾何公差は大切ですね。 必要なところは記入いたしますが、同芯度の記入がない場合、旋盤屋さんはどの程度の同芯で加工するか気になります。 社内加工でしたら暗黙の了解があるのですが、外注に加工依頼し入荷した部品の同芯度が悪くても、図面指示が入っていないと言われると不適合品にもできませんし、JISで規定されているのでしょうか?。「指示無き軸は±0.05?の同芯加工のこと。」など。 いろいろと悩むところです。
そのまま注記に溶接前加工可とかいておく ただスパッタの取り扱いをどうするかは決めておくこと
お礼
御回答いただきありがとうございます。 注記に記入されるということは、表面粗さ記号では表せないということでしょうか?。 質問の文章が不足しておりましたので追記いたしました。 お手数をおかけいたしまして申し訳ございませんが、 追記のような場合は、どのように図面指示されていますか?。
お礼
御回答いただきありがとうございます。 >ただし、溶接前加工の場合、溶接ひずみで加工時の精度が確保できなくなりますから、外注業者との事前協議が必要です。 そうなんです。この件で時々揉めるんです。溶接前加工と断言し指示しない方が、精度よく部品が出来上がる気がいたします。 >加工時の表面粗さは表面性状で示します。表面性状に関しては JISがかなり大幅に変更されていますので、要注意です。 参考資料を載せてくださりありがとうございます。 資料を見ましても、溶接前加工を表す記号は無いようですね。 他社の図面は拝見したことが無いのですが、どの程度まで図面に記載されているのでしょう?。弊社の表面粗さを表す指示は手抜きのような気がしています。