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窒化後のハードクロムめっき処理について
- 窒化後のハードクロムめっきの効果について
- 窒化後のハードクロムめっきの意味の有無
- 窒化後のハードクロムめっきの重要性
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防錆・防食技術総覧(産業技術サービスセンター)からの引用抜粋です。 あまり関係ないのかもしれませんが、ご参考まで。 窒化は有効なCrと結合し、合金の耐食性を劣化させる。 又、含Al(アルミ)合金に対しAlNをAl濃度を減らすため、 極めて耐酸性を劣化させる。 有効な防止策として、Ni,Siが有効である。 汎用ステンレス鋼ではSUS310Sが窒化に強く、それでも不足の場合は NCF600(Incone1600,15Cr-72Ni)を使用する。 NCF601(incone1601,23Cr-60Ni-1.5Al) などのNi基超合金も還元性雰囲気では粒界からAlNが析出し 粒界割れを起こしたり、耐酸性の劣化が起こるので注意が必要である。
基本的に窒化層の上にはクロムめっきの密着は得られにくいです。 現場的には、前処理(逆電)で窒化層を溶解させてクロムめっきします。 窒化層の深さはどれくらいかわからないですが、前処理で除去されるために意味がないといわれているのではないでしょうか?
私はハードクロームを表面硬化に使いました カッターの刃先とかに 窒化した上には、表面硬化のためには意味がないと 言っているのでしょう ただカッターの刃先に防錆材が使えないときに防錆にハードクロームを使ったことがあります 昔の経験ですので ご参考まで
どんな目的で、窒化+ハードクロムメッキを施したのかが分かりませんが、むしろメッキ層の定着(密着強度)を強めるには窒化などの表面硬化処理を施した方が有効だと思っています。これは母材の弾性変形にメッキが追従できない場合に剥離しやすい為、下地硬度を上げるのが有効だと言う理屈によるものです。窒化もメッキも表面の硬度を上げることが目的だと解釈した場合、両方施すのは無駄だという考えから「意味がない」と考えられたのではないでしょうか?
お礼
早々の御回答ありがとうございます。 今回は表面硬度をあげることが目的でした。 母材の弾性変形はすくないと考えられるので ハードクロムメッキのみの処理にしたいと思います。