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ハードクロムめっきについて
- ハードクロムめっきを施したSUS316L部品から緑色の汚れが付着
- 部品を長時間超音波洗浄機にかけた結果、クロムが溶け出して緑色の汚れが生じる可能性
- クロム鍍金をした部品の注意事項についても教えて欲しい
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超音波などでクロムが溶け出すかどうかは解かりませんが、 お聞きしたいことがあります。 ? その部品は最近ハードクロムを加工しましたか? ? ハードクロム面をバフ研磨していますか? 上記2点に合致するようであれば、バフ研磨時の研磨砥粒(これが緑色です)がメッキ表面のクラックに入り込んでいた可能性があります。 事前に超音波で洗浄されているのに・・。という不可解な点もありますが・・。
クロムめっきは基本的に素材まで貫通するクラックが多いものです。SUS材とクロムめっき皮膜とどちらが卑になるかは即答できかねますが、おそらくSUS材だと思います。 緑色の汚れからクロムが出た(検出された)とのことですが、eijiさんの言うとおりニッケルは同時検出されていないのでしょうか? 通常の使用でSUSもクロムめっきも腐食するとは思えませんが、両者が電気的に接続していることで卑なSUS(おそらく)が溶出したものと思います。 水しか使っていないとのことですが、塩素分には気をつけて下さい。SUSもクロムめっきも塩素の存在下では溶解しやすいです。
お礼
ご回答戴きありがとうございました。SEM/EDXのチャート上ではニッケルは全く検出されていません。クラックの有無はやはりミクロなものなのでしょうか?結晶性のものが取れてきていますが、分析業者の報告には恐らくCr2O3 ではないかとの事でした。 また何かお気づきの点がありましたらご教示下さい。
可能性でしか記載出来ないのでその点ご了承ください。 まず、超音波でクロムが溶け出す事はないと思います。可能性としては、 ?材料にピンホールがあり、その中に残存していたクロムが出てきた。 ?ピンホール事態は小さかったが長時間超音波を実施したために、ピンホールが大きくなり、残存していたクロムが出てきた。 緑色というところから、ニッケルの成分が関係しているかもしれません。 クロムめっきしたものにやってはいけないことは、酸性の環境化におかないこと(塩酸など)です。 以上、自身はありませんので、宜しくお願いします。
お礼
アドバイスありがとうございました。分析結果をよく見てみましたが、ニッケルは出ていません。分析手法はSEM/EDXです。 もしピンホールでしたらそれを見つけるには大きさ的には目視できる大きさなのでしょうか?それとも何らかの方法で拡大しなければ見えないのでしょうか? ちなみにこの緑の粒は大きいもので50μ程度でした。 また気づいたことなどございましたら、教えてください。
お礼
アドバイスありがとうございました。ハードクロム鍍金はかなり以前に行いました。その後何回も使用しています。バフ研磨は恐らく行っていないと思いますが、メーカーに確認してみます。