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熱処理による材質の硬さの変化とSPCC材の熱処理について
- SK材や炭素鋼の熱処理による硬さの変化の原因を教えてください。
- 材質によって硬さが変わる理由とは何でしょうか?
- SPCC材類は熱処理ができないのでしょうか?
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既に、回答は出ておりますが Q1:>SK材や炭素鋼には熱処理すると硬くなると聞きますが A1:変態点以上の加熱と急冷により組織変化が起こり硬化する 詳細は toshi さんの回答 Q2:>材質によって硬さが変わるのは何が原因ですか A2:硬さの変化を司るパラメータは炭素です 他の元素も影響を与えるが炭素が一番効果が大きい 詳細は プレス屋三代目 さんの回答 Q3:>SPCC材類には熱処理はできないのですか。 A3:熱処理が出来ないのではないのです、焼入れ硬化が出来ないのです 含有炭素量が低いからですSPCCで0.15%以下 SPCGでは0.02%以下です 炭素量と焼入れ硬度の近似式から、最高焼入れ硬さは SPCC → 約 35HRC SPCG → 約 31HRC と成ります 私の業界では焼入れ判定硬度は 45HRC以上と成っています この状態では焼入れとは言いません 熱処理は焼きいれだけではありませんので、焼きならし、焼なまし 等を含めて表現されるので、JISG0201,JISG3141を 通読されることをお勧めします 基本は nori さんの参考書です @@@@@
下記サイト熱処理技術講座やそこで紹介されている文献をご参照下さい。基本的には炭素量が硬さと関係します。例えば硬いダイヤモンドは、炭素から構成されていて、工業用ダイヤモンドは竹炭に高温・高圧を加えると出来ます。 SPCCが硬くならないのは炭素量が少ないからですが、浸炭処理を施すことによって表面硬化させることは出来ます。弊社でもSPCC+浸炭処理といった部品も扱ってます。
- 参考URL:
- http://www.tobu.or.jp/
材料の硬さは、ほとんど炭素量だけで決定されます。 従って、SPCCなどの様な低炭素鋼は焼入れしても(ほとんど)硬くなりま せん。 また、合金鋼の場合は合金元素の固溶や炭化物の形成など、その他、焼入れ 性など、複合的な要因もあります。 他にも参考になる所もありますが、下記URLを参考にしてみて下さい。
機械設計製図便覧 理工学社 この本が参考になると思います^^ 熱処理についてですが、焼き入れ、焼き戻し等の熱処理をする事によって 材質が少し変化します^^ マルテンサイト系・フェライト系等の材質に変化します^^