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ノックピンを使った機械の据え付けの理由は何ですか?
- 機械を据え付ける際には、据え付け穴だけでは正確な位置に固定することができません。
- そのため、ノックピンという道具を使用して正確に機械を据え付けます。
- ノックピンは、穴に差し込んで回転させることで位置を調整し、機械を固定する役割を果たします。
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ウチでは金型の設計製作をしています。 金型では位置を決めるのにノックピンは絶対不可欠です。 ウチでは金型のボルトの通し穴(バカ穴)はM12のボルトに対して、φ13.2であけます。 ということは片側0.6mmのガタがあるということです。 ボルトだけだと部品を一度はずすと今度組み立てる時、まず同じところにきません。 そのとき、活躍するのがノックピンです。 ノックピンの精度はかなりのものです。 ばらして組み立ててもほとんど同じ位置に簡単に組み立てられます。 (必ずノックピン先に入れてからボルトを締める。) ただし、ノックピンを入れる穴に関しては面精度が必要になってきますので適当に加工するものではありません。(加工の段取りが必要です。) 参考になれば幸いです。 車のホイール(タイヤ)を車に取り付ける際、角度つきナットで締め付けます。当然、ホイール側にもナットと同じ角度で加工してあります。 この場合、作業する際誰でも簡単に特別な工具なしで、芯が出るようになっています。ですが、これをしてもきっちりとした位置は出ません。 (制限速度で走れば、まったく問題はありませんが・・。) 話がそれましたが、M12のバカ穴で12.3mmのバカ穴は位置が確定する訳でもなく、おそらくネジを閉めてつけていくとなかなか閉め付けする際の力がある程度必要かと思います。(作業性が悪い) ちなみにノックピンを取り付けの際の位置ずれの交差はおそらく0.02以下(機械公差)です。 こんな感じでご理解いただけますか。 要は位置決めと取り付けを分けることにより、高精度が保持されると言うことです。
SHIRAISHIさんの二番煎じ・ですが・ 例えば、自動車のエンジンとミッションを組むときに、ボルトで取り付けますが、各ボルト穴は組み立て易い様に、公差±が大きめに取ってあります。 少しセンターがずれる可能性が起きます。 これを防ぐのに、正確な位置決め用ノックピンを使用します。ノックピンの先はテーパーになっていて簡単に位置決めし易くなっております。
お礼
ありがとうございました。
ノックピンは据付けたあとに、据付け部と機械の位置決め用に使用します。 メンテなどで機械を動かしたあとに、再度同じ位置に据付けするために使用します。
お礼
ありがとうございました
お礼
ありがとうございました。
補足
ほんとに細かいことですが、もう一点、教えてください。 tera555さんがおっしゃられたようにボルトの通し穴はボルトの大きさよりも 若干、大きく穴をあけますよね?(私の会社でもJIS規格を参照してバカ穴寸法を決めています。) そこでなのですが、なぜぎりぎりのバカ穴にしないのでしょうか? tera555の場合ならM12で12.3mmとかではだめなのでしょうか?