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ノックピン穴加工のピッチ46mm公差0.02が出ません
- 安田製YBM-8120V縦型マシニングセンタで材質FC200の加工をしています。ノックピン穴の加工方法に問題があり、不良率が約10%も出てしまっています。改善策や経験談など、アドバイスをお待ちしています。
- ノックピン穴の加工ピッチが46±0.02と指定されていますが、不良率が約10%で困っています。クランプ方法や穴の近くの鋳肌との距離などが問題だと思われます。経験者のアドバイスをお待ちしています。
- ノックピン穴の加工に関して、安田製YBM-8120V縦型マシニングセンタを使用して材質FC200を加工しています。現在の加工方法では不良率が約10%出ており、改善策を知りたいと思っています。素材や加工方法、クランプ方法など、経験者の助言をお願いします。
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それって、金型素材がDC53ってことありません? 金型素材も時間が経つと寸法変化をおこすらしいです。 それが大きな材料がDC53らしいです。ただし熱処理 屋さんによっては甘く収めるので、素材と熱処理の 組み合わせなのかなあ、と思います。
初めまして matsu さん なつお といいます。 >のと、穴と鋳肌(外径)までの距離が1.72mmしかないというのが問題かもしれませんが、約10%>の不良率が出ており大変困っています。不良には傾向があり、裏側(クランプしている底面側)のピ >ッチが0.020.05広がり、狭くなることはありません。いろいろ改良を加えて、現在のノックピン穴>の加工方法は、 ?90°センタードリル深さ3.5 ?φ5.6超硬ドリル貫通 ?φ5.95ボリング貫通 ? >給油 ?φ6H7リーマ貫通 という具合です。素材の問題、加工方法、クランプ方法、何でも結構です>ので経験談、アドバイス等お待ちしています。 ご苦労なされていますね。 先ず原因ですが先に皆さんからアドバイス頂いたクラ ンプによる影響と肉厚の1.72.0という加工穴周 りの肉厚不均一による強度不均一=刃物(リーマ)の逃 げが考えられると思いますが、先ずどちらが原因かを確 認した方がよいと思います。 確認方法は リーマ仕上げとアンクランプ(材料が動かない程度に軽 く閉めた状態にする)後に穴の入り口と奥(抜け際)で 穴位置がどうなるのか主軸にピックを付けて中心を計測し てください。 その結果 リーマ加工後に広がっているようでしたら外側の肉厚 (1.72ミリ)不足(強度不足)によるリーマの逃 げ(曲がりとか倒れとか言いますけど)と思われます。 アンクランプの影響でしたらスプリングバックの影響 かと思われます。 対策としては リーマ加工後の広がりですが、こちらの対策は、まる 5.996.00のボーリングを1本追加してリーマ代 を極端に減らせば解決すると思います。 アンクランプの影響の場合は計測後そのままどの程度 のクランプ力で素材が変形するのか試してみる事とFC (鋳物ですよね)ですとクランプ用の耳の付け根にヒビ等 鋳造欠陥防止用にRが付いている筈ですのでそのRに押さ えが乗っていないかご確認下さい。 もし乗っているようでしたら押さえをR部から離して テーブルと平行な面で押さえるように再度クランプして歪 みが発生するかしないか確認してください。 手間暇かかりますが解決策の一つに入れて貰えれば幸い かと思います。
クランプ部の微小変形によるバラツキもあるかもしれませんね。良品と不良とがあるということは、クランピング力による締め加減による変形や下記の方も言われておりましたが、応力残留も影響しているかと存じます。
お礼
回答ありがとうございました。応力残留(クランプした時にワークに加わる変な力の事ですよね)を防ぐにはクランプ方法を変えるしかないのでしょうか。何か良い方法がありましたら教えて下さい。
POKOと申します。安田製YBM-8120V縦型マシニングセンタを御使用いただきありがとうございます。私もARUTOさんの回答に賛同します。付け加えるなら、クランプ金具と素材の耳との当り方(押え角度)・クランプ力、及び、耳を押さえる場所(端、又は根元)によっても加工精度に影響しますのでチェックされてみてはいかがでしょうか。ノックピン穴の加工方法につきましてはD5.95ボ-リング(穴位置修整用)に対してD5.6のドリルの径が小さ過ぎると思います。超硬ドリルを使用しているのですからD5.8-D5.9の方がボ-リング加工において刃先に負荷が少ないのでより精度の良いワ-クが加工できますよ。(ただし、工具に見合ったホルダ-を使用してください。)
お礼
回答ありがとうございます。クランプ金具と素材の耳との当たり方は次回加工する時にチェックしてみようと思います。素材の耳は(■)のような形で、幅が約3?しかありません。そのようなワークを、横に8個並べてとなりどうしの2つの耳を1つのクランプ金具でクランプしています。(■)(■)(■)・・・このクランプ方法ではまずいでしょうか。クランプ金具がワークを押しているところを銅版もしくはプラスチック板などの柔らかいものを挟んでみるというのはどうでしょうか。アドバイスをお願いします。それから、D5.6を使用しているのは、以前にD5.7で加工していて、ドリル穴の目残りが発生したことがあるのでD5.6で加工しています。φ6H7ボーリングは条件をおとして加工しています。センターもみつけ深さは深いのと浅いのとではどちらが良いのでしょうか。また、まずいところがあれば教えていただけませんでしょうか。宜しくお願いします。
素材の残留応力が問題ではないでしょうか?これ解決すればいいのでは ないのでしょうか。
お礼
回答ありがとうございました。素材の残留応力を解決するということは、クランプ方法を変えるということでしょうか。もう少し教えてください。
ARUTOと申します。質問の内容から,判断しますと クランプ時にワークが多少反っている事が考えられます。 (しかも中が浮き気味に →こんな状態 ⌒) クランプを開放するとワークが元に戻り、結果として 底面側のピッチが広がる事が考えられます。 ワークの座りを一度チェックされてはいかがでしょう。
お礼
回答ありがとうございました。ワークが反らないように、ワークの取り付け面を一度研磨して20個ほど加工してみましたが、底面側のピッチは広がる傾向にありました。研磨しただけではだめなのでしょうか。
お礼
丁寧な回答どうもありがとうございます。肉厚が不均一だとリーマが逃げる(肉厚が非常に薄い場合の時だと思いますが)という意見はとても勉強になりました。クランプをゆるめる前、後の状態をピックで計測してみようと思います。その際、耳のRにクランプが乗っているか注意してみます。また分からなくなったら質問します。ありがとうございました。