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金めっきの付着量の計算方法
- 金めっきの付着量の計算方法について知りたいです。
- Au付着量の計算方法が分からないです。
- 材質はSUS304BA0.2×30のフープ材で、膜厚は0.5μmで巾は5mmのストライプです。
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後めっきでも計算は同じです。表面積(cm2)×膜圧(ミクロン)÷10000(cm)×19.3(金の比重)×ファクターで求められます。 (例)10cm(L)×10cm(w)×1(t)にAu0.1ミクロンつける。表面積:10×10×2+10×1×4=240cm2となりますので、Auの使用量は240cm2×0.1ミクロン÷10000cm×19.3g/cm3×1.5(ファクター)=0.06948gとなります。 めっき業者と数値が極端に合わなければ、業者の計算ミスも考えられますので問い合わせしてみてはいかがですか。
めっき処理はメータ単位の作業処理であり、Kgでは計算は出来ません。従いまして、先ず1m当たりの金使用量を算出し、それをKgに換算しているはずです。0.2t×30w材ですと、SUS304の比重が7.93(g/cm3)ですので、21.02(m/Kg)となります。 金の計算は1m当たりに使用する5mm幅、金0.5μmの量ですので、 100cm×0.5mm(幅)×0.5μm÷10000cm×19.3(g/ cm3)×ファクター値(1.31.6)で求められます。これにSUS304材の比重21.02をかけると金のKg当たりの使用量が求められます。ちなみに弊社で計算しますと、0.0676(g/m)で、Kgになおしますと0.0676×21.02=1.4210(g/Kg)の金の使用量となります。 ちなみにファクターとは、金の水洗槽への持ち込みや、膜圧誤差による金の消失量です。
お礼
お礼が遅れましたこと、お詫び申し上げます。大変勉強になりました。この計算式で実際やってみると誤差はほとんどありませんでした。全部が全部ではありませんがかなり近づいたと思います。これで先メッキは何とか分かりましたが、後メッキは全く分かりません。形状にもよるのでしょうが、この計算式はあてはまりません。面積(体積)なんて分かりっこないと思ってます。しかしながら、後メッキでも付着量は記載されてきます。もう、諦めた方がいいのでしょうか?お礼なのに愚痴になり、申し訳ございません。ご教示して下さった事、本当に有難うございました。
>何かロス率なるものが、あるのでしょうか? おそらく電気めっきでしょうから、電流分布による膜厚のバラツキでしょう。電流が集中する凸のコーナー部などはめっきが厚くなり、平面中央や凹面のコーナー部は薄くなっています。 表面積×膜厚×密度の算出では、膜厚が均一なものとして扱っていますから、その違いによるものです。 >大きいものなのか、小さいものなのかもわかりません。 相対的なものですから、100g/kgでの1g/kgなら小さいでしょうし、5g/kgの場合なら大きいでしょう。 >金めっき付着量が分かる方法もあるのでしょうか? 膜厚測定は基本的に、ピンポイントでの値になります。いくら測定個所を増やしたとしても、仮想的な平均値しか求められません。 前回の回答で述べたように、実際にめっきしたものを溶解して、その溶液の濃度測定することで、特定の製品での付着量を求めます。 付着量(g/kg)=溶液濃度(g/L)×溶液量(L)/採取製品量(kg) その溶液分析の方法として、原子吸光分析が手っ取り早いと言うことです。
お礼
ご回答ありがとうございます。大変勉強になりました。しかし、メッキ屋さんの見積は難しいですね。
地道に計算するしかありません。 図面から、金めっきする部分の面積を求め、それに膜厚を掛け合わせて体積を求める。更に比重を掛け合わせて、金の重量とする。 付着量の単位が、g/Kgで回答されたのは、被めっき材1kgあたりの金の析出量という意味です。 めっきした現物を溶解して、溶液分析(手っ取り早くは原子吸光分析)する方法もあります。めっきの膜厚分布が均一でない場合は、実際に即している分こちらのほうが正確でしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。実際、その方法で計算したのですが、平均1g/KGの誤差が出てしまいます。何かロス率なるものが、あるのでしょうか?またその誤差が、大きいものなのか、小さいものなのかもわかりません。申し訳ございませんが、プレス品(後めっき)の金めっき付着量が分かる方法もあるのでしょうか?面積の求め方が分からず困っています。もし、おわかりでしたら ご教示お願い致します。
お礼
ご回答ありがとうございました。お礼遅れましたこと、お詫び申し上げます。大変、参考になりました、もう一度計算してみます。