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無電解ニッケル 不良品の再利用について
- 無電解ニッケルの工程における膜厚不足やザラの発生によりNG品となった品物の再利用について検討しています。
- 再利用するためには剥離が必要であり、剥離に最適な液や方法について詳細を知りたいです。
- 再利用により、メッキ工程への投入までの工数を短縮し、効率的に品物を活用したいです。
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弊社では、剥離→再めっきは普通に行っていますよ。 一昔前では、剥離は大変な作業でしたが、最近はそうでもありません。 おすすめのメーカーは、奥野製薬か日本カニゼンの剥離液です。 (個人的には奥野製薬です) 弊社では他社が無電解NIの剥離を嫌がるため、剥離のみの仕事もしばしばあります。だから自社内で剥離液を調合しています。 (剥離液は6種類の薬品から調合しています) 温度は80~90℃で行い、剥離速度は結構早く、5~10μm/hで剥離できます。 素地が純鉄ならば、肌荒れ等はほぼ無く、寸法精度も問題ないと思います。
無電解としてもかなり膜厚があるようですね。 ニッケルは強い薬品で剥離していると聞いておりますので形状によっては精度に問題が出ることも懸念されますから、再めっきをする業者さんとよく打ち合わせた上で剥離を含めて依頼することをお勧めします。 ウチの会社ではネジや挽き物の再めっき(バレルと無電解の両方あり)は剥離を含めて業者さんにお願いしていて、問題がありそうなケースでは必ず事前に連絡が来ます。 自分で剥離すると全部自己責任になってしまうのでしょうから、ご自分で剥離されるのは業者さんが責任をもって再めっきする自信が無い場合や、コスト圧縮を狙わざるを得ない(自分の手間賃まで計算すると割高となるケースも多いですが)場合、ワーク自体の精度があまり問題にならない場合などでいいのではないでしょうか。 普通にめっき依頼するものと同時に再処理に出せば剥離だけ別工程であとは一緒にできるはずですから、それほどコストをかけずに済むと思います。 最後の「それほどコストをかけずに済む」は間違いで、「再めっきだけ単独で依頼するよりは安く上がるはず」です。ウチだとせいぜい数ミクロンなので50ミクロンを剥離するコストの見当がつきません。ごめんなさい。 またしても大ボケですいません。「社内」を見落としていました。 でも、たかが数ミクロンのNiめっきでも剥離に2日くらいかかっていますから、かなり大変な剥離作業になるかもしれません。重ね重ねボケ倒してすいませんでした。
市販の無電解ニッケル剥離剤があります。 一度、無電解ニッケルを購入されている薬品メーカーに問い合わせてみてください。 直ぐに回答が帰ってくると思います。