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アンギュラ玉軸受けの使い方や鋼板シールの有無について質問
- アンギュラ玉軸受けの単列と組合せの違いや正しい使い分けについて教えてください。
- アンギュラ玉軸受けにはZZ(鋼板シール付き)等のバリエーションが存在するのでしょうか?
- 深玉を2個間スパン存在でアンギュラのように予圧を掛けて使用することは問題ないのでしょうか?
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その後どうなったのでしょうか? 問題が解決したなら締め切りませんか? それと結果を教えていただけると助かります。
#4、5の再補足です。 セット品は密着でも、中間に間座などを加えて分離して使用することもできます。ただ、間座寸法の仕上げ精度を厳しく管理する必要があります。アンギュラ玉軸受の予圧量選択はデリケートです。目的に応じた選択を行うため、メーカーや販売店に相談されることをお奨めします。軸受のサイズは深みぞ玉軸受と全く同じ寸法シリーズが揃っています。なお、販売時に潤滑剤(グリース、オイル等)は封入されていません、ご使用の際、無潤滑にならないようご注意下さい。焼きつきが生じます。
#4の補足です。 アンギュラ玉軸受単列のアキシアル方向のガタはあります。外輪の開口部が大きく、鋼球が見えやすい側をカウンターボア側と呼びますが、こちら側はスラスト荷重を受けることができません。無理に荷重をかけると軸受が壊れることがありますので、負荷方向を間違えないよう注意して下さい。 アンギュラ玉軸受は、単列品又は組合せセット品で販売されています。セット品は組合せ方向が決まっており、ばらして離して使用するときはセットの向きに注意する必要があります。
アンギュラ玉軸受は、単列ではラジアル荷重と一方向だけのアキシアル(スラスト)荷重を受けることができます。このため、普通は左右のアキシアル荷重を受けるため2個組合せで使います。アキシアル荷重が一方向だけしか掛からないときに単列で使うことができます。 2個の組合せは密着させても良いし、間座や軸やハウジング段差を用いて、離して使うこともできます。組合せ方には、背面合せ(DB)と正面合せ(DF)の2種類があり、DBセットはモーメント荷重の負荷能力が高く、DFセットは軸の傾きを逃がす場合などに使います。組合せ方法は、支持する軸の構造、機能によって使い分ける必要があります。 なお、アキシアル荷重の負荷能力は軸受内部の接触角によって変わります。市販品では3つの角度の軸受が入手できます、カタログから目的に適したものを選択する必要があります。ベアリングメーカーのカタログを良く参照されることをお奨め致します。電話相談にのってくれるメーカーもあります、ご相談されると良いと思います。 シールド板(ZZ)、ゴムシール付きは市販されていません。極く特殊な設計、用途向けでオーダーメイドされている軸受はありますが、市中入手はできないと思います。 深みぞ玉軸受を2個セットで用い、アキシアル予圧を かけ使用している例はありますが、予圧はウェーブワッシャを使用する程度の軽予圧が望ましいと思います。ただ、軸ガタ、振れの少ない高精度な回転を得るのであればアンギュラ玉軸受セットがお奨めです。目的に応じた予圧量で調整された市販品もあります、メーカー又は販売店にご相談されたらいかがでしょうか。
こんにちはbigheartです。 > 単列は組付ける前はスラスト方向がガタガタしているのでしょうか?組合せも同じ? 単列にも高速用と超高速用とがあって高速用はガタなんてものではなく簡単に外れてしまいます。(気を付けないと玉が散乱します。) 超高速用は基本的に組み合わせではなく単列で使用しますので、それ程ガタはありませんが横方向(逆方向)の力には弱いです。 アンギュラは組み合わせ(通常は背面合わせ)、尚且つ与圧をかけることでガタを取り除く構造です。 回転速度や荷重により圧力角並びに精度を選択し使用します。 > 2個間スパンが存在→単列 > 2個密着使用→組合せ 質問の意味がわかりませんが、密着使用は通常しません。 外輪・内輪にそれぞれカラーを入れベアリングに記載してある精度を参考にカラーの厚さを調整し与圧分を減らしながら組み合わせるのです。(職人技) > ZZ(鋼板シール付き)等存在するのでしょうか? あるかも知れませんが見たことはないです。 アンギュラはその目的から内部に組み込むことをが主流なこととミスト循環などのこともあり少ないのではないかと思います。 それに埃が入るような環境では使用できません。 通常はラビリンスシールなどで防塵対策を施します。 > 私は深玉に積極的に与圧を掛ける使い方をした事ありませんが軽負荷なら問題ないのでしょうか? 基本的に深溝玉軸受の圧力角は0°ですので、あまり良いとは言えませんし精度の保証は無いに等しいです。 例えば回転数だけを求めるのであれば極々小さい径であれば振動も少なく使えるのかも知れません。 彫刻機などの細いスピンドルは深溝玉軸受を使い与圧をかけて使用していますが交換も頻繁です。 ご参考までに、
お礼
原則的にはやはり深玉に与圧は×ですね 分かりやすい回答ありがとうございました。
スラスト方向のガタは深玉よりもあると思います。 深玉もスラスト方向の許容加重は多少ありますが、アンギュラは、それを上回る許容荷重があります。 使用方向と組み合わせ方によって軸の剛性を変化させたり、スラストベアリングを省略したりすることもできます。 シールド付きのアンギュラベアリングはあまり見たことがありません。
お礼
回答ありがとうございます。
軸受メーカーには、相談されたのですか?
お礼
ありがとうございます。 セット品は密着使用ですね 与圧を指定できるのでDBやDFを指定するのでしょうね 実際に選定する時はメーカーに相談します。