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アンギュラ軸受けの組み合わせについて
- アンギュラ軸受けの組み合わせについて質問があります。
- アンギュラの組み合わせでDB, DF, DTとありますが、それぞれ何を意味しているのでしょうか?
- 質問文章全体の要約文をまとめます。
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ちょっと補足させていただきます.主軸にDB組合せが用いられる理由は,主軸支持系のラジアル剛性を向上させる目的です.ラジアル剛性と言っても主軸が平行移動する剛性ではなくて曲がりの剛性です.軸受をDFで組み合わせると,転動体(ボール)の接触角を示す中心線の交点が軸受の内側に来ます.一方,DBで組み合わせると接触角を示す中心線の交点は軸受の外側に来ます.つまり,主軸がモーメント荷重を受けた時にDB組合せの場合は軸受の外側の交点で支持するので曲げのラジアル剛性が高くなります.アンギュラ玉軸受の接触角の違いで剛性が変わるのはこの為です.ボールねじにDFが用いられるのはこの逆で,曲げのラジアル剛性を低くしてボールねじとモータの中心のズレをうまく吸収して滑らかな回転をさせてやることが目的です.この回転の滑らかさを得ることを目的として,DF組合せを用いた研削盤主軸は結構多くあると思います.
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No.3の補足です。 主軸には、ラジアル荷重とスラスト荷重の複合の負荷がかかります。 ボールネジには、シャフトの自重とスラスト方向の負荷のみですので、 ボールネジをDBで保持するとスラスト負荷(慣性重量、負荷等)によってべアリングの予圧が変化してしまいます。 よってNo.3のようになると思います。
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ご回答ありがとうございました。主軸にかかるモーンメント荷重とは・・・ モーメント荷重=ラジアル荷重+スラスト荷重 のことですね。何度も何度もご回答ありがとうございました。
主軸にDBが使われている理由は、推測ですがハウジング側(外輪)でベアリングの予圧を取るような構造の場合、主軸にかかるアキシァル負荷を後ろ側(力の掛かる反対側)のベアリングが負担するようになり、剛性が損なわれてしまうためだと思います。 また、ボールネジサポート(DF)の場合ベアリングとシャフトは、完全結合させ、ハウジングで予圧をあたえたほうが、 アキシァル(スラスト)方向の剛性(ハウジングの方が強固な為)が取れるからだと思います。
Dは、ダブルの略だと思います。(たぶん?) F(FRONT) T? ・・・かな?(間違っていたらごめんなさい!)
お礼
ご回答ありがとうございました。 D=double,B=back,F=front,T=tandem(タンデム=並列) とゆうことにしましょー。nomuraさんもう一つ質問があります。主軸には DBを使い、ボールネジのサポートにはDFを使いますよね。それはなぜですか?
アンギュラベアリングは、軸剛性を持たせる時などに使い、2個を 組み合わせて使うときのベアリングの向きを表しています。 ・DBは背面組み合わせ(内輪でベアリングを挟み込む方向) DBの特徴としては、モーメント剛性を大きく取れる。 ・DFは正面組み合わせ(外輪でベアリングを挟み込む方向) DFの特徴としては、作用点距離が小さい。 ・DTは並列組み合わせ(同じ向き) スラスト方向の負荷能力が大きい。 組み合わせ方によって各方向の負荷能力などを持たせることができる。
お礼
ご回答ありがとうございました。ちょっと・・・質問の仕方が間違った様です。 DBは背面あわせで英語では、BACK TO BACKと言いますよね。なぜBACK TO BACKを DBと呼ぶのですか。それとも別な何かの略なのですか?DFやDTについても同様です。nomuraさんお分かりでしたら教えて頂けませんか?
お礼
ご回答ありがとうございました。例えると長い棒(軸)を支える為には、片手で 握る(DF)より両手で握った(DB)方が剛性が強いとゆうことですね。