1.背面合わせ
背面合わせは作用点距離が大きく取れるので、モーメント荷重が作用する場合に適しています。
これは対面する内輪間にスキマが出来る組み合わせになっているので、内輪同士を接近させることによって与圧を与えます。
単列アンギュラを組み合わせて使う場合、この背面合わせがもっとも多いと思います。
2.正面合わせ
背面合わせとは反対に作用点距離が小さくなるので、背面合わせに比べモーメント荷重が圧倒的に不利になります。
これは対面する外輪間にスキマが出来る組み合わせになっているので、外輪同士を接近させることによって与圧を与えます。
自分はこの組み合わせでアンギュラを使った事がなく、プリロードの為に外輪を締上げることが出来る以外のメリットは思い付きません。
3.並列合わせ
一方向からのアキシャル荷重のみにモーレツに強い組み合わせです。組み合わせの関係で、モーメント荷重は満足に受けられないと思います。
組み合わせとしては考えられますが、実際にこの組み合わせで使われている事例を見た事はありません。
>特性と与圧の関係・・・・
・・・・とはどの様な関係を御希望なのかイマイチ判らないのですが・・・・並列合わせはともかくとして、背面合わせも正面合わせも定位置与圧となる事に違いはありませんし、与圧を増していくと剛性が上がり、必要以上に与圧が大きいと異常発熱や摩擦モーメント増大を招くのも同じです。
具体的にどちらがどぅ強い/弱いとゆぅ話に関しましては、ベアリングのスペックと使用条件が判らなければ何とも言えません。
お礼
理解しやすい説明をありがとうございます。 実は今、大学の4年で卒業論文にアンギュラ玉軸受け の特性を載せなくならなくて、参考資料があまりなく。 実際の経験もないので勉強になりました。 本当にありがとうございます。