「綺麗事しか言わない偽善者」って、貴方、NHKの『バリバラ』観てますか? もしくは、貴方自身が、何かしらの障害を抱えているのでしょうか? ならば、しばらく、そのTV番組を観て下さい。
『障害を、障碍とか障がいと記すべき』とか、『障害は個性』と言っているのは、いわゆる『障害者』にも沢山いらっしゃいますよ。それは勿論、これまでのいろいろな経緯・経験があってからこそ言える事なのでしょう。五体満足のゲストの方が、障害者に対する『安易な思いこみ』や『可哀想感』を披露して、見解の相違に戸惑う場面もしばしば見受けられます。
『バリバラ』の中でも、「障害をいじられたい人(個性として捉えている人)もいれば、いじられたくない人(劣等感を抱いている人)もいる」って言ってます。客観的な健常者(この場合は、五体満足な人)でも、心の病に苦しんでいる人や、その病に寄り添おうと頑張っている家族も居ます。
なにも、貴方の発言を責めているのではありません。この事は重々ご理解下さい。人によっては、貴方が(文頭に)書いた言葉に、賛同する障害者も多いでしょう。貴殿が仰りたいのは『我が身をつねって人の痛さを知れ』という事でしょうが、同じ身になれない立場だからこそ、『障害は個性』と、激励の意味で言っている場合もあると思います。
『やらぬ善より、やる偽善』とも言います。ヘレン・ケラーさんを絶望の淵から救ったのは、同じ症状の障害者ではなく、健常者のサリバン先生です。障害者に寄り添う為の『一歩目』は、「障害者は不幸じゃないんだよ」という一言でも、間違いではないと思います。最も残念なのは、それを『偽善』だと決めつけて軽蔑するだけで、何もしない事ではないでしょうか。
・・・と、なんだかんだと偉そうに言ってますが、紆余曲折しながら、共に寄り添い、悩みながらも日々を懸命に過ごしている、障害者の保護者(親)としての意見でした。話は逸れますが、個人的にはオリンピックと同じくらい、パラリンピックが楽しみです。もっとメディアで取り上げて頂けると嬉しいんですけどね。長文乱文、大変失礼致しました。
お礼
大変遅くなりました。ご回答ありがとうございます。為になりました。