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”弁財御下”、 ”袋酒盛”
下記の http://hagakure-text.jp/bunsho/0259.html における 1. ”弁財御下” 2. ”袋酒盛” とは何のことなのでしょう。
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これは面白い! 俄然興味が湧きます。 散歩のついでに図書館に寄って講談社学術文庫『新校訂全訳注 葉隠』(2017年9月発行)を読んできました。 読みやすく、しかも適切な「注」書きがあって分かりやすいです。 1.元禄10年3月(1697)、新たに作った背振山弁財天の像を、京都から佐賀へ常朝が持ち運んだ。それに関連して何かあったか、未詳。 2.御袋との酒盛りの意。鍋島敬意とその母親が、年寄役であった石井氏久と酒盛りをし、石井氏久が浪人を命じられた事件のこと。その際、鍋島敬意の父親鍋島茂敬から、金丸一久と妻との内通が訴えられたが、金丸一久は無実であった。 聞書第七に詳細あり。 ネットでも調べました。 佐賀県立図書館データベース http://www.sagalibdb.jp/hagakure/html/menu.html このページ下部の緑色「検索画面へ」をクリックし、 ・『校註葉隠』(本文 校註者:栗原荒野)(説明) HAGAKURE annotated by KuriharaArano を開きます。 そして、聞書二、七を開くとこれらをダウンロードできます。 聞書第二260(162頁) 「侫悪の者は人の非を言触らし陥れて慰む、皆人覚悟せよ。」 ここに、弁財御下と袋酒盛の注書きがあります。 袋酒盛については、853参照とあります。 これは、次の「聞書第七853」です。 聞書第七853(628頁) 「金丸郡右衛門、殿様を思ふ誠実の一言で無実の罪が晴れる。」 人名がややこしいですが、 *金丸郡右衛門 一久 *鍋島靱負 茂敬 です。
お礼
ありがとうございました。 たいへん勉強になりました。 知らなかったことがたくさんあります。