- ベストアンサー
世界的な課題、若者を含む糖尿病患者の増加を食生活改善などで防止せよ
- 国連事務総長のバン・キ・ムン氏は、糖尿病を抱える人の数を減らすために、不健康な生活習慣を改善するよう呼びかけました。
- 世界保健機関(WHO)の予測によると、現在約3億5000万人が糖尿病を患っており、2030年までにこの数は倍増するとされています。
- 糖尿病は、インスリンが十分に分泌されないか、体が効果的にインスリンを利用できないことによって起こる疾患であり、心血管疾患のリスクを高めることから、各国で早期の予防と適切な治療が求められています。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
以下のとおりお答えします。(ためになる内容の記事でした。) 2013年11月14日-潘基文事務総長は、今日、貧しい食生活や運動不足など、不健康な生活習慣を変えることで、糖尿病患者 ― ますます若年化、貧困化している ― の数を減らすことを勧めた。 「今日の豊かな世界では、非常に多くの人々が健康食品へのアクセスが不十分であることは恥ずべきことである」、と潘氏は「世界糖尿病の日」11月14日のメッセージで実態観察の年次報告をした。 彼は、ファーストフードや迅速な解決策に頼る代りに、「小規模農家や家族の農家を支援し、持続可能な農業を助成し、人々が健康的な生産物を食べ、身体活動を奨励する」よう国や地域社会に求めた。 「国連世界保健機関」(WHO)の予測によると、現在約3億5千万の人々が糖尿病を抱えて暮らしており、その数は2005年から2030年に倍増すると予想されている。 今年の初めに、「世界保健会議」で会合する国々は、「非罹患疾患の予防と管理のためのグローバル行動計画」を採択し、肥満の高進と関連する糖尿病の発症を阻止するよう各国に求めた。 「『世界糖尿病の日』に、持続可能な食糧生産と消費を促進することを含み、非伝染病に対処するための働きかけを政府に要請する」、と潘氏は語った。そして、「私は、それらの個人的なリスクを最小化するよう、すべての人々に勧める」とも述べた。 糖尿病は、膵臓が十分なインスリンを産生しない場合や、体内でインスリンを効果的に使用できない場合に発生するが、主に心臓血管疾患(CVD)のリスクが増加することにより、ほとんどの国で早期疾患や死亡の主要原因の1つになっている。 WHOは、糖尿病患者の80%以上が中低所得国に居住しており、頻繁に35~64歳の間に罹患すると報告し、早い診断と適切な治療が、糖尿病をコントロールするためのカギになる、とつけ加えている。 「インスリンが最初に糖尿病患者の命を救うために使われてから100年近く経つのに、いまだに世界中の人々がこのホルモンを利用できないために死亡してしまう」と潘氏は語った。 WHOと「国際糖尿病連盟」(IDF)とによって、「世界糖尿病の日」が、フレデリック・バンティングの誕生日である11月14日とされた。彼は1922年にチャールズ・ベストとともに糖尿病患者の命を救う治療剤インシュリン発見の嚆矢となったのである。