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広辞苑は枕として人気があったのはいつか
広辞苑の第7版が発売されてニュースになっていますが、 広辞苑が枕として人気があったのは第4版くらいでしょうか。いつ頃でしょうか。
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- kzsIV
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「猫に小判」と同じとされる方が多いのは驚きです。冊子型の書を枕にするのは、蔵書家や文人の通常の振る舞いです。もちろん貴重・神聖な書は別ですが、「経(けい)に枕し、書を藉(し)く」は書物に埋もれて生活するという意味もあります。 本の型式に「枕本」と呼ばれるものがあります(エロ本のことではありません)。半紙等を横長二つ切りにしたものを二つ折にした、縦約13cm・横約18cm、厚さ5cm以上あって、枕として使うのに手ごろな本のことです。手元に在るもの、三つほど紹介します。 『大全早引節用集』天保年間刷 厚さ52mm 338丁 350g 寝心地 上向き やや低い、長引けば首痛になりそう。 横向き 特に問題なし 『活益伊呂波大字典』1908年刊 厚さ66mm 262ページ(131丁) ザラ紙に鉛版印刷 丁数が少ないのに厚くなっているのは、各折の中に白紙の折りが重ねてある、底上げ本。610g 寝心地 上向き 高さは良いが、堅い。 横向き 落ち着かない。 『早引永代節用集』(内題) 表紙が失われているので詳細不明、嘉永年間頃のものに型式の同じものがあり(節用集大系)、その幕末期の刷であろうか。厚さ97mm 535丁 760g 寝心地 上向き 上々、適当な高さに和紙が支えてくれる感じ 横向き 特に問題なし いずれも、臂枕よりはましですね。 『広辞苑』初版は、旅先で入手し、宿においたままなので、今回は省略 2版2.4kgは 寝心地 上向き 頭と平面の当たりが落ち着かない。 横向き 平面の冷気が次第に伝わってくる。 3版2.5kgは 寝心地 上向き 平面の冷気が次第に伝わってくる。 横向き 頭と平面の当たりが落ち着かない。 4版2.6kgは 寝心地 上向き 特に問題はないようだ。 横向き 平面の冷気が気になる。 いずれも、枕として持ち運ぶには重すぎます。 『広辞苑』初版のころ、他にめぼしい中型辞典は無く、ほとんどの文化人が購入しました。そしてそれを枕にして文人としての喜びにひたっていたのでしょう。 とはいえ、称揚するものあれば、やっかみをする者が現れるのは世の常。それをいくつか挙げましょう。 『明治以来50年にして枕に使える辞書が出た。』 『辞書だと思うな。百科事典だと思えば腹も立たない。』 『京都大学の住所を知りたい? なら広辞苑を引けよ』 『この頃のエッセイは「○○について広辞苑は△△と説明している、しかるに世間では……」のような「広辞苑を枕にする」書き方が多くなった。』 あくまでも 初版です。
- SPS700
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広辞苑が枕として人気があったのは第4版くらいでしょうか。いつ頃でしょうか。 「猫に小判」の変種です。小判が使われなくなったあと、広辞苑が珍しかった頃の遺物です。 http://sanabo.com/kotowaza/arc/2002/09/post_235.html
枕にするには,『広辞苑』は厚すぎると思います。「宝の持ち腐れ」という意味で,「おまえが『広辞苑』を買っても,枕になるのが落ちだ」と表現したのではないですか。同様に,高価な庭石が漬け物石になるとかいいますが,これも実際にやった人はいないでしょう。 「女房の膝枕」も,少なくともぼくは膝枕で安眠している現場を見たことはないですね。
- naclav
- ベストアンサー率48% (237/484)
http://sumikichi52.hatenablog.com/entry/2017/03/08/103000 ”初版(2300ページ)から第6版(3000ページ)まで、厚さ8cmは変わらない。” とあります。 枕としてはずっと不人気だったと思われます。首がおかしくなりそう。