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広辞苑の誤植か?
電子辞書の広辞苑で「払底」をみると、用例解説の『日葡辞書』で 「サケ・コメナドフッテイイタイタ」とあります。しかしこれは 「サケ・コメナドフッテイイタシタ」の誤植ではないでしょうか? 手元の紙版の広辞苑にも同様に書いてあり、古い広辞苑はこうなのです。 改訂された最新版はと思って近所の書店に行くと売り切れ。見ることができませんでした。最新版ではどう書いているのでしょうね。 また、岩波の誤植なのか、日葡辞書の誤りなのか、それいがいなのか。 ちょっと興味が出てきました。
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質問者が選んだベストアンサー
『日葡辞書』は,ポルトガル人が日本人との意思疎通のために作成した辞書なので,その性格上から当時の「口語」を記録している可能性があります。当時の口語をよく残している狂言の台詞にも,「イタシタ」を「イタイタ」と発音する例があったと覚えます。
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- kifimi
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回答No.3
フッテイイタイタ=払底いたいた、は「払底いたした」のイ音便形でしょう。 「~いたした」を「~いたいた」と言うのは、No.1さんのご指摘通り、16世紀末の口語(京都を中心とする中央語)で、狂言のセリフにも存在します。 当時の日本語には、いまの標準語や近畿方言でも使われなくなった音便形がたくさん存在したことが、当時の口語資料(狂言やキリシタン資料など)からわかります。例:「出して」→「出いて」、「呼んで」→「呼うで」等
質問者
お礼
なるほど。 ありがとうございました。
noname#233844
回答No.2
デジタル大辞泉の「現形」にもイタイタ、ありますね。 誤植の可能性は低いと思います。
質問者
お礼
ありますね。 驚きです。ありがとうございました。
お礼
狂言にあるのですか。 驚きです。ありがとうございました。