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手書きは記憶に残る?
パソコンで入力した文章と 手書きでノートに書いた文章を比べた場合、 手書きでノートに書いた方が あとあとまで、記憶に正確によく残るような気がするのですが、 心理学からの科学的な説明はありますか?教えてください。よろしくお願い申し上げます。
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「手書きをすると記憶によく残る」のは、間違いない事実だと思います。 理解したり、要約したりしながら書き写すということは、単にコピーを作るのとは違って、「自分語」として取り込むことだからです。五感と意識を働かせ、脳細胞(のシナプス)が伸びて、新しい神経回路ができるからです。後で、その神経回路に「通電」する時、蓄えられている記憶がよみがえるわけです。 副産物として、例えば語彙数が増え、知的営為の能率が向上します。分析・推理・判断・批判の能力が涵養されます。昔の偉い学者が、「人間の活動は言語によってがんじがらめにされている。具体的に言えば、例えば語彙数などの言語能力が、その人の知的営為の能力を決定づける」というようなことを言ったそうです(サピア・ウォーフの仮説)。 とにかく、「考えながら書き取る・(知識や知見を)自分語として取り込むことが学習の方法論として大いにお勧めできる」ことは間違いない、と確信できます。
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