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江戸時代。宿改め。
ドラマや小説には、役人が宿に乗り込んで、泊り客を調べる「宿改め」のシーンが出てきますが、実態はどのようなものでしたか、教えてください。 1.「宿改め」を規定した法はあるのですか。 2.「宿改め」の具体的な事例を教えてください。 ただし、幕末の動乱期を除きます。 よろしくお願いします。
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「宿改め」の法規としては、 関所に関しての「国国所々関所高札」規定、俗に「諸国関所規定」に 「歴々の女中は宿改めと申候て、町屋にて改候事」 とあるくらいですかね・・・ 。 高貴な身分の女性は、関所を通るについて前触れを出すから、それが出たら「宿改め」といって、関所手前の町屋(本陣)へ赴いて、本人であるかどうか確認しろ。そこで済ませたら、関所では形だけ改めればOKである、というような意味だそうです(時代考証事典を分かり易く)。 もちろん、「入り鉄砲に出女」の「女改め」の話です。 あとは・・・ 宿帳は全員に書かせていたようですが、いわゆる「宿改め」は、泥棒などが入り込んだ、宿泊している、人相は・・・ というような情報や、情報付きの調査依頼が来たときにやっているだけ(小説通り)だと思われます。 なんらかの情報が入らない限り、宿帳の記載が本物か偽物かなど判別が付くハズがナイので、日常的にやることなど意味が無いことですから。
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- あずき なな(@azuki-7)
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宿場を管轄するのが郡奉行所であったり、犯罪捜査を担当していたりであればそれぞれの藩によっても違うでしょうが、郡奉行所の下僚が宿改めをすることもあったかもわかりませんが、実際にはこういう地方支配の役所は人員も少なく、よほどのことがなければそんなことはしていなかったと思われますが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「地方支配の役所は人員も少なく」 なるほど! 言われてみると、そうですね。納得。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「宿改め」という用語は、このような意味があったのですね。 ドラマ、小説の印象とは全く違いますね。 「宿帳の記載が本物か偽物かなど判別が付くハズがナイので…」 なるほど! そうですね。納得。