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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:古本ヤケ表記に関して)

古本のヤケに関する疑問と驚き

このQ&Aのポイント
  • 古本のヤケについての認識は個人差がありますが、通常は経年や日光の影響によって変色することを指します。
  • しかし、購入した古本の背ヤケが想像を超えて焼け焦げていたため、古書店のヤケの定義に驚きました。
  • このような酷い状態の古本は初めてであり、他の方々も同様の経験をしているのか疑問に感じています。

質問者が選んだベストアンサー

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  • LN-TF
  • ベストアンサー率53% (320/596)
回答No.4

先ず、背革装の古いものには、劣化が著しく、記者が所有の黒い装丁の本では、触ると黒い粉や細かい革の欠片が手につくと云う状態になるものがあります。又褐色の装丁で触ると手がまっ茶色になるというものもあります。これらは元の装丁の処理が良くない上にその後の保管が悪かったと思われます。(前者は斯界では製本の悪い事はそれなりに有名でした)従って、質問者様の御本を拝見した訳ではありませんので、質問者様のご記述のみから判断するのですが、粗悪な数物製本の成れの果てと云う事もあり得ます。必ずしも火に翳した焦げたとは言い切れない気がします。特に刊行年が1954年ですと出版社によっては資材も不十分で製本に届かない処があるものがあってそれが60年以上の歳月でボロボロになったと云う事は有り得ると思われます。寧ろ火事にあった本の多くは水を被っている事が多いので「水ぬれ本」とか「水入本」とかになっている事の方が多いかとも思われます。 ただし、古書店側の記述は、不親切であると云えます。テンランカイの目録の如く紙幅に余裕がなければまだしも、さもなくば商品説明の箇所に背革が強劣化している旨を記述すべきだろうと思います。また目録でも「背ヤケ」では済まされず「背革強度の劣化」位の記述が欲しい処です。 ご紹介の返答を見るにある程度は常識的な古書店らしいので、お気に召さないようですので、「返品」をなさってはと思います。

deesmith
質問者

お礼

返信有難う御座います。 LN-TF さんの永年の経験からの古書見識有る文面を読ませて頂くと、成程原因を「火」に断定するのは、早計かなとも思い至ります。 先の文面でも触れましたが、先方の注意点に「背ヤケ強」と有り、この「強」という部分での判断基準の甘さもあったのかなとも思います。 又、購入した書籍は、全七巻中の一冊で、この巻以外の六冊はそれぞれを別の古書店でネット購入した折にはこういった事例やこれに近い事例もなかった事。そもそも褐色の革背部分が経年、その他の火以外の条件で、今回の様に黒い鱗状になり得るという考えに至らなかった事。堀辰雄、最初の個人全集。出版にあたってその権利を角川書店と競り合った経緯等もあって、生半なものを新潮社が出すはずがないであろうというこちらの思い込み。又、実際凝った造り、しっかりとした製本(表現は適切かどうか判りませんが)でもあり、何らかの人為的な問題が後から加えられたのであろうというこれまた私の勘繰りに近い見解。等々が絡み合い、一時は年甲斐も無く怒りに近い感情(その幾らかには私のネット古書購入の甘さや油断、或いは増長?も含むが故に)もよぎりましたが、今はこうして皆さんの返信を読ませて頂く事で、大分冷静になって来た様には思います。 然し、それにしても返す返すもですが、読む事に支障を来す本を売るのはどうなのかとも。 唯、これとても先方の古書店からすれば、黒く鱗状になって触ると手指に付着し、且つポロポロと落ちる箇所は革背全体的なものでは無いのだから、その部分を避けるように(中々難しいが、然し絶対的に出来ない事も無い)気を付けて読めば良いとの見解であったやらも知れず、事実「背ヤケ強」という一言で、売りに出している(きつい表現かも知れませんが)訳ですから。 返品も当然考えましたが、今回の件は特殊な事例として自戒も込めて、今後の古書購入の勉強代と考えようかと思っております。

その他の回答 (4)

  • kzsIV
  • ベストアンサー率53% (238/446)
回答No.5

革装の本の利点は、美麗さを長く保てることにありますが、そのためには5年に1度くらいの割で手入れをする必要があります。皮革用のクリームを布を使って塗るときれいになります。ぼろぼろになっていてもクリームを塗りこめてやるだけで破壊が止まるかもしれません。

deesmith
質問者

お礼

kzsIV さん 返信有難う御座います。 皮革用のクリームとは思い至らず、早速に試してみました。 唯、今回は状態の悪さ故に、取る為にかなり強めに擦ったことで、こげ状の部分(実際問題、火による焦げかヤケかどうかは別として)に加え、その下に微かに見えていた題字はもとより、下層の革部分をも刮ぎ落とすことに相成りましたが。 然しこれとて想定内の事で、何より触って汚れることの解消にはなりました。 見た目はどうであれ。 又、黒い部分以外の残り背部分にも塗り込める時に、当然クリームはつく訳で、その箇所は程度の差や美観の夫々の価値観の違いもあるので一概には言い切れませんが、ツヤが出て来た事は確かです。 それをテカリと感じたり、読み込む事で革部分につき、染み込む事もある手指の脂─まさしくテカリ─が、それはそれで味が出て良いと思う人にはどうかという場合もあるでしょうが。 実際、私も今回の様な特殊事例は別として、後者を望む者でも在りますが。

  • tarohkaja
  • ベストアンサー率29% (66/221)
回答No.3

それは「火災」にあっていることを明記するべき事例と思います。 小生はテキスト重視で、美本コレクションの趣味はありません。 程度問題ですが、古本臭や経年の必然的な汚れは我慢できます。 しかしこの事例は、「ヤケ」ではなく「燃えた痕跡」であり、古書取引での「ヤケ」と称するのは不都合で、火災にあっていると言わないその店は、甚だしく悪質と思います。

deesmith
質問者

お礼

返信有難う御座います。 tarohkaja さんがお書きになっている様に、見た目(実際に火に近づけることは無いので、当然ながら実証した訳では有りませんが)は明らかに火に晒されなければつかないであろうが如くに黒く、そして表現は適格では無いでしょうが、革背のその部分が鱗状になっており、実際に読もうとすると必然的に触れ、そのことで手指に黒く付着し、且つポロポロと剝がれ落ちる状態をもってして、「火」が介在しなければ、逆にどういった状態に持ち込めばこうなるのかと思った訳です。 そこで今回、殆ど初めてと言っていい程に、状態と説明の余りの乖離に先方に確認のメールを「御社に於ける「ヤケ」とは、まさしく焼けて焦げているものをも差すという認識で宜しいのでしようか。」と入れました。 そこで返ってきたメールを抜粋しますと 焼けて焦げているものを指すことはありません。 (でも実際は、それ以外の理由が考えられない状態) 著しく古い本なので、 経年劣化による変色の度合いが酷いことは否めません。 (経年劣化で、こうなるとはまさしく想定外) ()内は私的見解 私とて、殊更に事を荒げたい等とはさらさらに思っている訳でも無く、況してや今回の書籍の発行年数を鑑みれば、読むに支障を来す事が無ければ、ネットでの購入でもあり、こうしてこの場を借りて皆さんのご意見をお聞きしたいという気持ちが動くことも無かったとは思います。 然し、先の古書店の返信メールをもう少し抜粋しますと 「今回の商品がお気に召さないようでしたら、返品もお受けいたしますので」云々という文面もあり、 この状態で納得出来る人がいれば逆に顔を拝みたいものだ的な、年甲斐もなく怒りに近いものも湧いて来て─翻って、それは私の認識の甘さ故とはいえ ─この数日、どうにもやりきれない(これ又五十も半ばを過ぎるオヤジの感慨とも思われない甘っちょろいとツッコミを受けそうですが─事実そうですが─)…… といった状態でしょうか。 とはいえ、tarohkaja さんの文章で、正しく我が意を得たりと思えたのは、何よりでした(表現に上から的なものが感じられたらすみません。他意は在りません)。

回答No.2

ヤケとは、空気酸化のことを指します。 背焼けはパラフィン紙にくるむなどである程度避けられるので、あまり言わないかも。 古書を集める人にとっては、中が読めるかが大切なので、酸性紙の酸化による劣化で、ページが開けないくらいになっていたり、焦げて読めなくなるもの状態がアウトとして、それに至るまでの読めるけど支障がある状態を指しているかと。 コレクション目的だとご質問のケースもアウトなので、上製本などだとその旨を書いていないのはずるい気がしますが、並製本だといちいち言わないと思うので、買う前に確認は必要なのかも。

deesmith
質問者

お礼

返信有難う御座います。 今回、問題(?)のありました本は、新潮社発行の「堀辰雄全集」(昭和29年)端本でした。 potatoroomsさんでしたら、ご存知の事だとは思いますが、背表紙は革装丁されており、今回はその部分が黒く焦げ、触るとポロポロと剝がれ、且つ指が黒くなるという状態のものでした。 本全集は他の巻を別の古書店でネット購入した折にも、背ヤケのひどさを明記した所も在りましたが、今回の様に読むに支障を来す(触って手が汚れるのは十分支障を来しているとの認識なのですが)程の事は無く、従って経年を考慮した上での納得の購入だったのですが、「背ヤケ強」という表現にも扱う古書店によって、かなりの差があるという事を改めて思い知った次第です。

noname#255857
noname#255857
回答No.1

買う前に気づけなかったのはネット購入だったということですかね。 ネットでの売買は「焼け有り、使用痕あり」とか書いてあれば、 その範囲は太平洋の如く広いと覚悟するべきです。 私の家にあった古書は醤油を浸したような色に焼けていて、 鹿せんべいのようにパリパリと端からひび割れる状態でした。

deesmith
質問者

お礼

早速の返信恐れ入ります。 書き洩らしておりましたが、ネット購入でした。 やはりネット購入に於ける認識の甘さに尽きるのでしょうが、何分ネット購入歴十数年にして、初めての事例という事や、古本のヤケ=焼けとする古書店が存在すると迄は思い至らず、皆さんの経験談を参考にさせて貰えればと思った次第です。

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