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陸軍機と海軍機
かつて日本軍には 陸軍が所有する航空機と海軍が所有する航空機がありましたが 例えば陸軍の人間が海軍の飛行機を止める(飛行させない)事は出来たのでしょうか? また 陸軍の軍人が海軍機に乗り込んだりと言うのは可能だったでしょうか? あくまで陸軍は陸軍 海軍は海軍だったのですか?
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戦前の日本軍には独立した空軍はなく、陸軍・海軍が別々に航空兵力を所有していました。(アメリカ軍も空軍が独立したのは第2次世界大戦後の1947年)陸軍と海軍では多くの場合に要求される仕様が異なりますので基本的には陸軍・海軍が使用する航空機は別々ですし、基地も別です。 ただし、完全に分かれていて同じ飛行機は使わなかったかといえばそうではなく、陸軍が制式採用した司令部偵察機(九十七式司令部偵察機と一〇〇式司令部偵察機)は海軍でも多数使用されています。 また戦争末期になると、雷撃能力を向上させるため陸軍の航空機搭乗員が海軍の基地で訓練を受けていますが(一時的に陸軍の飛行戦隊を海軍の指揮下に置く形)、このとき多くの陸軍機には海軍の搭乗員も乗り込んで、協力して訓練を実施したということです。(なお訓練だけでなく、実際の戦闘でも沖縄戦では陸軍の第6航空軍が海軍の連合艦隊の指揮下で作戦を行っています)ご質問の趣旨とは微妙に異なっているかもしれませんが、参考になれば幸いです。
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- oska2
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>日本軍には 陸軍が所有する航空機と海軍が所有する航空機がありました その通りですね。 海軍だとゼロ戦、陸軍だと隼が有名ですね。 ※ゼロ戦は、三菱重工。隼は、富士重工。 >あくまで陸軍は陸軍 海軍は海軍だったのですか? その通りです。 1945年の敗戦までは、海軍省・陸軍省ともに「独立した機関」です。 今の様に、首相の管理下に存在する省ではありません。 あくまで、統帥権を持つ天皇直属の機関です。 ですから、航空隊も全く別組織です。 海軍は、予科練で航空・操縦技術を習います。 陸軍は、陸軍飛行学校で航空・操縦技術を習います。 飛行場も、海軍・陸軍は個別に設置・管理していましたからね。 同じ飛行場で、海軍・陸軍が一緒になる事はありません。 余談ですが・・・。 地方空港の多くは、旧海軍・陸軍の航空基地跡です。 例えば、松山空港は旧海軍航空隊跡。旧高松空港は、旧陸軍航空隊跡です。 終戦末期には、多くの地方空港から特別攻撃隊が出撃しています。 質問者さまも、地方空港に行く事があれば空港隅の慰霊碑に気が付くかも知れませんね。
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- bardfish
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>例えば陸軍の人間が海軍の飛行機を止める(飛行させない)事は出来たのでしょうか? これはないと思いますよ。 拠点となる飛行場が違うはずですからね。 >陸軍の軍人が海軍機に乗り込んだりと言うのは可能だったでしょうか? これもないと思う。 海軍機と陸軍機ではスロットルレバーとか操縦に係る装置の位置や操作方法が違っていたそうです。 スロットの開閉方向も逆と聞いたことがあります。 そもそも命令系統が違うため従う必要はないけど、陸軍は偉そうにすることが多いという話も聞きます。 結局は人によるのかもしれませんけどね。
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