相対主義と個人主義

質問

相対主義の人は、個人主義でもあるのでしょうか？

相対主義によって優劣の評価の必要が無い為に、個人主義に傾倒するのでしょうか？

回答No.1

koosaka · ベストアンサー

相対主義と一口に言っても、いろいろあります。

文化相対主義、歴史相対主義、主観的相対主義、概念枠相対主義、言語相対主義、文脈相対主義、真理の相対主義、道徳の相対主義、価値の相対主義、美の相対主義、また否定的相対主義（懐疑論）、肯定的（寛容）相対主義、そして強い相対主義と弱い相対主義・・・・・・・ｅｔｃ

この中で、個人主義的と言えるのは、主観的相対主義と真理の相対主義、美の相対主義くらいかと思います。

そして相対主義者は自分の主張を絶対に正しいと言っていますから、矛盾しています。
つまり相対主義者は、その相対主義というのを絶対化しています。
だから、相対主義というのは、存在しないと思います。
もし、本当に自分の思想を相対的というとしたら、無限遡行に陥るのを避けられません。

お礼

ありがとうございます。

回答No.3

hekiyu

キリスト教文化圏では、全知全能の絶体神がいるわけで
その意味で絶対主義です。

しかし、彼らは、個々人が神と直接結びついています。
神との約束さえ守っていれば、他人にどう思われようと
構わない、という個人主義です。

日本人は相対主義です。
善悪などは時代や立ち位置によって変わるものだと
考えます。
だから日本には絶対悪も絶体善もありません。
だから、墓から遺体を掘り出し、辱めを加える、
千年経っても恨みを忘れない、なんてことはしません。
原爆落とした米国人を恨む日本人はあまりいません。

しかし、日本人は個人主義とはされていませんね。

お礼

ありがとうございます。

回答No.2

o_tooru

おはようございます、疑問はつきませんね。

さてご質問の件ですが、私自身あまり哲学に関しては詳しくないので、一つの意見だと思ってお聞きください。

相対主義の反対は、絶対主義かな？
大昔のギリシャ時代などは「絶対的」なものがあると考えられていました。絶対的な善・絶対的な眞実・絶対的な美。「真善美」それを具体化した物が、神であったわけです。

ところが、近代になり、絶対的な物に対しての信頼が揺らぎ始め、「相対主義」が出て来ます。世の中に絶対的なものは無い、有る集団の価値観と多の集団の価値観は異なり、そのいずれもが正しい、と考えられるようになってきました。

絶対主義が間違っていたわけではなく、時代とともに視点が変わってきた、視点が広がってきたと考えています。　

あまり哲学に関しては、きちんと勉強したことがないので、基本的なところが間違っているかもしれません。ご容赦を

お礼

ありがとうございます。