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絶縁測定時の漏れ電流の流れ
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(1)漏れ電流の流れは..... これであっていると思います。 ただし、漏電は配線路からだけではなく、モーターとその筐体間でも発生しますので、モーターの右部分に追加してみました。 添付図を参照ください。 (金属部分の筐体は通常、接地されていますので図のようになりますね。) (2)本当に配線からの漏れ電流が絶縁測定機のアースに戻るのでしょうか? 配線路やモーター機器内部で漏電があった場合、戻ります。 ただし、測定の場合は電源供給側のスイッチは確実に「開」(OFF)にしておく必要があります。 理由: ご存知のように電源の供給側には、この図にはありませんが保安用の接地がされています。 電源スイッチを ONのまま作業をされると、事故になりますので注意が必要です。 ●地面などを伝ってきているのでしょうか? その通りです。 漏電箇所と接地部分とで回路ができ、伝ってきます。 その際、漏電箇所の特定のために、メガ測定で一番絶縁抵抗値の低い部分を探す必要があります。
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- teppou
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teppou です。 再度回答します。 >□電気設備の金属部分や地面などを流れると、絶縁測定機のアースには漏れ電流が返ってこない気がするのですが、やはり絶縁測定機のアースに帰ってくるのでしょうか? 絶縁測定をする測定器は、電源を内蔵しており、その電源の通常はプラス側をアース点に、マイナス側を電線などに接続して測定します。プラス・マイナスが逆であっても大きな問題はありません。 もし漏電があれば、電流が流れるわけですが、その電流は測定器の電源のプラス極から出て漏電個所から流れ出て(流れ入って?)マイナス極に戻ります。 電流は回路ができていないと流れませんので、測定器の電源から出た電流が金属などの電流を通しやすいところを流れても必ず元の電源の反対極に戻ってきます。どこかに流れていくなどということはありません。 念のため付け加えますと、絶縁測定をする場合は測定対象部分の電気は切っておきます。通常はブレーカーを切っておきます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 分かりやすい回答で理解できました。 ありがとうございました。
- teppou
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電気屋です。 まず、絶縁の測定をする測定器は、「絶縁抵抗計(メガー)」と言います。 >(1)漏れ電流の流れはこれであっておりますでしょうか? 基本的にはあっておりますが、三相の電線はモーター内で結線されていますので、漏電個所は測定器を当てた電線とは限らず、他の電線やモーター本体から漏電している場合もあります。 >(2)本当に配線からの漏れ電流が絶縁測定機のアースに戻るのでしょうか? 実際の絶縁測定機は制御盤内で行うことが多いです。その場合、配線の漏れ電流が、離れた制御盤のアースまで本当に戻るのでしょうか? その場合、地面などを伝ってきているのでしょうか? 電線からの漏れ電流が電線の外に流れ、電気設備の金属部分や地面などを流れることを漏電と言います。 電線の絶縁が不良になっていても、不良部分がどこにも接触していなければ、漏電は起きません。 漏電電流は地面にもちゃんと流れ、モーターと制御盤の間離れている場合でも、測定できます。 地面(大地)は、電流がよく流れるのですよ。
お礼
お忙しい中、御回答ありがとうございます。 大変勉強になりました。 1点程、分からないことがあるのですが、 □電気設備の金属部分や地面などを流れると、絶縁測定機のアースには漏れ電流が返ってこない気がするのですが、やはり絶縁測定機のアースに帰ってくるのでしょうか?
お礼
お忙しい中、詳しく回答ありがとうございます。 図を用いて下さりありがとうございます。 おかげで大変理解が深まりました。 ありがとうございました。