60年代のアメリカの文献です。
A thin, dark man wearing a large jade ring was seated at a small French provincial desk. He nervously turned the pages of a chart book, pausing frequently to draw neat geometric patterns in red and blue with the aid of a draftsman’s triangle.
試訳 「痩せていて、暗い髪色の男。大きな翡翠の指輪をしている。フランス地方様式の机にかじり付き、落ち着きなくチャートブックの頁を繰っている。頁を繰る手を止めたと思うと、製図定規を手にして、赤線や青線で丁寧に幾何学模様を書き加えている。」
場所は証券会社の顧客が調べ物などをする部屋です。この人は全くのチョイ役で、この段落に出てくるだけだし、外見の描写はこの「thin, dark」のみです。こうした場合の dark は、「髪の色が暗い(日本でいえば、焦げ茶色~濃い焦げ茶色くらい?)」と解してよいのでしょうか。
さらにいうと、「白人だがブロンドではない」という意味でしょうか。
そしてさらに、何か文学的・社会学的なニュアンスを含んだ表現なのでしょうか?
たとえば、「白人だがブロンドではないので、あまり上流階級ではないと推察される」とか、「やや素性が知れない」とか、逆に、暗い髪のほうが知的なイメージがあるとか?
そうですか…。白人についての文章でいきなり dark と出てきた場合は髪の色のこと、という教えを読んだことがあったので迷ったのですが、よく考えてみたらそれは19世紀イギリス文学の翻訳についての本だったので、60年代アメリカでいきなり dark と出てきた場合は、肌の色のことと考えるべきかもしれませんね。ありがとうございます。
お礼
そうですか…。白人についての文章でいきなり dark と出てきた場合は髪の色のこと、という教えを読んだことがあったので迷ったのですが、よく考えてみたらそれは19世紀イギリス文学の翻訳についての本だったので、60年代アメリカでいきなり dark と出てきた場合は、肌の色のことと考えるべきかもしれませんね。ありがとうございます。