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国語の書き方の変化について
- 私が勉強した頃と現在の国語の書き方が異なっていることについて質問です。
- 国語の教科書の書き取りを子供にさせている際、私の習った書き方と子供たちが教えられている書き方が違うことに気づきました。
- 具体的には、子供たちが【。】や【」】を書く位置や改行の方法について異なっています。どの書き方が正しいのか、賛同頂ける方がいらっしゃいますか?
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麻雀では「完全先付」とか「なんでもあり」というように、【場のとりきめ】です。 角川文庫のルール、新潮文庫のルール、講談社文庫のルールと、いろいろあります。 行頭の【 「 】は、一字下げをしない・・・つまり、この【「】はマスの下半分になるので一字下げをしなくとも半角が空くから、というルール、 それから一字でなく半角下げにする・・・【「】はマスの下半分なのでそれを半角下げにすれば全角一文字の一字下げと「見た目同じになる」、 さらに、機械的に一字下げをする・・・その結果「見た目は一字と半角下がる」という事になります。 それはそれぞれの編集部のルールです。 マス目20字詰めとして、【、】が次の行のアタマに来てしまう場合、前行の下にマス目からはみ出して書くのを、前の方は【吊り下げ】とおっしゃいましたっけ、これは【ぶら下がり】という言い方もあり、ぶら下がり【あり】かそれとも【なし】かはその編集部の【取り決め次第】です。 ぶら下がりなしの場合には、行頭に【、】なんてありえませんから、前行の字間を調節して詰め込むか、それとも前行からもう一字持ってきて次の行が【一文字と読点】になるように前行の字間で文字数を調整します。 そういうことは、【場の取り決め】です。 それと同じように、ご質問のことについても、そのやり方・このやり方は、出版社によって違う、「こうでなきゃいけない」というのではなく、「どのやりかたにするか」と相談して決めることなのです。 国語教育では、漢字のとめはねなど、判断に幅のあることを画一的に決めてしまうことがあるようです。 どこ「から」どこまで どこ「より」どこまで なんかも、芝居の世界では「からっぽ」は縁起が悪いので、必ず「何日より何日まで」と書きますし、工業における表記ではJIS規格ではフールプルーフという立場からA点とB点の距離は「AからBまで」と書く決まりで「AよりBまで」と書いてはいけないことになっています。 国語・日本語としてどっちが正しいのか、ということではなくて、必要性やその場の都合でその場の取り決めであることを、日本語としての正誤と勘違いすることが多いようです。 ご質問の点は、どちらもありで、教育現場では「いろんなやり方がある」と言っては教師が教えられないので、漢字のとめはね同様に画一的になっているんだろうと思います。
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- Postizos
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No.9ですが、オランダ風説書は欧文の印刷物を見慣れた人が「読みやすく」を意識して書いている感じがします。 このように書き文字は近代に書き手重視から読み手のための方にシフトしてきているように思います。 書き順はおっしゃるとおり本来いろいろあっていいもので、古文書を読む場合はそのいろいろのパターンを憶えておかないと読めません。 http://clioapi.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/ZClient/W34/z_list.php?title=%E9%87%91&resourcetype=0 http://clioapi.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/ZClient/W34/z_list.php?title=%E5%BF%85&resourcetype=0 http://clioapi.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/ZClient/W34/z_list.php?title=%E5%8F%B3&resourcetype=0&firstPosition=1&dataLimit=20 “。」” の扱いも原稿作者の考えでどちらもありうるものでしょう。 ようするにデザインの問題だと思います。 マスが無ければその人のスペース感覚や紙面の都合や前後の文字列との視覚的バランスで無段階に決めているものであって、それを「何マス分」としなければならないから選択が生じています。 印刷用のソフトでは無段階に調節できるようになっています。 https://www.google.co.jp/amp/suikoudesign.com/suikolog/design/1864/amp 実際目にする文字組はデザイナーや文字組職人が調節した物のことも多いのです。 大事なのは、字間はその文字組の用途で違っていて、画一的に句読点・括弧類(約物)は「何マス分がいい」とは決められないことを理解しておくことではないでしょうか。 ですので小学生なら、「先生の言う通りにしとけ」と言うしかないように私は考えます。
お礼
おぉー、古文書のパターンはいろいろあるのですね。 奥が深いですね。 やっぱり、人それぞれ好きな感じが違いますよね。 デザインですか・・・ 小学生には、そのデザインは必要無いので、やっぱり先生の言うようにやっておくのが無難ですね。 回答、ありがとうございました。 また、お礼が大変遅くなり、申し訳ありませんでした。
- Postizos
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7ですが、日本語は元来はかなと漢字の大きさが違って書くのが自然ですし、漢字も四角くない字がたくさんあるのですが*、印刷のために四角に収まるように印刷書体をデザインしているだけです。 ですので原稿用紙のマスに合わせて書くことは本来の日本の文字の形や美しさにとってはマイナスもあることをわかっておいた方が好いと思います。 しかし明治以降は読みやすさ、活字への対応が優先されて文字のつらなりとしての美しさや書く方の自由や表現はおさえられてきたという経緯になっています。 江戸時代の公文書(手書き) http://www.ndl.go.jp/nichiran/data/L/002/002-005l.html http://48863135.at.webry.info/201508/article_2.html ↓木製古活字印刷の本。1文字が同じ大きさの活字一本とはなっていない。 http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20080403/1207233099 ↓嵯峨本活字の分析 http://www.morisawa.co.jp/culture/japanese-typesetting/04/ http://www.dot1.jp/journal/20160707.html 整版(活字ではなくて字の並びどおりに彫っていく) https://blogs.yahoo.co.jp/kitasan1970/45166797.html また写真植字やコンピューター化によって現在の印刷特に横組みでは仮名と漢字の字送り(字間)は違って組んでいることが多くなっています。どちらが美しいかは考え方によっていて簡単には決められません。 明治時代、金属活版の初期には合字といって何文字かをつなげて一本の活字を作る試みもされていました。全てを同じ大きさの活字にしたのは効率を優先した結果にすぎないでしょう。 *「春、人、など」及びほとんどの平仮名
お礼
本来、漢字とひらがなは違うサイズだったという事ですか? 私は、同じサイズなのだとばっかり思っておりました。 手書きよりも、パソコンの画面に慣れ過ぎたかな。 達筆な方の筆文字、いいですよね、まるで絵画を見ているようで。 ただ、でも好みがあるのです。 教えて頂いたURL先の、オランダ風説書・・・これは好きではないですね。他の人からすればまた違う感想があるでしょう。 手書きにはそういった好みが出ますよね、或いは普段使いのノートとボールペンであれば、どうしても読めない字を書く人が存在する。 そんな訳で、私はワープロとかパソコンの画面は、読みやすくて良いなぁ、という感じです。 もうちょっと言えば、私は個人的には漢字やかなの書き順、あれどーでも良いと思ってる方でして・・・ だから、一回染みついた書き順は治らないし、子供の習った書き方と私の習った書き方に違和感を感じると、どうしても擦り寄る事ができないのですよね。 回答、ありがとうございました。
- Postizos
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回答7ですけど 「ワープロ」とはもちろんパソコンのワープロ機能、ワープロソフトのことです。 ワードを使う人が多いですが、もちろんパソコンのテキストソフトや印刷用のデザインソフト(In design、Illustratorなど)を使う人もいます。
お礼
マイクロソフトのワードの事だと思って読んでました。 回答、ありがとうございました。
- Postizos
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原稿用紙とは「原稿」の用紙であって活版印刷を前提として字数を数えやすいように考えられたものです。 和文の活版印刷は1文字が同じ大きさの1本の活字棒になっていてこれを組み上げるので一文字をひとつの四角の中に入れて数えるのは合理的だったのです。 整版といって活字を使わない木版だった江戸時代にはありませんし欧文も一文字の幅がみな違う活字の組みなので「原稿用紙」はありません。 現代はワープロで文字を打ってそのまま原稿としますので「原稿用紙」の意味は違ってきていて学校の先生が文字数を限った文章を書かせたりするのが主な目的だと思います。それといずれワープロを使うときのための準備の意味もあるでしょう。 原稿用紙であっても行頭 の “」” や 句点は読みずらいし活字に組む場合もそれはしない習慣でしたから原稿用紙でもぶら下がりに書くのは正しいと思います。(正しくは原稿用紙一行の字数を組版と同じにしておけばさらに字数が数えやすい) 半角括弧や句読点は著者や編集者の判断によると思いますが印刷と同じに打っておくのがまあ普通だと思います。ワープロで半角句読点や括弧類は打てますし “。」” は詰め打ちというか半角で組むのがまあ普通かなと思います。 改行についてはワープロに任せて段落の分かれ目にだけ入れるのが合理的ですが、行頭句点や括弧類のぶらさがりはワープロの設定で処理します。 読みやすさのためにぶら下がりにするのが正しいと思います。 というわけで小学校での原稿用紙使用は先生のため、試験のための要素が強いので「先生の指導通り」がよろしいかと存じます。あまり突き詰めて考えても意味がありません。 http://www.writer-support.com/children/prize_basic02.html アンケートの意味でしたら私は小学校当時は60年代でしたがあまりうるさく言われた覚えはないのか全く記憶がありません。
お礼
なるほど、原稿用紙というのはそんな目的があったのですね、 今まで知らずに生きて来ました。勉強になりました。 そうですね、日本語は、どれもサイズが同じで見やすいですが、英語もそう外国語は統一感がない。文字幅が大きくなったり小さくなったり・・・さすがは日本語と言いたい。 そうですね、 最近は殆どの作家さんがワープロ打ちでしょうね。原稿用紙に書く人なんてほぼ居ないと思われますね。 それでも、ワープロを使う前提で、勉強をしておくという事なのですね。 回答、ありがとうございました。
No.1の再訪。 質問文では行頭が下がっていましたので □「でも、僕は泳げないの で、海を渡る事ができませ ん。そこでサメを騙す事に したのです。」 と回答しましたが,実際には空白【□】は入れません。 No.4の方がリンクされているページに書いてあるように,詰めます。ぼくもこのページのように1960年代に習いました。
お礼
はい、そうですね、 今また思い出しているのですが、原稿用紙に書く際は、一マスの空白を書かなかったような気がするのです。 ただ、書き取りノートの場合は、一マス空白を入れてたなぁ、という感じがするのです。 回答、ありがとうございました。
- f272
- ベストアンサー率46% (8469/18132)
大体はあなたのいうように習ったような気がします。でも作文で会話文を使うことはなかったので、その辺は記憶が定かではない。会話でなくてもカギかっこを使うときがありますが、その時はあなたのやり方と同じです。 http://www.mori7.net/gennkou.php このサイトでは、どちらでもよいようなことが書いてあります。
お礼
お!賛同頂ける、という事ですね。 教えて頂いたURL先の書き方、 これも私が習った頃と同じです。 ・・・あー、そっかぁ、でも原稿用紙と書き取りノートは、また違った感じなのかなぁ?? 回答、ありがとうございました。
アラフォーですが、お子さんの習った書き方で習っています。 それが普通だと思ってきましたし、あなたの書き方の方に違和感を覚えます。 お子さんの提出物なら、お子さんが習ったとおりにすべきでしょう。
お礼
違和感がありますか・・・でも、仕方ないです、私はこう習ったと思うのです。 そうですね、子供の事なので、子供に合わせるべきですね。 回答、ありがとうございました。
- show1968
- ベストアンサー率32% (532/1616)
アラフィフですが、 子供さんの書き方とされている方で私も習っています。 文芸同人誌の編集をやっていた都合で、 よその文芸同人誌の方と編集について話をしたことがありますが、 同じだという方が多いです。ほぼ年上の方々なんですけどね。 ただ字数制限がある原稿は、例外で空白を作らないので、 作者から要望が出ない限りつめて掲載するため、 貴方が書かれるような表記をします。 その名残では?と思いました。 それと、仲間内で「つる下げるかどうか」は話題になりました。 マスの外に句点の。や『』を書く事を つりさげるというんです。 私はどちらでもよいと習ったように記憶するのですが、 句点。はいいけど、』は絶対やらないという年配の人がいました。 ちなみにムスメは句点。」でも枠外に書きますね。 ちなみに今、中学生です。 小学生の時に「私らの頃と違う!!」がありましたよ。 繰り上がり筆算の時に、例えば 「2上がって」と小さい数字を書き加えませんでしたか? ウチのムスメが全然書かないので 「書けって言われなった?」と聞いたら、 全く言われなかったそうです。 間違うくらいなら書けと指導しましたけどね。 しょうがないんじゃないですか。
お礼
えぇぇぇ!繰り上がりのある計算、当然書いてましたよ。 今も書くもんじゃないんですか? そうでしたか、 うちの子供の方式で習っておられるのですね。 学校に寄りけりなのかなぁ・・・?? カッコをつり下げると言うのですね。 知りませんでした。勉強になりました。 マス外に【。」】書いちゃいますか、うちの子供と同じですね。 最近は、そういう書き方なのかなぁ。 回答、ありがとうございました。
国語教育がどうかは知りませんが,印刷所に入稿するばあいの指示方法です。 例1 □「でも、僕は泳げないの で、海を渡る事ができませ ん。そこでサメを騙す事に したのです。」 【□】は「1字アキ」(行頭の字下げ)の指示です。それ以外に指示しないと,上のように組んできます。 例2 「でも、僕は泳げないので □海を渡る事ができません。 □そこでサメを騙す事にし □たのです.」 【□】をこのように入れます。 どちらが伝統的な組み方かといえば,例1だろうと思います。しかし,著者の表現を尊重して,どんなにでも(階段状に字下げするようにも)組めます。 「でも、僕は泳げないので □□海を渡る事ができません。 □□□そこでサメを騙す事にし □□□□たのです.」
お礼
あ、では私が習った方が伝統的な(言い換えれば古い、なのかな?)方法なのですね。 まぁ、何にせよ、同意を頂けて良かったです。 回答、ありがとうございました。
お礼
そうでしたか、 各出版社によって、取り決めが違うのですね。 麻雀の例えなのは良かったです、分かりやすかったです。 では、正解というのは無いのですねー。 私が習った物は私の習った学校では使えたという知識であって、今の子供が習っているのはその学校のというか・・・先生の取り決めかな?・・・であって、私が習ったように教えてしまうとダメなのですね。 場の取り決めに準拠する、という事で、どれも間違いではない、という事ですね。 回答、ありがとうございました。