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4つのローターをもったヘリコプターが実在しない理由
ドローンは4つのローターをもったものが普通だと思いますが、実機のヘリコプターでは1つあるいは2つのローターをもったものしか存在しないのはなぜですか。
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4ローターで人が搭乗可能なヘリコプターの実用機は知りませんが(おそらく存在しないのでしょう)、あのエアバス社が「空飛ぶ車」の一種として「Pop.Up」なるものを今年(2017年)のジュネーブモーターショーに出展して話題になりました。 2人乗りの電気乗用車の人が乗るカプセル部分が取り外せるようになっていて、空を飛びたいときには4ローターのPop.up部分(大きなドローンのようなもの)を呼び寄せて、このカプセルの上部にくっつけて飛行するという仕組みです。 もちろんこれはあくまでもコンセプトカーに過ぎず、このまま実現するかどうかはわかりませんが、人が搭乗可能な4ローターの乗り物(ヘリコプター)の可能性について、大手航空機メーカーが真剣に検討していることは確かなようです。 https://www.youtube.com/watch?v=46wzyUPgpWU
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- Mokuzo100nenn
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実機では製造コストの重要性が高まるからです。
お礼
いいかえるとローターの数を増やしても、それにともなう利点がないということでしょうか。
- koakino
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ローターを複数にするよりも、1つのローターを強化する方が簡単だからです。世界最大のヘリコプターであるMi-26は半径16mの翼を8枚も持つローターを、なんと2つのエンジンで動かしています。 ちなみに過去に3ローターは作られたことがあります。 https://www.youtube.com/watch?v=OTw7ZagGzj8 3つのローターを1つのエンジンで動かす構造だったそうですが、残念ながら試験機が墜落して開発は頓挫したようです。他にこういった例がないことから考えても、やはり大型のマルチローターは構造が複雑すぎるのかもしれませんね。
3ローターはあるんですけどね。 ユーロコプターX3というやつです(まだ実用化ではなく実験機の 段階ですけど)。メインローター1個に両翼にプロペラ機のように 2個のローター計3個。 もしくはシコルスキーX2(これも実験機)。 同軸反転の2つのメインローターと尾部の推進用ローターの計3個。 記載した実験機は質問に書かれている趣旨とはたぶん違うんでしょうけど、 (姿勢制御としてのテイルローターは省いて)1つあるいは2つのローター 以外で存在するか?という意味で書きました。 真上向きのローター機だと2つが限界だと思いますよ。 サイドバイサイド式の配置だと横幅取り過ぎだし、チヌークのような タンデム型配置がベストなんでしょう。それを4個以上もつけるとなると、 大きくなり燃費とか整備面で、もはやヘリで運用する必要もないと思います。
お礼
ローターの相対的配置の様式にもいくつかあるのですね。いずれにしてもあまりローターの数を増やす意味は少ないということでしょうか。
- eroero4649
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・やたらとバカでかくなる ・その割にローターひとつが破損すると墜落する ・エンジンで回転数を合わせるのは大変 ・エンジンが4つもつくことになるから燃料バカ食い ・ローターが4つも風を巻き起こしたら回りのものを吹き飛ばして大変 そんなところではないかと思います。ラジコンのドローンも、結構な風を巻き起こしますよ。
お礼
機構的にもたくさん問題があるのですね。
- Everymyteacher
- ベストアンサー率30% (49/160)
個人的推測ですけど。 費用対効果が低いということなんじゃないでしょうか。 現在1ローターのヘリで充分運用できているのに わざわざ莫大な費用をかけてやることでもないのではないかと。 かの、オスなんちゃらっていう機体は、垂直上昇できる飛行機という アイデアを実現化したものですが、どれだけのお金がかかり そしてどれだけの機体を落っことしたか・・・ それでも必要か?と言われたら首を傾げざるを得ないという・・ ただ、将来的に、可能性がないわけではないと思います。 複数のローターは「安定する」ということは事実であるわけで そのことを他のものでは補えないと思った時に、開発は進むのではないでしょうか。 SF映画に出てくるような、筒状のダクテッドファンがいっぱいくっついた でっかい乗り物が登場するのを楽しみにしたいと思います。
お礼
思わぬ長所が隠れているかもしれませんね。SFが現実になることはよくあることですね。
実機は電動ではないからです。 マルチロータ機はそれぞれのローターを各種センサーから得た情報を元に電子制御で細かく回転数を制御する事で安定して飛行してます。 これをエンジンで機械的制御で再現するのは極めて難しく複雑な機構を要します。 電子制御ならコンピューターなど制御基板と配線だけで済むわけです。 現状実用的な有人飛行に耐えるだけのバッテリーが存在しないので有人型マルチコプターの実用化は如何に高効率で小型軽量のバッテリーが出来るかに掛かってます。 試作品としては有人型マルチコプターも作られてはいますが、今だ飛行時間が数十分とかいうレベルです。 電動化によって可能となったと言ってもいいでしょうね。
お礼
昆虫にやたらに大きいものがいないのと似ているのでしょうか。
- Higurashi777
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効率の問題でしょう。 エンジンが4機になった場合、整備にかかる時間は1ローターの4倍、2ローターの2倍になります。1/2ローターの機体と同じ整備時間で運用をしよう、と思った場合には人件費が倍or4倍必要になります。 また、運用に必要な部品のストックもそれぞれ倍or4倍必要になりますし、故障が発生する確率も1/2ローターの倍or4倍になります。 すなわち、「同じ運用をしようと思ったら多大な経費がかかるし、機体自体の価格も高くなる、故障確率も上がるので、投資費用に見合うような運用効率が機体できない」のでは実機としての運用は期待薄でしょう。 更に、離着陸に必要な敷地のスペースもより大きなスペースが必要になりますし、仮に軍用で使用する場合は「下から見たときに見える面積が大きい」=「それだけ撃墜される確率が高くなる」ということになります。 以上、ご参考まで。
お礼
操縦しやすくなるなどの要素もあまり関係がないのでしょうね。
- aokii
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- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2590/17104)
実用的でないからでしょう。ペイロードに比べて大きな表面積になるので、場所を取ります。ヘリの特徴として狭い場所で離着陸ができるという点がありますが、広い面積が必要だと使える場所が限られてきますから。
お礼
そういう試みもあるのですね。