ガスクロ(GC-FID)のピークが急に出なくなりました
ガスクロを使っていたのですが、急にピークが出なくなりました。
ピークが離れていったりだんだん小さくなったりという前触れもなく、1つのサンプルを打ち終わり、次のサンプルに取り掛かろうとしたところ、急にピークが出なくなったのです。
・水素炎は消えていませんでした。
・ガス供給は止まっていませんでした。
・メンテナンスは半年に一回セプタムを交換するくらいです。(セプタムは耐熱温度が気化室設定温度以上のものを使用)
・アセトンのみを打ってみたところ、アセトンのピークは見られず、またアセトンのコンタミネーションも見られませんでした。
・水素炎の着火箇所にある金属のキャップをドライバーでつついてみたところノイズによるピークが出てきたのでクロマトに電気信号が伝
わっていないわけではないと思います。
どなたか詳しい方がいらっしゃいましたらアドバイスお願い致します。
分析条件は以下のようになっています。
●使用機材:SHIMADZU GC-14B、CHROMATOPAC C-R6A
●キャピラリーカラム:
ZEBRON Phenomenex ZB-5 (30m×0.53mm×0.50μm)
液相:5% Phenyl、95% -Polydimethylsiloxane-
極性:微極性
使用温度範囲:-60 to 360/370℃
●検出器:水素炎型検出器(FID)
●設定温度条件
気化室温度:280℃、検出器温度:340℃
●ガス圧力
He:25 kPa、H2:50 kPa、Air:40 kPa
●昇温条件
45℃(保持時間:2[min])、45-320℃(昇温速度:7[℃/min])、320℃(保持時間:10[min])
補足
ブランクを打つとピークは出ません。 サンプル調製も前とは変わらないと思うのですが・・・。