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ガスクロについて教えてください (糖の定量)
お忙しいなか本質問をみて頂きありがとうございます。 ピーク面積比、f値はどのように求めればいいのでしょうか? 例えば、Internal standard300μgのAREAが200000、Rt30分の物質のAREAが120000だった場合、Rt30分の物質の含有量xは、300μg:200000=xμg:120000 x=180μg含まれているということでしょうか? この場合ピーク面積比、f値とは一体何を指しているんでしょうか? 当方ガスクロに関して無知でありますので、訳のわからない質問になっているかもしれませんが何卒よろしくお願いします。
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被験物質(この場合はRt30minの物質)の濃度(量)を変えたものを数点同じ条件で測定して検量線を作成し、未知濃度の定量を行います。 より具体的には、被験物質の濃度を未知濃度物質の予想される濃度範囲を上下にはさむような形(たとえば未知濃度1000ppm程度の予想なら100ppm、1000ppm、10000ppmなど)で濃度既知の液を作成し、これらに計算可能な一定量の内部標準(Internal standard)を添加し、GCにて測定します。 それぞれの濃度において、クロマトグラムより得られる面積の比(被験物質と内部標準の比ですよ)と、ご自分で調整された重量比(濃度比)をプロットして一次回帰式(y=ax+b)を求めます。 そうしてから、未知濃度の試料の測定を行い、面積比を先ほどの回帰式に代入して重量比を求めます。 蛇足ですが、もしRt30minと仰っている物質が「未知物質」(反応中の不純物などで構造の特定出来ていないもの)であったとしたら、GCによる濃度測定よりも、構造決定を先に行われたほうがよいと思います。 読みにくい部分があったらスイマセン。
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- bermare129
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No.1です GCで正確に定量をしようと思えば、「既知物質によって既知濃度の検量線を引く」ということが重要です。 純度が保証できている未知物質が多量にある場合にGCによる定量が可能か不可能か、だけでいえば可能です。 しかし「未知物質が○○ppmあります」という報告よりも、「△△という未知物質が含まれていますので構造決定のうえ定量します」という報告のほうがスッキリしていませんか?もちろん同時進行が好ましいですが・・・ この未知物質がどのようなものかはわかりませんが、化学反応の結果と仮定して、将来的にその未知物質が増えてほしい(減ってほしい)となった場合に、その物質が手元に無い場合、構造が決まっていれば市販のものを入手して標準物質に使うことも可能になります。 なにより、出来たものの構造が決定出来なければ、どのような反応が起こっているのかもわかりませんよ???
お礼
二度のご回答ありがとうございます。 大変参考になりました! ガスクロについて最低限理解できるようがんばります。 貴重な時間を割いて頂きありがとうございました。 なお、一回目のお礼で「様」が抜けており失礼な表現になったことお許し下さい。
- AUGUUUAAA
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被検物質が未知物質ですと、定量は出来ません。 検出器がFIDですと、同じ炭素数の糖なら大体同じ濃度で同じ大きさのピークを示しますので、InternalStandardに未知物質と似ているものを選べば(正確ではありませんが)定量できます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ガスクロについて少しわかりました。これから勉強して疑問を解消していきたいと思います。貴重な時間を割いて頂きありがとうございました! bermare129様 上記お礼の欄で「様」が抜けており、失礼な表現になったことお詫び申し上げます。ありがとうございました!
お礼
丁寧なご回答ありがとうございます。 bermare129の解説で、教授の話や手元にある本の解説の内容がつながってきました。 もしよければもう一回答お願いします。
補足
丁寧なご回答ありがとうございます。 未知物質が多量に含まれていたのですが、構造決定をしてからでないと検量線が作成できないので濃度測定ができないということでしょうか?