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ガスクロのピークエリアの溶媒依存性
ガスクロで水中のアルコールを分析しています。 この際、アルコールの検量線を水で引くのと、アセトンなどの有機溶媒で引くのではピーク面積は異なるのでしょうか。 もし異なるのならなぜ異なるのかお教え願います
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- chemwalkman
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経験上のアドバイスを! 原理原則からはアルコールで引いても、アセトンで引いてもピーク面積は異ならず、検量線は一致するはずです。経験上、GC分析で水は厄介ですね。分析条件(カラム、温度など)が悪いと、だらだら出ますね。 もしピーク面積が異なる場合、考えられることは 1)水、メタノールの分析条件が不適であること カラムを変えるとか、温度を変えるとか、濃度を検討するとかが必要。 2)分析条件がいい場合は、水のピークに重なっていないか。ベースラインの乱れがないかなどチェックする必要があると思います。 私はよく再現性を注意していました。同じ試料を何回か打って、再現性がどのくらいあるかで分析の程度(分析条件の良し悪し)を判断してました。
- acacia7
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溶媒と溶質が完全に分離して検出されるならば、 基本的に検量線は同じになるはず。 キャリアー中の試料の濃度を検出するだけだし・・・ ただ、#1の方の言うように、吸水性の強いカラムの場合、水がブロードに出てくるため、試料の検出時に水が存在し、誤差が大きくなる場合がある。 モレキュラーシーブ関係には良くある。 っていうか、モレキュラーシーブに水入れるなっていうのが正しいか・・
- kikero
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GC感度確認のための標準液を水ではなくAcetoneベースで調製する、と云う事でしょうか? GCの試料はマイクロシリンジで採取・注入されるので体積基準の試料量になり、水ベースとAcetoneベースでは試料密度がかなり異なる(約2割)ので、これを考慮する必要があります。 GCカラムに注入したメタノールの絶対量を計算基準にすれば、どんな溶媒で感度を決めても同じ結果が得られると思います。 全てのカラムでは有りませんが、水のピークは綺麗な形にならずだらだらと出て来る場合があります。 このだらだら部分にメタノールが掛かると、定量精度が落ちます。