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モノポール反応炉の出力について
最近読んだSF小説に、モノポール反応炉という動力炉が登場しました。 モノポールについてwikiなどを読んだのですが、なんとなくすごいものなんだなー、というのはわかるのですが、実際どれくらいの出力?を出せるものなのかわかりませんでした。 仮にこの動力炉が存在するとして、どれくらいの電力を生み出せるものなのでしょうか? もしご存知の方がいらっしゃれば教えていただきたいと思います。
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- ddtddtddt
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こういう話題は好物なので色々調べてみると、モノポール反応炉はどうやら、モノポールを触媒のように使用して陽子崩壊を利用するみたいですね(^^)。 そこで陽子崩壊と言えば「スーパーカミオカンデだよね?」という事で、その公式HPを覗いてみると冒頭に、「最も可能性のある陽子崩壊は、崩壊した陽子が、陽電子と中間子になるパターン」とありました。 陽電子(反物質と思ってOK(^^))は、電子と出会うと対消滅して全質量がエネルギー(光)に変換されますが、中間子ってのは通常物質と最も相互作用しにくい素粒子の一種です。 そうすると陽子崩壊によって陽子の全質量が、ぱぁ~と(?(^^))エネルギー解放されても、ほとんどの解放エネルギーは捕捉できなくて、反応炉から漏れちゃう事になります。何故なら陽電子の質量は、陽子の1/2000程度だからです。これでは現在の原子炉(解放エネルギーは全質量の数%)より、かなり低効率です。 ところがその直後に、「生成された中間子は非常に不安定なので、一瞬で2個の光子に分解する」とありました。光子(光)は間違いなく普通に利用できるエネルギー形態です。何故なら、通常物質と最も相互作用しまくりの素粒子は、光子だからです(^^)。 よってモノポール反応炉の出力は、反物質炉(対消滅炉)と同等程度になるのかな?、と思いました。 それがあると何が出来るのか?。山本弘のSF小説「ギャラクシー・トリッパー美葉」によると、光速の17万6000倍で飛ぶ事ができるそうです。読んだのは、これですか?(^^)。 一番ビジュアルにわかり易いのは、ヤマト2520でしょう。 西暦2300年代にモノポール反応炉の開発に成功した地球文明は、モノポール・エネルギーを信望するモノポール文明と、波動エネルギーを信望する波動エネルギー文明とに分かれ、2400年代に銀河100年戦争が勃発したとか、西崎さんの好きそうな設定全開です(^^;)。 その戦闘シーン(宇宙艦隊戦)を見る限り、モノポール・エネルギーと波動エネルギーは互角か、波動エネルギーの方がちょっと部が悪い。波動エネルギー文明には当然、波動砲がありますが、モノポール文明側にもモノポール砲みたいのがある。もともと地球文明を受け継いだ両者だから、兵器開発思想は結局は同じで、そこはいいのか(^^;)。 でも波動エンジンは、「真空からエネルギーを絞り出す仕掛け(カシミール効果?。方法はきかないで・・・(^^))」なので、総出力が燃料媒体の総質量に制限されない波動エンジンの方に、軍配が上がっても良さそうなものなのだが、そうはなっていなかった。 これはやっぱり#2さんの仰るように、エネルギー変換機構の具合が両者でニアニアだからでしょう。だってどっちも、地球文明の技術思想の後継なのだから(^^;)。
- DESTROY11
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どれくらいの電力が取り出せるかはモノポール機関じゃなく発電機の性能によります。 そのSFのモノポール炉がどういうものかわかりませんが、熱を取り出して湯を沸かし、蒸気タービンで発電機を回す・・・なんて代物だとしたら、現状の火力発電と変わりません。
モノポールを使ってエネルギーを取り出す手法はSF作品により手法が異なりこれと行った正解がありません。 これは現状モノポールが確認されてないのでその利用法はあくまでSF的な空想世界にしかないからです。 考えようによっては何とでもなるのがこの空想世界です。 これが対消滅炉とか言うならまだ実際に存在する反応なので発生する理論上のエネルギーは計算できるんですがねぇ。