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ルノーは昔、戦車のメーカーとして有名だった？
知り合いの老人が言っていましたが、ほかの自動車メーカーで兵器を作っていたところはあるのでしょうか。
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- ithi
- ベストアンサー率20% (1973/9604)
- r3350
- ベストアンサー率50% (531/1062)
戦車を作る場合、通常は、用兵者側が要求書を示し、会社がそれに対応して設計、製作します。 しかし、戦前の日本では、陸軍技術本部が設計を行い、製作を民間会社(三菱重工業など）や官営会社の兵器廠に請け負わせていました。 自社設計はしていませんので、メーカーと言うよりはコンストラクターが当たっているように思います。 余談ですが、中島飛行機は三菱から特化したものではありません。 中島知久平が興した民間航空機会社で、戦前、戦中の日本の軍用機製造会社では三菱重工業と並ぶ双璧でした。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B3%B6%E7%9F%A5%E4%B9%85%E5%B9%B3 なぜか、中島は陸軍機、三菱は海軍機を主に作っていました。 中島の代表機：隼、鍾馗、疾風 三菱の代表機：零戦、雷電、烈風
お礼
用途の特殊性からやはり兵器は民生品とは違うのですね。戦前の三菱重工は兵器しか作ってなかったのでしょうか。
イタリアのフィアットは戦車もレシプロ戦闘機もジェット戦闘機も作ってましたよ。 まあ、フィアットはそもそもイタリアの工業の全てを握っていたような会社でしたけど… 国営企業だったルノーに対して「フランスはルノーを持っているがフィアットはイタリアを持っている」ってのは有名な逸話です。
お礼
そういう面もあったのですね。フランスは飛行機ばかり作っている会社がいくつかあるのかと思いますが、全部国営なのでしょうか。
- Sasakik
- ベストアンサー率34% (1710/4912)
＃４補足。 まず、「兵器」とすると定義が難しい（狭義的に敵兵を直接的に殺傷するものなのか、広義の軍の装備とするのか）ので、ハード、ソフト含む軍の装備全般を供給する「軍需産業」として・・・ ”大物”を忘れてた(^-^; ドイツ：ダイムラーベンツ、ポルシェ、BMW ベンツは航空機や戦車のエンジンなど、ポルシェは軍用車両、BMWは航空機用エンジンを設計・生産してきている。 国内外を問わず、第二次世界大戦前にルーツを持つ自動車メーカーは軍需産業に関わってきたか、そもそも軍需産業だった会社が戦後の転身したケースが殆ど。 戦後に発足した自動車メーカーも、どこかで軍需産業に関係していると考えても間違いでは無いだろうなぁ。 あと、誤解があるようだけど、M1戦車はクライスラーの軍事部門であるクライスラー・ディフェンスが設計したけど、実際の生産は、クライスラーから軍事部門を買い取ったジェネラル・ダイナミクス社の陸上部門ジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズが行っている。 また、フェリー・ポルシェがタイガー戦車に関与したのは設計段階まで。ポルシェが自社で生産ラインを持つようになったのは1948年からなので、第二次世界大戦中に戦車を生産することは出来なかった。 官報を見ていれば入札情報が出ているけど、自衛隊の装備品でも、おなじみの家電、電子機器メーカーの名前が並んでいたいりするし、移動通信体企業がシステム開発を引き受けている（公表された情報であり、国防機密に抵触する心配は無いので念のため）。 とりとめも無く書き連ねたけど、普通の人には軍需産業は特殊な業界と見えるかもしれないけど、実は、普通の企業の一部門として、普通に活動していたりする。
お礼
日本人は平和憲法のおかげで軍需産業を特別のものとみる癖が付いているのでしょうね。
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11216/34839)
戦車というと下にキャタピラがついて上に回転砲塔がついているものを我々は戦車と呼ぶと思いますが、あの形を最初に作り出したのがルノーです。だから、現代の戦車の全てはルノー戦車の直系の子孫であるといっていいと思いますよ。 なお、プロペラ時代の飛行機のエンジンというのはピストンエンジンですから、基本的に自動車メーカーが得意とする分野です。ゆえに、現代の日米欧の有名自動車メーカーのほとんどは第二次大戦中は飛行機か戦車かあるいはその両方を作っていました。 スピットファイアはロールスロイスエンジン、メッサーシュミットはダイムラーベンツエンジン、アルファロメオも戦闘機のエンジンを作ってましたし、ルノーも戦車も戦闘機エンジンも作っていました。日本には三菱がありますね。 戦闘機は、空飛ぶF1ですからね。しかもレギュレーションなしの。 二回の世界大戦は国家の総力を結集した戦いなので、その時代に存在していた工業メーカーで軍需品を作っていない会社なんてひとつもなかったと思いますよ。
お礼
自動車以外ではジューキの重機関銃は知っていました。ヤマハも合板製の飛行機プロペラを作っていたようですね。
- mare5646
- ベストアンサー率23% (108/451)
第二次大戦の時にルノーは戦車を作っていました。 大戦初期の頃としては装甲が厚く、戦車砲はドイツ軍戦車の薄い側面装甲をぶち抜いて、3台まとめて破壊したと言う事もあった様です。 組織的な使い方が出来ず、88mm砲の餌食になり、性能を発揮出来ずに終了してしまいました。 フィアットも戦車を作っていましたが設計思想が古すぎて話になりませんでした。 設計開発だけならポルシェも戦車を作っていました、有名なのが、世界唯一のハイブリッド戦車「ポルシェティーガー」です。 エンジンで発電し、モーターで駆動するという複雑な戦車で、試しに実戦投入しましたが、ちょこちょこ故障を起こし命からがら帰って来たという事です、結局不採用。 今でも三菱が戦車の設計開発と製造をしています、それとアメリカのM-1戦車はクライスラー社製です。
お礼
戦時においては戦車も良い商品なのでしょうね。
- Sasakik
- ベストアンサー率34% (1710/4912)
有名だったというか・・・ 最初に戦車を開発したのはイギリスだけど、初期の戦車は、台車に大砲を積んだ箱を載せるというような造りだった。 第一次世界大戦当時の多くの戦車が「鈍足な移動砲台」だった中登場した「ルノーFT」戦車は、操縦室・戦闘室・エンジン室に区画された車体と旋回砲塔の組み合わせというレイアウトで、軽戦車ながら世界的ヒットになった。 つまり、「現在に至る戦車の基本型を生んだメーカーがルノー」というのは、軍事マニアの世界では常識レベルの知識だったりする。 ＞ほかの自動車メーカーで兵器を作っていたところはあるのでしょうか。 パッと思いついただけでも・・・ アメリカ：フォード、ＧＭ、クライスラー イギリス：ローバー、ジャガー フランス：ルノー、パナール スウェーデン：サーブ、ボルボ イタリア：ＦＩＡＴ 日本：三菱、日産（旧プリンス）、トヨタ などなど・・・って、世界中の主立った自動車メーカーが武器市場に関わっている。 質問者サマの世界観では、兵器は特殊な産業なんだろうけど・・・有名な話では、第二次世界大戦中に家電メーカーのGEやミシンメーカーのシンガー（米）が戦車、戦闘機の生産に関与していたように、機械メーカーが兵器に関係するのはごく当たり前のコトだったりする。
お礼
該博な知識に基づくご教示、大変参考になりました。
スウェーデンのサーブは元々航空機・軍需品メーカーだったのが、自動車製造もするようになったものですから、戦闘機など作っています。 ちなみに、現在航空自衛隊の主力戦闘機であるF-15Jを導入することに決めた、第三次F-Xではサーブ37ビゲンも候補の一つになっていました。
お礼
飛行機と自動車はどこか共通する技術が多いのでしょうか。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
１。ルノーは昔、戦車のメーカーとして有名だった？ 有名かどうかしりませんが、第一次世界大戦前後にはルノー FT-17 軽戦車等の戦車や装甲車、トラックなどの軍用車両や、飛行機および航空用エンジン、さらには小型船の開発・生産を行うなど、その事業範囲を拡大した、とウィキにあります。 ２。ほかの自動車メーカーで兵器を作っていたところはあるのでしょうか。 ランドローバー、ベンツ、AMジェネラルなど、詳しくは下記などをご覧ください。 http://www.army-technology.com/contractors/indexAtoZ.html
お礼
たくさんの例があるのですね。自分でもできる限り調べてみます。
- oteramairisuki
- ベストアンサー率34% (511/1475)
軍需企業ということであるならば、当たり前の話ですが、多くの企業が現在も携わっています。人を殺傷するためのもの（兵器）なら限られると思いますが。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8D%E9%9C%80%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E8.87.AA.E5.8B.95.E8.BB.8A.E3.83.BB.E5.BB.BA.E6.A9.9F たとえばSUBARUは今年から社名をSUBARUとなりましたが、その前は富士重工業で戦前は中島飛行機という戦闘機メーカーでした。
お礼
おっしゃる通りだと思いました。中島飛行機は三菱より特化していたのでしょうね。
お礼
自動車製造の会社だけが兵器を作っていたのではないということですね。