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雪上装備は白く塗らないの?
本日NHKでロシアムルマンスクの北極旅団を取材した様子がやっていたのですが、 銃に白いガーゼが巻きつけてありました。 ガーゼじゃ泥や血ですぐ色が染まって目立つような気がするのですが、 なぜ銃を白く塗らないのでしょうか?
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- eroero4649
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ロシアといえど、夏は雪がないですからね。夏の茂みに白いものはよく目立ちますよ。かといって戦車のような大きなものならまだしも、銃をいちいち季節が変わるたびに塗り直していたらキリがないですからね。 個人装備の、お金持ちな人だと冬限定の愛用銃を白く染める人はいます。猟銃とか、ガンマニアとかですね。
- taoyuany
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質問者様の言う事が正しいかもしれないのですが、多くの場合軍隊は理由があって行っています。 ロシアがお金が無いからガーゼ巻いているだけなのでしょうか?まず比較のために他国の軍隊を見てみましょう。 1)他国例 フランス陸軍山岳部隊です。 http://livedoor.blogimg.jp/kuni_snow/imgs/4/e/4e78023a.jpg こちらはドイツ第23山岳旅団 http://photobw.info/gebirgsjagerbrigade-23-104 http://photobw.info/gebirgsjagerbrigade-23-272 http://photobw.info/gebirgsjagerbataillon-232-87 http://photobw.info/gebirgsjagerbataillon-232-88 http://photobw.info/gebirgsjagerbrigade-23-264 こちらは米アラスカ軍 https://c1.staticflickr.com/4/3792/11357940616_d308667173_b.jpg スイス軍 http://marcocortesiphotography.com/swiss_army 戻ってロシア北極旅団 https://pbs.twimg.com/media/C-l69SwU0AE40-t.jpg どこの国も個人で色を塗っている事はあるかもしれませんが、支給品としては色が塗られておらずガーゼやバーテープ、シールで白く迷彩していることがわかります。 2)なぜ西欧のお金のある軍隊も白く塗っていないのでしょうか? 理由は多くありますので、一つずつ紹介させて下さい。 a.ケガ・低体温・凍傷の防止 鉄部分を寒冷地で持つと手の肌が鉄に張り付いて剥がれてしまいます。 そこまで低温にならなくとも銃を構えた姿勢で長時間待たなければいけない時などは鉄の冷たさで手が使えなくなります。 そのため、布や木などで保護する必要があります。ガーゼもその一つです。 まず、身体保護のために巻く必要があり、次に白色が選ばれたというわけですね。 b.銃器保護のため 全ての機械には動作温度という物があります。 特に長距離を狙撃するような銃であればなおさら精密機械ですので使えなくなる可能性が高くなります。独ソ戦ではドイツ側銃器が冬季戦闘に対応しておらず使えなくなる銃が続出しました。 そのため、ロシアの一部のような極寒冷地であれば冷えすぎないように断熱する必要があります。そのためのガーゼではないかと思います。 これは断熱が主で次に色が白となった例です。 3)では、銃器の雪上迷彩には意味が無いのでしょうか? これは意味は当然有ると思います。 ただ、非戦闘時には訓練兵が新雪の中などに落としてしまった場合に見つからなくなるデメリットの方が大きいように思いますし、他の銃との入れ替えが効かなくなるためメンテナンスに少し支障が出ます。 そのため下地は黒色のままなのではないかと思います。どうせ上に巻くしリペイントしなくてもいいんじゃね的な事もあるのかもしれないですしね。 行われるとすればリペイントは多くの場合、開戦後に行われるのではないでしょうか?銃器のペイントは個人で行ってもさほど時間がかかるものではありませんし、戦場では手持ち無沙汰な時間があると聞きます。もし山岳雪上戦闘が主となる戦争であれば国も白く塗った銃を支給するのではないでしょうか? 以上質問者様の参考になれば幸いです。
お礼
落としたらみつからない、なるほど気づきませんでした。 戦時になったら塗ればいいので平時にあわてて塗る必要が無い、言われて見ればそのとおりです。 ご解答ありがとうございました。
お礼
ご解答ありがとうございました。