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「騒がなそう」は「騒がなさそう」のように「さ」は

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  • OK1723TRD
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回答No.5

 「さ」接尾語の補足  <接尾語>というのは常に他の語の後に付いて用いられ意味を添加する語です。  「さ」「み」の場合は、静的属性を表す<形容詞>の語幹に付加されます。  「うまさ」「うまみ」「暖かさ」「暖かみ」「凄さ」「凄み」「楽しさ」「楽しみ」「痛さ」「痛み」のように使われます。  「可愛さ余って憎さが百倍」、「籠の鳥」の「あいたさ見たさにこわさを忘れ」などと使います。  これらを見れば、「さ」の場合は属性を実体化し量的にとらえた程度を表し、「み」は実体として質的にとらえ表現しているのが判ります。    質問の「騒がなそう」「騒がなさそう」は<動詞>「騒ぐ」の否定ですが、動的な属性が否定されれば静的な属性となります。それゆえ、「騒がない」という静的な属性の語幹に実体化、量的な程度を表す接尾語「さ」が付加され「「騒がなさ」と捉えられ、さらに推測の「そう」が付加され、「騒がなさそう」と表現されることになります。■

CGBRSCVTLHNE
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  • OK1723TRD
  • ベストアンサー率38% (18/47)
回答No.4

 この「さ」は接尾語で、属性を実体化・凝結化して量的に扱う場合に使用します。これに対し、属性を実体化・凝結化して質的に扱う場合は「み」を使用します。  「さ」にも<形容詞>「痛い」「楽しい」「苦しい」を実体化し量的に扱う「痛さ」「楽しさ」「苦しさ」と、ダイナミックにとらえた「痛む」「楽しむ」「苦しむ」を実体化した「痛さ」「楽しさ」「苦しさ」の二種類があり区別しなければなりません。失恋の「心の痛さ」と手術による絶えず変化する肉体的な「痛さ」は区別して使い別けられています。  「み」も歌謡曲の失恋の精神的な「胸の痛み」と、手術による「ズキンズキンとする痛み」は質が異なります。  質問にある、「騒がなそう」は単に「騒ぐ」という動作を否定の<助動詞>「ない」で否定し、<代名詞>「そ」が「騒がな」という属性を指し、<助動詞>「う」で推量していますが、「騒がなさそう」の場合は「騒がな」という属性を一旦量的に実体化し「騒がなさ」ととらえ、これを「そ」で指し、「う」と推量しています。  単純に否定推量するか、一旦質的、量的にとらえ直し間接的なニュアンスを添えるかの差です。質的な実体化は「騒ぎ」と連用形の語幹が使用されます。  また、「騒がないそう」は伝聞になります。■

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  • 131tobi
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回答No.3

「なそう」と「なさそう」  先行コメントのNo.2のかたがリンクを張っている下記はいいかもしれません。 「なそう」と「なさそう」の使い分け http://www.goodcross.com/knowledge/words/3321-2016  当方の考えとどう違うのか、細かいところまではチェックしていませんが……。  当方の考えは、下記をご参照ください。 【「~なそう」「~なさそう」「~なすぎる」「~なさすぎる」 】 http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2980.html  長い話なので、まとめの表だけ転載します。  ご質問の件は「■動詞+助動詞「ない」」のパターンなので本来は「騒がなそう」です。ただし。〈「サ」を入れた形も許容されつつある〉ということです。

CGBRSCVTLHNE
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  • kagakusuki
  • ベストアンサー率51% (2610/5101)
回答No.2

 「~ない」という否定を表す言葉に推測を表す「~そう」を付けた言い回しが「~なそう」、「~なさそう」ですが、その際、「な」と「そう」の間に「さ」を入れて、「~なさそう」とするのは、 ・「~ない」が(その直前の内容を否定するものではなく、)単なる有無を表す「~がない」、「~はない」である場合  例.砂漠のど真ん中に水はなさそうだ    (水の有無に関して「水はない」としているだけで、「水が存在している事が悪い」といった類の意味で「水を否定」している訳ではない) ・「~ない」がその直前の内容を否定するために使われている、否定の「~ない」である場合で、尚且つ、その否定の対象となっている言葉が"形容詞"である場合  例.○番の馬は歳がもう8歳なので、あまり速くはなさそうだ    (「速い」という形容詞を否定する「~ない」に対しては、「そう」との間に「さ」が入る) というパターンに属する場合です。  一方、「~ない」がその直前の内容を否定するために使われている、否定の「~ない」である場合であっても、その否定の対象となっている言葉が(形容詞ではなく)"動詞"である場合には「さ」を入れずに「~なそう」を使う方が望ましい表現方法です。  例.あの建物は壁面がひび割れだらけで、今にも崩れそうだ  又、「危ない」や「少ない」などの「ない」の様に、形容詞の一部を構成する「ない」の場合は、「ない」自体が形容詞の一部なのであって、「形容詞を否定する『ない』」ではないのですから、その様な場合には「さ」を入れずに「~なそう」を使います。  例.あの建物は壁面がひび割れだらけで、危なそうだ  御質問の「騒がなそう」・「騒がなさそう」の場合、動詞動詞「騒ぐ」の未然形である「騒が」に対して否定を表す「~ない」を付けている場合、即ち「~ない」が動詞を否定している場合なのですから、「さ」を入れずに 「騒がなそう」 を使う方が望ましい表現方法です。 【参考URL】  株式会社グッドクロス > ナレッジ > 言葉 > 「なそう」と「なさそう」の使い分け   http://www.goodcross.com/knowledge/words/3321-2016  「降らなそうだ」? 「降らなさそうだ」? | ことば(放送用語) - 最近気になる放送用語 | NHK放送文化研究所   https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/141.html

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  • bakansky
  • ベストアンサー率48% (3502/7245)
回答No.1

「騒ぐ」 という動詞の未然形に打ち消しの助動詞の 「ない」 という語の語幹の 「な」 が接続し、さらに推量を表す接尾辞の 「そう」 が連結した形。形容詞 (あるいはこの場合のように助動詞) の語幹が1音節の場合にだけ、間に 「さ」 を介するとされています。 従って、お示しの文例の場合のように 「な」 という1語の語幹の場合には、ご指摘のように 「さ」 を介するのが普通のようです。 ただし、あくまでも原則的にであって、そうでなければならないと決めつける必要はないかもしれません。ことばは変化するものですし、人により、地方により、時代により、変わっていくものかもしれません。

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