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苺の名前の由来 1月から5月に収穫するから って?
苺の名前の由来ですが、一説に「1月から5月に収穫するから」というのがあります。 今はハウス栽培の技術が向上しているので、12月からでも美味しい苺が食べられますが、ハウス栽培が行われる以前はそもそも採れなかったんじゃないかと思うので無理っぽい由来のような気がしますが・・・。 案外新しい俗説なんでしょうか?いつごろからこの説が出てきたのか、分かる方いらっしゃいますか?
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いちごというのは日本書紀に出ている「伊致寐姑(いちびこ)」が語源というのが一番有力で、その他中国から「甚緋子(いちびこ)」という説もあります。 甚緋子、は漢字を読むと一目瞭然で、甚(はなはだしく)緋(あかい)子(ちいさいもの)です。 当然これは現在のあのケーキにのっているようないちごではありません。野イチゴみたいなものです。 いまのイチゴはオランダイチゴといい、幕末に日本に入ってきました。 畑で栽培するようになったのは明治5年という記録が残っています。 とれるのはいつか、というと、ハウスでなく自然に実るのは5月から6月です。 つまり、旧暦でいうと4月から5月ということになります。 その意味では、いち、ごという月で旬を表すというのは旧暦の習慣と思われます。 明治5年というのはこの話と密接にかかわります。 明治6年の正月に、旧暦が廃止され、新暦になったのですから。 農業の世界では、月を基本にした旧暦はしばらく使われていたと思われますが、いつ植えていつ収穫できるかは伝えていかないといけません。 親が子に教えるのに、「いちごは、いち、ごだぞ」と教えたのではないかと想像してもおかしくないと考えます。 いち、に植え、ご、に収穫せよ、です。
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- takuranke
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日本書紀には「伊致寐姑(イチビコ)」、 新撰字鏡には「一比古(イチビコ)」、 和名抄には「伊知古(イチゴ)」とあり、 「イチビコ」が転じて「イチゴ」になったと考えられています。 今流通している苺はオランダイチゴで、 日本に入ってきたのは江戸の終わり。 オランダイチゴが日本に来る前は野イチゴが主流でした。 1~5月の俗説は、戦後ではないかと思います。 ランダイチゴはハウスでなければ3~4月が旬で、 日本の場合栽培地によって時季が異なります。 また、出回るのが1月から5月の間なので、 このような説が流れたのだと思います。 野いちごは沖縄以外では1月~3月にはまず実がなりません。 種類によって色々ですが、大抵4月~5月に花が咲き、 それ以降に実がなります。 イチビコの由来は諸説あり、 イは接頭語で、 チは実が赤いので血(野いちごはかなり鮮やかな赤色です)、 ビコは彦で、血のある(と考えられていた)植物なので擬人化したためとか イチイガシの実に似ていることからと言う説などがあります。 イチビがイチイガシの古名でコは小さいものをさす古語で実などを表す際にも使用されていた。
お礼
収穫できる時期はともかく、今親しんでいる苺は江戸時代にもあったんですね。びっくりです。 一~五、の方は、戦後にハウス栽培ができるようになったからなんでしょうかね? 回答ありがとうございました。
- kagakusuki
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「いちご」は日本書紀が記された頃は「いちびこ」と呼ばれていて、それがなまって「いちご」と呼ばれる様になったそうです。 その「いちびこ」という名の由来には諸説あり、どれが正しい由来なのかははっきりとはしません。 詳しくは下記のURLのページを御覧下さい。 【参考URL】 イチゴ・苺(いちご) - 語源由来辞典 http://gogen-allguide.com/i/ichigo.html 「苺(莓・イチゴ)」 の由来と語源 – 由来メモ http://www.yuraimemo.com/1621/
お礼
このくらい古くからの説の方が、由来として正統派な気がします。 回答ありがとうございました。
お礼
旧暦や、育てて収穫方法の伝承など、色々交ざって一~五、という感じですか。 庶民的な感じで、親近感がわきますね。 回答ありがとうございました。