>幼稚な利己的発想などをする白人
日本人といいますか、質問者さん御自身がいわゆる「大人の発想」とか「大人の行動」というものが良いという価値観を持たれているので受ける印象かと思います。
利己的発想と受け取られるのも社会的発言や行動に対して「公私」という見方を持たれていて、その際に「私」よりも「公」を優先するのが「大人の対応」だという価値観をお持ちになられている結果かと思います。
日本人の観点からすれば「利己的」と感じられても、米国人にとっては自己主張ということになります。
米国では子供の頃から自分の意見や意志を明確に表現することを厳しく躾けられます。
日本では「わがままを言うな」と躾けます。
日本では若者の間でもその場の雰囲気を優先します。
KY(空気がよめないヤツ)という言葉が極普通に使われています。
レストランなどで注文する際に、誰かが注文すると「同じもの」というのが日本では普通ですが、米国では自分の意志をもたないヤツとして軽蔑されます。
最近中国の観光客の方が増えて、色々トラブルを起こしていますが、この中国の人達の観点からしますと、おそらく米国の白人の発想が幼稚で利己的だという印象にはならないかと思います。
このような観点からしますと日本の文化とアメリカの文化の違いということになってきます。
このような文化がどのようにして育まれてきたのか、ということになります。
恐ろしく短絡的な説明になりますが、歴史的に日本では常に集団で物事を解決する方法が取られ、アメリカの開拓時代には極少数の人間で物事を解決する必要があり、個人の裁量で生き延びる必要が多かったことが影響していると言えます。
アメリカはアメリカンドリームという文化が発達し、日本では出る杭は打たれるという文化が発達しました。
ヨーロッパは、言語風俗習慣がちがう民族という集団どうしのサバイバルゲームが長く続き、日本と類似した文化が発達しました。
このことが、恐らく独仏英国人と米国人との印象の違いに結びついているのかと思います。
英国などでは植民地時代にはエリートが派遣されていました。
これに対して日本を占領していた米軍が徴兵による兵が大多数だったことも質問者さんの印象に影響しているかも知れません。
>乱射事件も白人が多くやっていると聞きますが
白人が多いかどうかは知りません。
ただ、銃器を使った事件が多いというのは事実でしょう。
これは、米国が憲法で銃器の所持を国民の権利として認めていることが影響しています。
銃器の所持については、日本の自動車の運転免許証と同じように所持するための条件があるというだけです。
ネット販売で簡単に入手できます。
女性向けだけではなく子供専用の銃器も販売されています。
父親が裏庭などで子供に銃の取り扱いを教えているのは珍しい光景ではありません。
これは開拓時代の習慣がそのまま残っているためです。
そういう意味では歴史的な背景によるものだと言えます。
蛇足
米国では、自宅の敷地内に無断で足を踏み入れた人間を射殺しても正当防衛が認められます。
日本人の留学生が射殺されたことがあります。
米国の警察官は尋問する相手が銃器を所持していることが前提になっています。
尋問の際にポケットに手を入れるなどして、警察官が危険を感じれば射殺しても責任や罪を問われません。
最近黒人を白人の警察官が射殺して問題になっているのは、携帯の映像で黒人が明らかに銃器を所持していないことを示し、言明しているにも関わらず射殺したことが分かったためです。
アメリカはWASP(White Anglo-Saxon Protestant)という文化が根強く残る国です。
有色人種とくにアフリカ系の人達にたいする差別意識が非常に強い国です。
アフリカ系の人達に公民権すなわち選挙権が認められたのは1960年です。
日本人に対しては親切に扱いますが、潜在意識としてcolored、 yellowishという意識があります。
今回のご質問は、次期アメリカ大統領の言動が引き金になったのではありませんでしょうか。
社交辞令よりも本音の人だということです。
幼稚でも利己的でもありません。
その意味では政治家ではなく素人特に外交の素人だということです
今後とも色々物議を醸しだすでしょう。
アメリカ頼みの日本の政治を変えるいいチャンスです
お礼
銃と個人の緊急判断が許された土地なのが違いの根にあるんでしょうか。 ご回答ありがとうございました。