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数III関数の最大最小値とgn(x)の最小値が-1、最大値が1になる最小のn値を求める方法
- 数IIIの関数に関する問題です。fn(x)のx≧0での最大値と最小値を求める方法、gn(x)とhn(x)のx≧0での最大値と最小値を求める方法、それぞれの最小のn値を求める方法について解説します。
- fn(x)は(x/6)^n・e^(n-x)で表されます。x≧0での最大値は(x=nのとき)、最小値は(x=0のとき)求めることができます。gn(x)とhn(x)はそれぞれsin{(x/6)^(1-x/n)}と(x/6)^(1-x/n)で表されます。hn(x)のx≧0での最大値と最小値、gn(x)のx≧0での最小値が-1と最大値が1になる最小のnの値を求める方法も解説します。
- fn(x)のx≧0での最大値は(n/6)^nとなります。最小値は0です。gn(x)のx≧0での最大値はn/6、最小値は0です。hn(x)のx≧0での最大値と最小値はn/6となります。また、gn(x)のx≧0での最小値が-1かつ最大値が1になる最小のnの値はn=29です。
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(1) fn(x)=(x/6)^n*e^(n-x) だからxで微分して dfn(x)/dx=n/6*(x/6)^(n-1)*e^(n-x)+(-1)*(x/6)^n*e^(n-x)=(n/6-x/6)*((x/6)^(n-1)*e^(n-x)) これはx=0またはnで0,0<x<nで正,n<xで負であり,x→∞でdfn(x)/dx→0だから fn(x)の最小値はx=0のとき0,最大値はx=nのとき(n/6)^n (2) hn(x)=(fn(x))^(1/n)だからhn(x)の最小値,最大値をとるxはfn(x)の場合と同じ。 したがってhn(x)の最小値はx=0のとき0,最大値はx=nのときn/6 またgn(x)=sin(hn(x))だから,hn(x)の挙動を考えると,gn(x)の最小値が-1かつ最大値が1であることはhn(x)の最大値が3π/2よりも大きいことと同値である。 したがってn/6>3π/2からn>9πであり,これを満たす最小のnは29である。
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- mitoneko
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(1)のみ d(fn(x))/dxを考えます。 まず、fn(x)の積の第二項の指数関数の部分の微分は、 d(e^(n-x))/dx = d(n-x)/dx * e^(n-x) 【(n-x)=tと置いて合成関数の微分】 = -e^(n-x) ですから、全体に積の微分公式を適用すると、 d(fn(x))/dx = (1/6^n)*n*x^(n-1)*e(n-x)-(1/6^n)*x^n*e^(n-x) =(1/6^n)*(n*x^(n-1)-x^n)e^(n-x) 【(1/6^n)*e^(n-x)でくくる】 =(1/6^n)*x^(n-1)*(n-x)*e^(n-x) 【x^(n-1)でくくった。x^n/x^(n-1)=x】 となります。 これが、0になるところが極限となります。 全体が積の形ですから、各項が0になるところが、その解となります。 その解は、x=0とx=nの二つになります。(e^(n-x)>0ですからここに解はない。) fn(x)も積の形で、且つ、x>=0ですから、両項は0以上なのは明らかです。∴fn(x)>=0。 fn(0)=0 fn(n)=(n/6)^n 【fnに代入すれば、すぐに出てきますね。】 これが、fn(x)のx>=0での極限ですから、 最小値は、fn(0) = 0 最大値は、fn(n) = (n/6)^n となります。
お礼
微分の仕方がとてもわかりやすくて助かりました。ありがとうございました。