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会社のメンタルヘルス対策について
- 会社のメンタルヘルス対策について考えています。従業員数は200人前後の中小企業です。各階層の社員から構成されるメンタル対策グループを作りたいと思っています。月一ぐらいでMTGを行って情報を共有し、適切な対策を講じたいです。
- メンタル対策グループの組織化は現実的でしょうか?外部のプロを招き入れる方法も考えています。活動は月一で行い、メンバーは業務と兼任します。
- メンタル対策グループのメンバーが受講する講習や、社員全員が受講する孤立防止の講習について教えてください。
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各質問ともお答えしますが、考え方の危険性をお話ししてからにします。 メンタルヘルスというのは、最悪鬱を想定する、いわゆる精神心理的な病を想定する発想です。 産業医の領域の仕事ではありますが、産業医はこの言葉は使いません。 ストレスチェック、とか、仕事の悩みご相談、という言い方をし、病気などという用語はまず使いません。 これは何をいっているかというと、インシデント段階で予防したいということです。 つまりヒヤリ・ハットです。 顧客と商談をしていて、あとで「ブチ切れるかと思ったよ、あいつ殺してえ」というなら、まだヒヤリ・ハットなんです。 本当に殺していませんから。 仮にそういうことを部下が言ったら、あなたはどうしますか。 何が起きたか聞くんじゃないですか。 そして、部下の立場、相手の立場を双方判断し、両方の言っている意味意図を了解したうえ、考え方の方向性の指導を行うのではないですか。 殺すなんて言うのはよくない、という小言なんか言わないのがいい上司ですね。 むしろ、自分も若いとき殺したい奴は何人もいた、というほうが彼をおちつかせます。 どんだけにくいと思ったか、絶対に自分は悪くないと考えた、と語ればいいでしょう。 だけど本当には殺せないんだ。 そう思ったときどう解決したか、を思い出として語ってやったら、なんていい人の下についたんだろうと当人は感動します。 こういうことに近いことを産業医はするのです。 病気だとか「あいつはやばい」というのを発見しようとする考え方は、誰かを病気と仕立てる考え方です。 こちらの意図がいい悪いではない。 それは、その人間が病気側にいると考えることですから、その人間の区別であり、差別の入り口です。 やばいやつだからいま病院に行かせている、などということになったら、その人間の仕事はどうなりますか。 メンタルクリニックから帰ってきてから、なにか周辺は腫物にさわるようになり、その人にふる仕事がなくなっていきませんか。 それを差別の始まりというのです。 病気、といった瞬間にそれは始まります。 まずここまで前ふりです。 質問1への答え やめてください。差別の助長になります。病気だと決めつけられた人の立場をかんがえてください。 質問2への答え あるわけないでしょう。 質問3への答え この心配が一番大事です。それについて私が上に記述したのです。対策をこれからお話しします。 要するに、心の病だという人間を探しだすことは目的でもなんでもなく、心の病に発症する人間を完全にゼロにしたら、それでいいんでしょう。 これは一見非常に簡単なことで何の技術もいらないと思う人がいるのですが、大事な方法です。 「アイスブレイク」というんですが、言葉はご存知ですね。 あえて意味をいうと、氷を融かす作業です。 人間が集まっていると、どうしてもある場所、ある人間とある人間の間に氷の壁ができていることがある。 また、自分の心の中に、こだわりとか恨みだとか氷の塊を持っている人がいます。 これを融かすんです。 方法は簡単です。ひとりひとりをお互いに見合う状態を作るんです。 新人研修なんかでよくやるのは、北から南に、出身地の順番にならべ、なんていうのがあります。 これをするためには、相手の住所を聞かなければいけません。 明らかに自分のほうが北だとか南なら楽ですけど、なんとか町とこれこれ町はどちらが北なんだということが起きる。 そうするとPCでマップを出してしらべて、ああ君のほうが上だ、なんてわかる。 きっちり並ぶまでこれをやると、全員ではないけどかなりの人間と会話をしなければいけなくなります。 微妙な南北関係のとき、あ、日食のときこういう形で見えた、あんたは?みたいな体験まで語ります。 へえ山形ってそうなんだ、仙台はねえ、なんていう余計な会話がはずんだりします。 こういうことを一度でもやった仲間との間に氷はあるでしょうか。だいぶ融けてませんか。 もちろん完全に氷がないとはいえないかもしれないから、スタッキングしりとりなんてやるんです。 最初の人が、たぬき、というとします。次の人はふつうのしりとりならきつね、でいいですけど、たぬき、きつね、というルールにするのです。 3番目のひとはたぬき、きつね、ねこ、と言わなければならず、たぬき、きつね、ねこ、ことり、とどんどん長くなります。 そのうち途中をうっかり失念したりしだします。 そのときに、ひとつ前のひととかその前の人がこの人に、口パクだけでおしえてくれたりします。 こういうことを繰り返すんです。新人研修でこれをやると、お互いの、名前も覚えるし、顔がわかる。 次の日に外で会っても挨拶ぐらいしあうでしょう。 よその人から見てどう思いますか。あああの会社は新人たちが礼儀を守って暮らしている。 なんて会社のしつけがいいんだろう、とおもうでしょう。 それは会社にとって、お金で買えない地域の支援感情になっています。 200人でこれをやるのは無理でも小さいブロックでやればできないことはありません。 年は勘定にいれないで誕生日順にまとまれ、とか。
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- jewelaqua
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ご質問主様の思いやりは、大変素晴らしいのですが、被害に遭いやすい立場から意見させて頂きます。作るとしたら、やはり、専門の方はチーム内に居た方が良いかと存じます。 専門の方が居た方が理由は、病んでる心(精神疾患)に関する知識が深いので、何か発作が起きたりした時等の対応が、すぐに出来ると思うからです。それだけでなく、もしかしたら、そのメンバーの中に「病んだ原因を作るトラブルメーカー」及び、「噂好きなおしゃべらー」、また「被害者を加害者にする嘘つき」が居るかも知れないからです。 情報を共有するのであれば、信用度の高い複数人が管理し、証拠を抑える必要があると存じます。それが出来れば、作っても良いと存じます。 誠に恐れながら、講習については存じません。申し訳有りません。 孤立しないようにするには、一人一人が話しかけやすい(上司に質問しやすい等の)環境作りが必要かなと存じます。上から物を言うようで申し訳有りません。
お礼
jewelaquaさん、ご連絡ありがとうございました。 当方からの御礼が遅くなりまして大変申し訳ありませんでした。 頂戴しましたお言葉を今後の業務に活かしていきたいと思います。 この度は誠にありがとうございました。
補足
hue2011 さん、ご連絡ありがとうございます! とても細かくご丁寧なご返信をいただきまして誠にありがとうございます。 大変勉強になりました。 ご指摘されましたように、私の考えている取り組は、会社に「我々は必死に取り組んでいます」とアピールすることはできますが、心を病んだ相手のことを考えていなかった気がします。これでは本末転倒ですね。まさに差別の助長になりますね。 会社に何かアピールしたいわけではなく、仲間なのに「知らん振り」、「病が重篤化した時に対処を探る」という現状が本当に嫌で、同じ釜の飯を食っている仲間なのだから、全体で取り組んで、真剣に考えていきたいと思っていました。 ですが、相手の気持ちを考えないと見当違いな方向に進んでしまうこともご指摘を受けて分りました。 まだ当然私などでは答えは出ませんが、今後の活動に活かしていきたいと思います。 ありがとうございました。 ありがとうございました。