放射線取扱主任者第一種 管理
P事業所R室では45Ca試料の搬入、溶解作業を行おうとしている。この搬入に先立ってR室のフード(間口90cm,奥行50cm)前面で、GMサーベイメーターを用いて空間線量率を測定したところ、およそ7μSv/hの値であり、何か異常であると応援依頼があった。そこで、電離箱サーベイメーターをもって急行した。R室では、電離箱サーベイメーターによっても同様の値が得られ、さらにフードの奥の方向で高い値となり、フード前面より40cm奥で約28μSv/hの値となった。また、上下方向ではフードの作業面付近が高い値を示した。これらのことは作業面の高さで、R室フードの奥の方向、フード前面から8×10^1cmに何らかの線源があると推測される。
なぜ、8×10^1になるのか教えてください‼
このR室フードの背面は10cmの間隔をおいてS室の同型フードと背中合わせになっている。隣室との境界は鉄の間仕切り板よりなる。このときS室は無人で施錠されていたが、問い合わせの結果、コバルト線3mgを6時間中性子照射した試料がフードに放置してあり、S室フード裏側には鉛しゃへいブロックなどのないことがわかった。60Coγ線に対する鉄の半価層は約1.6cmであることから、R,S両フードの背面鉄板と間仕切り鉄板を合わせ0.8cmとすると、これらの鉄板のない場合のR室フード前面の空間線量率は1×10^1μSv/hと概算され、これをもとに60Co1cm線量当量率定数の値を用いて60Coの放射能を推算したところ、S室係員の60Co生成計画量にほぼ等しいことがわかった。なぜ、1×10^1になるのか教えてください‼
S室係員にはしゃへいなどを設置させるとともに、この放射能は実際利用する放射能の約3.5倍であるので、次回の同様の製造では放射能を1/3におさえるように、例えばコバルト線3mgを2時間照射するように指示した。
なぜ、2時間なのか教えてください‼
お礼
やはりシンチレーション式ですよね笑 ある有識者がこれは半導体式と言っていたのですが、調べるとシンチレーション式とあるので混乱していました。。 回答ありがとうございました!