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ドイツ語での言い換えとセンセーショナルな表現
- 「Kaffee fuer mich, bitte.」を「Fuer mich, Kaffee, bitte.」と言い換えられるかどうかを調べました。
- 「Kaffee fuer mich, bitte.」を複数の文で言い換えることができるかどうかを調査しました。
- 「Kaffee fuer mich, bitte.」を以下の文で言い換えることができます。 a) Geben Sie mir Kaffee, bitte! b) Geben Sie fuer mich Kaffee, bitte! c) Ich bitte (Sie) um Kaffee. d) Ich bestelle Kaffee.
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お答えする前に、いくつか確認しておくべき点があります。 まず、Kaffeeには原則として4格の不定冠詞einenが必要です。 それから、カフェやレストランで注文するときに使う慣用表現があります。 Ich möchte bitte einen Kaffee. (Ich möchte einen Kaffee, bitte!) Ich hätte gerne einen Kaffee. Einen Kaffee bitte! などです。 1.「話題化」の意味がよくわからないのですが、単独で普通に注文する場合は、上に書いたような表現が標準で、「für mich」と言えば、それだけでほかの人との区別というニュアンスになります。つまり、複数の人が同席していて、ほかの人が別の飲み物を注文している場合の流れの中で「私には」と明確な区別を表現することになり、その意味ではEinen Kaffee für mich, bitte.でもFür mich einen Kaffe, bitte.でも根本的なニュアンスは変わりません。für michを文頭に出せば、「私には」の意味がより強調されるだけです。たとえば先に注文した人が紅茶だったのならば、それを受けて、「じゃあ私は」と切り出すような会話の流れならごく普通です。もちろん、何を注文するかまだ迷っているならば、とりあえずfür michと切り出しておいて間を開けるということはあるでしょうが、言いよどむ、よどまないの違いが語順を変える主な理由というわけではないです。 2.すでにお話ししたように、für michは、「私には」という対象の限定の意味で使うわけなので、そのニュアンスを含まない文への言い換えは意味がありません。また、a)~d)は、もともと使えない表現でもあります。 a) ですが、Geben Sie mir…という言い方は、プライベートな場面、もしくは食料品店での買い物時には使いますが、カフェやレストランでの注文時にはあまり使わないでしょう。 b) の文は無理です。動詞gebenは3格の間接目的語を取りますので、Geben Sie für mich…とは言えません。Du hast für mich Alles gegeben.という歌詞の場合は意味が全く違います。この場合、Alles(すべて)はmich(私)に与えられた(gegeben)のではありません。für michは理由を表しています。つまり、「私のためにすべてを投げ打った」という意味で、allesが与えられた対象は「私」ではないのです(与えられた対象が漠然としているので示していないわけです)。 c) bitten um~の表現は、用事などを依頼する表現で、カフェなどで直接飲み物等を注文するときには使えません。用事として頼んだという状況の説明なら可能です。たとえば、Ich habe sie gebeten, mir eine Tasse Kaffee zu bringen.(私は彼女に、コーヒーを一杯持ってきてくれるよう頼んだ。) d) bestellenという動詞は、注文するという行為を客観的に表すもので、何かを注文したいときに直接相手に言う語ではないので、これも使えません。 ということで、言い換えられるかどうかという以前に、a)~d)の表現自体に問題があり、使えないということになります。
お礼
またまた懇切ご丁寧な御回答を頂きまして、誠に有難う御座いました。