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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:社会を支えているのは社会的弱者ではないかという説)

社会を支えるのは社会的弱者なのか?

このQ&Aのポイント
  • 友人が最近、医者は社会から期待されているから強い立場にいるのかもしれないが、患者がいるから医者も必要とされるので、ほかの領域でも弱者の立場にいる人が強者といわれる人を支えているのではないかと言っていました。
  • 金融業などでも言えるようにも思いますが、福祉の理念などにも通じることでしょうか。
  • 老人は社会のお荷物ではなく、これからの社会を支える重要な存在という考え方も成り立つのでしょうか。

専門家の回答 ( 1 )

回答No.7

こんにちは。 読ませていただきました。 ご友人は哲学者ですね。 ヨーロッパの哲学者でヘーゲルという人がいるのですが、この人が考えた「主と奴の弁証法」というものがあります。 この人がご友人と同じような事を言っています。 説明はややこしいので、こなれていそうなものを探してきましたので引用します。 (主と奴) 人間関係においては双方の欲求が常に満足することは難しい。互いの主張が対立した結果、そこには「主と奴」、つまり「優劣」という非対称性が発生する。では必ずしも、「主」が優位にあるかというと、そうではない。「主」は「奴」に承認され続けなければ、「主」でい続けることができない。また、「主」はすでに充足してしまっているが、「奴」は充足したいという思いから、「成長」や「変化」を生み出すことができる。そんな希望を持てるという点では、「奴」は幸福であると言えるのだ。 http://dicdic.web.fc2.com/ps/17700827.htm ということです。 この考えに立つと、 >老人は社会のお荷物ではなく、これからの社会を支える重要な存在という考え方も成り立つのでしょうか。 ということは可能であるといえます。 同じく哲学者のニーチェはアポロンとディオニソスを対立させて、アポロン的なものはディオニソス的なものから生まれると言っています。 どういうことかといえば、アポロンとは秩序とか理性という意味で、この秩序とか理性というものは混沌の神であるディオニソスから生まれるというのです。 弱者や社会問題といわれるものは、いまだ混沌としているものであり、この混沌としたものは成長」や「変化」を生み出すことができるわけですから、新たな秩序がここから生まれ、新たな社会が形成される余地はあるということです。 ご友人のお話は面白い考えですね。 ちなみに、ヘーゲルの主と奴の弁証法は、その後マルクスの革命理論に取り込まれて、いわゆる革命の理論的支柱と位置付けられました。 「この世の中は誰かの仕事で成り立っている」というコマーシャルのキャッチコピーがありますが、いろんな人のいろんな仕事は、そもそも従来の価値観に対して革命を起こすことで成立してきたとも言えます。 ほんの小さな革命かもしれませんが、誰かが今までの価値観をひっくり返し、新しい価値観に立った仕事というのを生み出してきたのでしょうね。 科学の進歩も同様だと言われており、「科学革命」という言葉で説明されていたりします。 どうぞ、あなたも、この世の中に対して、ささやかでもいい、革命を起こして、従来の価値観からはうずもれてしまっていた人たちに光を与え、新たな価値観をこの世の中に打ち立てていってください。 応援してます。

kaitara1
質問者

お礼

必要は発明の母と似たところがあるのかと思いました。弱者をいたわるというより弱者に対して敬意の念を抱くというほうが本当ではないかとも思いました。

吉田 修(@osamucom0409) プロフィール

産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会) 吉田修(株式会社Dream・Giver) ■ご質問者・みなさまへ■ コーチング最新メソッドを使い、自分でできる、気持ちの切り替え方法をご提案しま...

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