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一夜一時を怠らば、百歳の間三万六千時を失う
「一日一字を記さば一年にして三百六十字を得、一夜一時を怠らば、百歳の間三万六千時を失う。」 とは、どういう意味でしょうか? 「一日一字を記さば一年にして三百六十字を得」については、 意味がわかるのですが 「一夜一時を怠らば、百歳の間三万六千時を失う」とはどういう意味ですか? 一日1時間早く寝ると、 100年間で36000時間を失うって事ですか? 寝る時間はもったいないと言いたいのですか?
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吉田松陰が残した言葉ですね 一にせよ三百六十にせよ数字には余り意味がありません。 「寝る時間はもったいないと言いたいのですか?」と言う意味ではありません。 僅かづつでも毎日怠りなく続けることが大切だ、という意味です 「一日一字を記さば一年にして三百六十字を得」というのは喩話です。 塵も積もれば山となる、というのと同じ喩えです 一日一字と一夜一時は対句になっているだけです。 漢文調の箴言警句などにはよく使われる技法です。 夜に拘ると分かり難くなります。 松下村塾の塾生が一日の作業や仕事を終えて、勉強していたことに対して、昨日やったから、今日は草臥れているから明日纏めてやればいいや、などということはせずに、少しづつでも毎日勉強をつづけなさい、ということです。 言外に毎日つづけることに意味があるということも含まれています。 三日坊主などと言われるように、自学自習など努力が必要なことを毎日欠かさずにつづけるというのは相当に大変なことです。 蛇足 一年を三百六十日としていたのは、江戸時代まで使われた暦(太陰暦)の日数です。 ひと月を29日と30日にしていました。 数年たつと季節とズレが生じますので、数年に一度閏月といって29日ないし30日を追加していました。 現在も、今年は閏年で1日多いですが、江戸時代まではドラステックにひと月多い年が度々ありました。 閏〇月として前月と同じ月が使われました。
- fujic-1990
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なんの文章のなかに書かれていたかによるでしょうね。 「一日一字を記さば一年にして三百六十字を得」というところから推測して、書画などの技芸の鍛錬について書かれた文章の中の言葉ではなかろうか、と思います。 そうであるとすれば、「ああ疲れた。早く寝よう」とか言って、その鍛錬をサボると、「人生の中の大切な時間を失うよ」「その結果時間不足で大成しないよ」という意味ではなかろうかと思います。 バイオリニストなどでも言っていましたが、芸事は、1日サボると3日分後退するそうです。 寝る時間はもったいない、と言いたいのではなくて、「(貴重な)寝る間を惜しんで頑張ってこそ成果がでる」「寝るのは大切だが、鍛錬はもっと大事だ」とアドバイスしているのだろうと受け取りたいところです。 ちなみに、1年を360日として計算するのは、仏教から来ている考え方に基づいているのだと思われます。 「倶舎論」という本に、仏教が思い描く宇宙世界が書かれていますが、それによると、宇宙の中心には、「水に没すること8万由旬、水より出ずること8万由旬」という巨大な山「須弥山」があります。 その南に「閻浮提えんぶだい(南贍部洲(なんせんぶしゅう)などとも言う)」という大陸があって、ここが人間の世界ですが、ここが1年360日です。 須弥山の中腹、頂上、その又上、という具合にほかにもたくさんの天界があるのですが、そこの住神の寿命を数える時なども、それぞれ1年は360日計算となります。 で、例えば四王天界(下天など別名あり)の住神、多聞天(毘沙門天)などの寿命は、人間世界の年数でいうと900万年(500歳×50年×360日)ということになっています。
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寝る時間はもったいないと言いたいのですか」←半分正解・・ 「時間は限りあるものだから有意義に使え」・・と言う事
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- bran111
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1年が360日というのは少なくとも太陰暦ではないということは明治以降の文章でしょうか。それにしては5日分省略しているのが気持ち悪いですね。年に5日はサボっていいといいたいのでしょうか。
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