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遊牧民について

遊牧民の必需品ってなんでしょうか? 常に荷物と移動している人たちですから、あまり不要な物は持ち歩かないと思うのですが、どういった物を持ち歩いているのか興味があります。 というのはチンギスハンがあちこち征服してあらゆるところで財産を略奪したので、それを持って移動するのは大変だったんじゃないかと思ったのです。 自分が思うに ゲル 家畜 服 家畜を解体する包丁 ぐらいしか思い浮かびません あとはもしかして現金?とか大事に持って歩いていたり? ちなみにゲルって台風の時とか飛んで行ったりしないのでしょうか?そんなに強そうには見えないのですが

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noname#224207
noname#224207
回答No.1

>遊牧民の必需品ってなんでしょうか? 定住民と変わりはありません。 家具のようなものを持っていないだけです。 移動を前提としていますので、必要最小限のものを持っているだけです。 イメージとしてキャンプや登山に行くときのことを考えて下さい。 調理に必要なものや毛布のような寝具などは馬をつれていますので馬の背に載せて運んでいました。 遊牧民と言いましても、あてもなく彷徨い歩いている訳ではありません。 季節ごとに家畜の餌となる草の生えているところを、定期的に移動しているだけです。 言うなれば同じ場所を行ったり来たりしているだけです。 草を食べつくせば移動して、又草が生えてくれば戻ってきます。 財産は家畜そのものです。 物資と交換できるものとして金銀や宝石を持ちます。 特に金を大切にしていて、ネックレスやイエヤリング、指輪、腕輪など装身具として身に着けています。 昔から世界共通のおかねは金でした。 チンギスハンが遠征させていたのは軍隊です。 ゾロゾロ家畜を連れていた訳ではありません。 現在の軍隊と変わりはありません。 戦闘部隊は数日の食料と武器を持っていただけです。 兵站という後方支援設備を持っていました。 英語でlogisticといいます。 現在宅配業者などが社名に使っているロジスティックです。 元々軍事用語でした。 部隊が必要とする物資を蓄える設備です。 戦闘部隊は戦闘が終わればこの兵站に戻ってきていました。 チンギスハンの軍隊は全員が蒙古人だったわけではありません。 蒙古人はチンギスハンの一族を中心とした司令官や将校達だけでした。 行く先々で降伏したり恭順した部族が戦闘に当たっていました。 この元々地元にいた部族の本拠地から戦闘部隊の兵站へ物資を補給していました。 日本へ攻めてきたときも、高句麗などの朝鮮民族が大半でした。 征服しても財産を持ち帰ってきていたわけではありません。 いずれ自分達の領地になる所ですから、後から租税を取ればいいだけです。 せいぜい戦闘員が個人的に略奪する程度ですから、戦闘員も移動に邪魔になるほど持ち出すようなことはしませんでした。 大陸ですから台風はありませんでしたが砂嵐を起こすような強風はありました。 ゲルは簡単に吹き飛ばされないような工夫はされていました。 ある程度柱で固定していましたので、中に風が吹きこまない限り簡単には倒れません