• 締切済み

次亜塩素酸ソーダの濃度表記ルールについて

次亜塩素酸ソーダの濃度表記について教えて下さい。 通常、次亜塩素酸ソーダの濃度は6% Cl2など、塩素分子(Cl2)の濃度として表示していますが、 どうして, NaClO濃度で表記せずに、Cl2濃度として表示するルールになってしまったのでしょうか? 経緯を御存知の方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。

みんなの回答

  • phosphole
  • ベストアンサー率55% (467/834)
回答No.2

既にご回答のあるとおりですが、NaClOという塩自体は取り扱いできないので、製造時の仕込み量として計測できる塩素の量で決めているわけですね。 なお、同族のハイポハライドはみな同じです。 ハイポの臭素類縁体である次亜臭素酸(HOBr)というものは、一般で使うことはないでしょうが、有機合成ではたまーに出てきます。 しかし、次亜塩素酸と同じく、酸やその塩自体は取り扱い困難なため、通常は塩基と臭素を混ぜてその場(in situ)で作ります(例:KOH + Br2など)。 理屈は次亜塩素酸と同じで、仕込み量として計測できるハロゲン(ここでは臭素)の量として決めるしか手が無いのです。

ynd54646
質問者

お礼

ありがとうございます。 製造時に計測できる量が塩素ガスということですが、 塩素ガスは質量で計測できるものなのでしょうか?

こんばんは。 http://www.wako-chem.co.jp/siyaku/qa/ccn/pdf/ccn5.pdf#search='%E6%9C%89%E5%8A%B9%E5%A1%A9%E7%B4%A0' <<引用します。>> 次亜塩素酸ナトリウム溶液の品質は当社では有効塩素濃度で保証していますが、次亜塩素酸ナトリウムの含量(wt%) のお問い合わせをよくうけますので、今回はそれについて説明致します。 ☆次亜塩素酸ナトリウム溶液”について 次亜塩素酸は水溶液としてのみ存在する弱酸です。次亜塩素酸の塩である次亜塩素酸ナトリウムは、結晶水をもった固体として存在することはできますが、潮解性をもち、非常に不安定な物質です。このため一般には水溶液として市販されています。 次亜塩素酸ナトリウム溶液は、水酸化ナトリウム液に塩素ガスを吹き込んで作っておりますので、次亜塩素酸ナトリウムは溶液中にしか存在しません。よって“次亜塩素酸ナトリウムの濃度”という数値は実際には存在しないため、次亜塩素酸ナトリウムの濃度を表示することはできません。そのため、溶液中の有効塩素量を測定し、これを品質保証項目として表示しております。 ~~~~~~~~~~~~~~ 実際、工場で製造される次亜塩素酸ソーダは出荷の直前に「有効塩素」と「不純物」の測定をして基準値を確認します。「有効塩素」は気温が高い夏は輸送中に濃度が下がってしまう傾向があるので、やや基準値より高めにして出荷されていきます。

ynd54646
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます! 次亜塩素酸ソーダ量は理論上でしか計算できないので、水溶液中に含まれている塩素量(有効塩素)量で表記していたのですね。