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旧仮名遣いの不自然さ。
ちょう→てふ どじょう→どぜう しょうゆ→せうゆ このように書くようですが、発音は、ちょう、どじょう、しょうゆですか。 そうだとしたら、字のままに素直に発音しないのはなぜですか。不自然ですね。 ちょ、しょなどは発音にマッチしますのでその事に気付いて変更されたと思いますが、誰が考案したのですか。
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旧仮名遣い(下記1)は、平安時代の発音です。発音は変わって1940年代にはその差が大きくなったので、当時の発音に近いよう変えたのが現代仮名遣い(下記2)です。 1。 http://www.geocities.jp/nm3032nakatsu/koten/kt01.html 2。 http://kokugo.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/joho/kijun/naikaku/gendaikana/kaisetu.html 英語でも knight 「ナイト(騎士)」の始めの k や、中程の gh は、現代英語では発音しませんが、昔の15世紀頃の中英語の名残です。 言わば英語のスペルには旧スペルが残っている訳です。 どこのことばでも、古い時代に出来た仮名遣いやスペルは、いまの発音とあわないのが普通です。
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- phobos
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No.1、No.2のご回答の繰り返しになりますが、 > 字のままに素直に発音しないのはなぜですか。不自然ですね。 今から約1300年前の奈良時代には、ごく自然に、当時の話し言葉の発音を素直に文字に表していたのです。 それが「旧仮名遣い=歴史的仮名遣い」です。 言い換えれば、昔は「旧仮名遣い」の字のままに素直に発音していたのです(ただし文字の発音それ自体は今とは違う物があります)。 その後長い年月の間に、話し言葉は徐々に変化して来ましたが、いったん文書に書かれた文字は変化しようがないので「文語」として代々踏襲されて残って来ました。 しかし「口語」とのギャップがあまりに広がってきたので、70年前に敗戦を機に文部省の指導でエイヤッとリセットして現代口語の通りに文章を書く決まりになりました。 現代の私たちから見れば、質問者さんの感じる不自然さは全くごもっともですが、歴史的な経過を知るとなかなか面白いものでもあります。 ご参考までに 「古代日本語の発音で百人一首ランダム読み上げ」 https://www.youtube.com/watch?v=cFsWNGDafHo が面白いですよ。 一例をあげれば、百人一首の謙徳公の歌 「あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな」 は、奈良時代の読み方では 『あふぁれとも いふべきふぃとふぁ おもほえで みのいたどぅらに なりぬべきかな』 でした。 1300年の間に変化した、現代の読みは 『あワれとも いウべきひとワ おもオえで みのいたズらに なりぬべきかな』 また「朗読 源氏物語 若紫1 平安朝日本語復元による試み」も面白いです。 https://www.youtube.com/watch?v=5jEWDiPlxXU&feature=youtu.be ご興味があったら見て頂くと良いでしょう。 なお「たちつてと」は、かつてはta ti tu te to(タ・ティ・トゥ・テ・ト)と発音されていました(ダ・ディ・ドゥ・デ・ドも同様。また「ゐゑを」はウィ・ウェ・ウォ)。 ta chi tsu te toの発音に変わってきたのは江戸時代頃からのようです。 発音が先に固定されていて文字を当てはめたのではなく、文字は変わらずに発音の方が変わってきたのです。 上記YouTubeの古代日本語発音の復元例を見るとよく判ります。
お礼
ありがとうございました。 未来はどのように変わるのか変わらないのか興味深いです。
- marisuka
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>字のままに素直に発音しないのはなぜ 昔は「ゃ」「ゅ」「ょ」「っ」「ん」の発音を表す方法がなかったからです。そこで、最も近い書き方で書くしかなかった、というわけです。 誰が、というのはよく知りませんが、明治になってヘボン式ローマ字が知られるようになって、(つまり子音を二つ重ねるのアリなんだ、と)ああそうやればより近い発音が表記できるのか、と気づいた時から変わったと考えています。 だいたい日本語の「たちつてと」だって変なんですよ。ta chi tsu te to と書くじゃないですか。あれって、それぞれそんな発音だからであって、タ行でまとめちゃうには不自然なはずです。でも、そう書くしかなかった。発音が先に固定されて、あとから文字をあてはめたからです。そして長い年月の間に変わってきた。だから不自然満載なんです、言語って。
お礼
ありがとうございました。 表記の工夫がなされて今があるのですね。
- yymddttmm1
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どじょう→×どぜう ○どじゃう 駒形泥鰌の商標 しょうゆ→×せうゆ ○しゃうゆ さしすせそに当てはめるため です。 ちゃんと勉強しましょうね。
お礼
ありがとうございました。 昔の仮名遣いは難しいです。身近なシニアの方々に教えてもらって覚えると楽しいかもしれないです。
明治維新の後、言文一致運動が起こるまではそのように口語と文語が かけ離れているのが普通の状態でした。 言葉は生き物なので徐々に変わってゆくのが本当なのですが、文章に書かれる 文字の方は変わらなかったのですね。日本は天皇制がずっと続いてる世界にも 稀な国です。通常であれば国が滅びたり新しい国が出来たりという時に、 文字や話し言葉が統一されたりするのですが、日本は長く続いているが故に 文章の中の言葉と話し言葉との差が大きく開いてしまったのかもしれません。 言文一致運動は、坪内逍遥や二葉亭四迷などが有名ですね。これらの文学者が 話し言葉そのままの小説を書くことで言葉のあり方が見直されました。 彼、彼女という言葉なども明治期にHe Sheなどを翻訳する必要に駆られて 出来た言葉です。今の日本語は明治期を境に作られたものがメインです。
お礼
ありがとうございました。 昔の人の中にも、表記が話し言葉と随分違う事に不自然さを感じた人たちがいた事はいたのですね。
お礼
ありがとうございました。 英語でも knight 「ナイト(騎士)」の始めの k や、中程の gh は、現代英語では発音しませんが 表現の違いと言うものがおぼろげにわかる気がします。