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MFCを含んだ配管のバルブ操作の順番
1次側は0.2MPa程度に減圧された材料ガス、エアオペバルブ (1次バルブ)、500 SCCM のMFC(マスフローコントローラ)、 その下流にはエアオペバルブ(2次バルブ)を介して、真空チャ ンバーに繋がっており、チャンバーはターボポンプで排気され ています。MFCはClose機能の無いもの。流量設定を0にしても 少量流れてしまう。 バルブの操作手順ですが、「開けるときは下流から」「閉める 時は上流から」と習いました。 まず、閉める時。 1. 1次バルブを閉める。(配管内の材料ガスはすべて排気され、 真空になる) 2. MFCの設定流量をゼロにする。 3. 2次バルブを閉める。 で、良いと思います。 では、開ける時。 1. 2次バルブを開ける。 2. MFCを設定流量(例えば50SCCM)にする。(1次バルブが閉なの で、配管内は真空のまま) 3. 1次バルブを開ける。 この時ですが、2-1.で設定流量に対し、実流量が無いので、MFC はフルオープンに近い状態になっていると考えられます。そこで 急に3-1.で1次バルブを開けると、過大流量(オーバーシュート)が チャンバーに流れることになります。 かと言って、実際に2-1.の変わりに、 2.でMFC設定はゼロのまま、1次バルブを開けても、オーバーシュ ートはあるようです。 このような、1次バルブ-MFC-2次バルブという配管系の操作手順 で正しい方法とその理由を教えてください。 以上
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こんばんは 某半導体メーカ プラズマCVDエンジニアです。 質問内容は、”オーバーシュートすることがない、正しい 操作方法は、何か?”と言うことでしょうか? それならば、かなりむずかしいのでは・・ なぜなら、最初の方に書いてあるように、Close しても少量流れる(いわゆる、”出流れ”) が起きているからです。特にTMPで引いているので チャンバ側はかなりの高真空ですのでなおさらです。 したがって、 1.MFCを交換する。もしくは設置方向を変える。 (メーカによっては、これが大きい。出流れの原因の ひとつ) 2.そして、上記手順でMFC設定0→Maxへとすこしづつ 開ける のが良い方法ではないでしょうか。 また、どのようなシステムでも少なからずオーバシュートは あるので、最適なMFC(例えばデジタル制御だとか、 設置方向に依存しないとか)を選ぶ必要があると 思います。
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- ie-
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基本的には、MFCをcloseにしておけばガスは流れない 様に感じます。一度MFCのメーカに問い合わせてみては どうでしょうか?参考程度に、対応策としてなんですが、2次とMFCの間にバリアブルリークバルブ(VLV)を入れてみてはどうでしょうか?VLVでゆっくりガスを入れてあげればオーバシュートはないと思います。(多分・・・)ただし面倒くさいのでお勧めできません(笑)
お礼
ご回答ありがとうございます。 まさに、VLVを入れたいところですが、面倒ですね。 使用しているMFCにはClose機能は無く、#1様へのお礼に書いたような、 現象でオーバーシュートが起っていると思います。これまでに使用 したことのある、MFCは全てこのタイプでした。 ご回答ありがとうございました。 以上
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはり仕方が無いのですね。 出流れについてですが、寧ろ次のようなことを考えています。 1次バルブを閉めて、排気してMFCの両側が真空の場合、差圧もありませんし、 流れもありません。従って、MFCとしては無理にCloseしようとしなくても 流量ゼロなので、実際には閉まっていないのではないかと考えたのです。 そのため、その状態で1次バルブを開けるとオーバーシュートが生じるのでは ないかと。ひとたびオーバーシュートすれば、MFCは流量をしぼり、所謂「出流れ」 状態(Max流量の5%程度でしょうか)に落ち着くという感じです。 で、とりあえず、現状ではMFC設定ゼロで1次バルブを開けた場合と、 一定の(例えば50SCCM)設定で開けた場合で、オーバーシュートの 量は異なるのでしょうか? MFC設定ゼロでバルブを開けた場合でも、一瞬、表示が500SCCMとなる ことがあります。 一定の(例えば50SCCM)設定で開けたことはありません。もしやった とすると、もっとオーバーシュートは大きくなってしまうのでしょうか? よろしかったら、お願い致します。 ありがとうございました。 以上