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個人経営の飲食店が消えFCやチェーンだらけに
日本では何年前ぐらいから、今のようなチェーン店やフランチャイズの飲食店だらけになったんでしょうか。 日本は高齢化社会なのに味付けとかメニューとか年寄りにはきついはずの冷凍レンチン料理店が台頭してる理由が良く分かりません。 店ですから高齢の足でその場所に来ないといけないですよね。 高齢社会と外食チェーン拡大は矛盾すると思います。 今の状態になった背景と経緯を知りたいです。
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>日本では何年前ぐらいから、今のようなチェーン店やフランチャイズの飲食店だらけになったんでしょうか。 全国規模のチェーン店やフランチャイズの飲食店が、どこへ行っても目に着くようになったのはここ10年位のものでしょう。 チェーン店やフランチャイズ形式の飲食店は1970年代に始まりました。 元々は鳥の唐揚げを提供する企業がこの形式の草分けです。 ハンバーガーを提供する企業が即追従して始めました。 コンビニエンスストアーもほぼ同時期に全国展開を始めました。 現在も使われているファーストフードと呼ばれる食事形式といいますか、飲食物の提供方式が高度成長期の若いサラリーマンや学生の間で広がって行きました。 独身の経済力を持った若者が多数いて、自炊なぞしなくても済むということが受け入れられたのでしょう。 この現象に目を付けてソバや丼物など決まりきった料理を提供する企業が次々と現れました。 現在のファミレスのような形式の店舗は1960年代にも沢山有りましたが、チェーン店やフランチャイズ形式のものはごく僅かでした。精々支店という程度のものでした。 高度成長とともに車を所有する人間が爆発的に増え一種のステータスとなりました。 自家用車で乗りつけて家族で食事を楽しむという風潮が広がり、それとともに、チェーン店やフランチャイズ形式の飲食店が都市の高速道路の沿道や、都市周辺の主要道路沿いにぞくぞくと開店していきました。 旧来の個人経営の飲食店は都市の中心部で相変わらず頑張っていました。 しかし、土地バブルで都市中心部の個人商店が次々と売り払われて行きました。 やがてバブブルが弾け、個人飲食店の店主の高齢化、後継者不足が始まりました。 大学への進学率が上がり、個人飲食店を継ぐことを嫌いました。 飲食店を志す若者も昔ながらの徒弟制度で包丁の修行などというまどろっこしいことはしません。 ラーメン店など手軽に開店できる方を指向します。 給与が以前のように昇がらない上にバブル期に購入した家のローンの支払いが負担となり消費者が外食を控えるようになり顧客が減少し始めました。 高度成長期には次々と申し送りされていましたが、今時の若者も複数のオッサンから申し継されても義理も馴染もない店へは行きません。 顧客の現象は高齢化によるリタイア組みが急激に増えたことも影響しています。 年金暮らしでは現役時代の馴染みの個人飲食店へ通うこともままなりません。 こうなると、食材の仕入れ価格が安く安価な決まり切ったメニュー(工場での量産品)を提供するチェーン店やフランチャイズ店の方が有利になります。 郊外と都心という一種の住み分けが崩れチェーン店やフランチャイズ店が都市の中心部へぞくぞくと乗り込んできました。 これが現在の姿です。 高齢化社会の味付けを御心配されておられるようですが、上記しましたように現在の75歳未満の高齢者はそもそもが外食の味に慣れています。 お袋の味だの手料理などに拘りません。 これに拘るのはいわゆる後期高齢者です。 後期高齢者相手に個人飲食店が頑張ってみてもお客の数は知れています。 チェーン店やフランチャイズ店も競合が激しいのでメニューも年寄り向けの物を増やします。 ざっと以上のような経緯です。
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- jkpawapuro
- ベストアンサー率26% (816/3045)
1低所得者層の増加により食事に高い金を出せる人が減った 2学校給食と料理の下手な親の料理やレトルトで育った人が増えて、個人料理店よりチェーンのほうがおいしく感じる人が増えた 3個人料理店の技術不足、バイトが袋切って温めるだけの料理と明確にレベルが違う料理を町の定食屋が出せていない。 たべろぐを見ずにフラっとその辺の定食屋に入れないですよね。下手すりゃチェーン店より高い癖にまずい。それだと個人の料理店はなくなっていきますよ。彼らはプロの高い技術で金とってるんだから、それだけの料理出せるようになってから店を出さないと。ただそもそもお金を出さない、出せない人も増えてるんだと思います。
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11074/34518)
「失われた20年」の後半10年くらいだと思います。つまりキーワードは「平成不況」です。 コストっていうのは、大量仕入れで大幅に削ることができます。サイゼリヤでは生ハムがすごい安い値段で食べられますが、それはものすごい大量の生ハムをイタリアで買い付けて持ってくるからです。「1個買うから安くしてくれ」は通じませんが、「1000個買うから安くしてくれ」は売る方も考えないといけません。ありとあらゆるコストというやつは、規模が大きくなることで1つあたりを下げることができるのです。「薄利多売」ってやつですね。 個人経営だと、このような大量に仕入れることによるコスト削減効果というのは絶対に無理です。むしろ、多品種少量生産になるのでコストはむしろ上がることになります。いま牛丼は1杯380円くらいします。一番安いときで290円だったことがあります。個人経営の店で牛丼1杯を300円で提供することは絶対の二文字をつけて不可能です。 そして不況とデフレ社会によって人々の手持ちのお金は減りました。生活に余裕がなければ、「栄養うんぬんよりとにかく腹がふくれること」が優先になります。「牛丼なら300円でお腹いっぱいになれる」という人が個人の飲食店で1200円払ってご飯を食べるかというとそれは貧乏人には不可能です。格差社会によってお金が出せない人が増えてきました。 またこれは日本に限った話ではなく、世界的にそうらしいんですが、低所得者層というのはCMとかそういう宣伝にも踊らされやすい傾向が強いそうです。だから大きなチェーン店が広告を派手に打ったりして「話題の店」になると、そこに彼らは集中してしまって、「個人の店を切り拓こう」ということはしなくなるのです。 どちらにせよ、個人経営の店が伸びるためには経済全体が右肩上がりじゃないといけないんです。個人経営の経営者は必ずしも経営能力が高いとは限りません(というか、相対的には低い人がほとんど)ので、彼らが生き残るためには「経営能力の低さをフォローするだけの景気の良さ」が必要なのです。
様々な要因が複合的に重なり合っているように思います。 しかし、最大の原因は、日本人全体の味覚などの感覚器官が鈍感になっているからです。 鈍感になった原因は、生活様式の変化です。 ほとんどの日本人は、マンションなどの集合住宅は言うに及ばず、個人の発注する注文住宅さえ、現地の大工さんはただの窓口で、東京で設計して現地で組み立てただけの家に住んでいます。 自然界の色の百万分の一も再現できないテレビやパソコンなどの人工映像から、色彩感覚を育てています。 国内ばかりでなく海外旅行だって、東京の旅行代理店の作ったメニュー通りに動いて同じ場所で記念写真を撮影しています。 お茶室のある家に住んでいる日本人は、1パーセントもいないでしょう。 経済的にも文化的にも貧しい人は、美味しい料理でなく、安い餌を食べるしかありません。
実は外食チェーンのメイン客は独身高齢者ってよく聞くよ。外食チェーンも高齢者向けのメニューを増やしてる。
- もこ猫ミクにゃん(@miku-chi)
- ベストアンサー率31% (3132/9928)
そういった外食FC、チェーンも高齢者向けデリバリーや弁当に手を出してますよ。 うちの祖母はムカつくことに私の薄味柔らかめ手料理を食べなくなってしまったので、そういったサービスをたまに利用しております。 ・・・でも高齢者向けメニューも祖母は食べてくれませんけどね。 意外と濃い味付けを好みます。
- nijjin
- ベストアンサー率27% (4811/17777)
個人で飲食店を経営している人も年を取ります。 そうすると跡継ぎがいなければ廃業するしかありません。 また下手に手作りで作られた料理よりも冷凍食品やレトルトのほうが今は美味しい時代です。 たとえば丸鶏のダシなんかは下手に自分でとるより市販のもののほうがはるかに良いできです。 価格・メニューもファミレスと大衆食堂のようなところでは大きく違いファミレスが安いですし長時間くつろげます。 個人でも跡継ぎがいたり人気店でのれん分けするぐらいの店でなければやっていけません。 もっとも、飲食店のチェーン店が無いような場所だとそこしかないので潰れない限り大手のチェーン店には行く機会は少ないでしょう。
- catpow
- ベストアンサー率24% (620/2527)
>>日本は高齢化社会なのに味付けとかメニューとか年寄りにはきついはずの冷凍レンチン料理店が台頭してる理由が良く分かりません。 一部の個人商店は、格安&大盛りメニューなど、特徴を出してがんばっているお店もあるでしょうけど、やっぱりFCやチェーン店は、比較的安価で、安定した味の料理を出してくれていたからではないでしょうか? それなりの値段で、ちょっといい雰囲気で食事ができるってことかな? 個人経営の飲食店だと、お店を綺麗に改装するための資金が無くて、小汚いままで営業を続けているってこともありますよね。 まあ、そういうお店には、特定のファンがついていたりしますけど、経営者が高齢化してくると、やはり働くのが困難になったり、死んじゃったりします。 個人商店の子供は、親の仕事の様子を見て、「絶対に家は継がない!」とサラリーマンなどになった人も多いはずです。 そうなれば、親が亡くなったとき、そこのお店は廃業ってことになります。 個人のお米屋さんや酒屋さんがコンビニに変わっていったのも、似たような理由からではないでしょうかね? ちなみに、もう数十年前ですが、都内で、個人商店のお菓子屋さんに入ったことあります。 そのときは「いつもはコンビニだけど、たまには地元で頑張っている小売店で買って応援してあげるかな」と思ったんです。 でも、品揃えがいまいちで、しかも道路沿いだからか、埃をかぶったような商品も並んでいて、「コンビニで買うべきだったな。失敗した!」と後悔したものです。 >>店ですから高齢の足でその場所に来ないといけないですよね。 高齢社会と外食チェーン拡大は矛盾すると思います。 ですので、チェーン店でも、配達メニューなんてのも作っています。 まあ、早い話が、経営努力の差、資本力の差ってところではないでしょうか?
- guess_manager
- ベストアンサー率33% (1175/3512)
個人のお店のほうがまずくて高く不衛生なことが多く、そのようなお店に当たる確率が高いからでしょう。 また、冷凍レンチンメニューなのは確かですが、高齢者の味付け・メニューの好みを決めつけ過ぎではないでしょうか。McDonaldや朝のファミレスに行くと低価格のメニューにお年寄りがたくさん来てますよ。